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1話完結短編*お休みエンドロール

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日曜日更新*お休みの日、眠りにつくまえにいうときの「おやすみ」が笑顔でありますように* お休みがおわりかけたときにだけ聴くことのできる、ショートストーリー。
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#物語

オレンジ色からはじまるお休み。

部屋にオレンジ色の光が入っているのに、まだ起きたままの休日。 何してたっけって、何かをし…

7

お休みならいつだって、カレンダーに花丸を。

ラッシュ終わりの座れる電車。コツンコツンとヒールの音がはっきりと聞こえるくらい、静かな美…

9

いつでも全力で一生懸命な君におくる休日。

目を覚ますと、やさしい光が窓からもれていた。ひいたままのカーテンのほんの少し向こうに大き…

11

やりたい気持ち、解放する日を。

さっきまで夕焼け空がきれいだったのに、いつのまにか真っ暗になっていた。日が暮れるのがはや…

10

おおきな自然のなかで、ちいさなココロがふくらんでく。

バスに揺られながら、夜の街並みをながめる。そっと窓から外をみれば、空がどこまでも続いてい…

10

視線をかわすふたりの家ごはん。

日曜日の夜ごはんは、すこし早い。おもいおもいの休日をすごしたあと、夜はふたりで過ごしたい…

7

となり同士のスキとキライに、一筋のひかりを。

キーボードを打つ音がひびいてる。ときおり、電話でのやりとりだけのフロアの空気がふわりと和らいで、ざわざわしはじめる。 パソコン画面の右下にめをうつすと、時計がお昼をつげていた。うでを思いっきりうえにあげて、かたまった肩や背中をのばす。 お店にいくひと、社食にいくひと、買ってくるひとであっという間に和やかな雰囲気になる。そっと席をたって、給湯室の冷蔵庫にむかう。 今日はお弁当。 キライなものが入った、てづくりのものだ。 ★ 大人になると、キライをスキになるきっかけが少

朝をはじめる、夜の10分間と片手ごはん。

夕ごはんをたべおえたあと。 お風呂にはいる前にキッチンにたつ。 時間は、10分くらい。 朝を…

14

幸せとふかふかはこぶ、ハレの日に。

ばふんばふん 壁にぶつかりながら進んでいく。右手の指の関節のあたりがすれたのか、ヒリヒリ…

6

お休みを、休むだけの日にしない歌がある。

お休みの日の夜。 お休みがおわってしまう寂しさとか。 明日からの日がゆううつさとか。 そん…

12

親しき仲でも、伝えたいことは文字にして。

すこしずつ暑さがやわらいできて、二度寝にぴったりの時期になってきたようだ。 一度起きて、…

10

信じることから、つくりあげていく素敵さ。

きっかけなんて些細なことだったな。 いつも仕事をサポートしてくれる先輩に書類を渡しにいっ…

6

未来を変えることは、この瞬間を変えていくこと。

きっかけなんて、些細なものだった。 ほんとに小さなことで、人のきもちは簡単にかたむいてし…

8

後悔になりそうな想いをすくいに

コツンコツンと歩く音がひびく。思わず息をとめてしまうくらい、静まりかえった空間にすこし緊張しながら。懐かしさを身体いっぱい感じていた。 ★ 引っ越しをしようと決めたのは、まだ寒い時期だった。年末がきたら、新年度になったら。そうして、なんどもとおりこしてしまったのだけど、決まるときはスルスルと物事が進むみたい。 こんなとこだったらいいなっと考えていた場所で、1DKの部屋をかりることになった。 ★ 引っ越しすると決まってから、いまの部屋の駅には、あまりこないだろうなぁっ