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代本板とテレビ出演

今日、学生への授業の中で、図書館司書からの話があり、学生と一緒に聴いていた。

新入生を対象の講義であり、私は毎年新入生と一緒に聴いているので、話の内容はわかっているのだけど、話の中で文献検索の方法もあるので、フォローのために毎年授業に入っている。

司書さんからの話を聴きながら、ふと、思い出したのが「代本板」である。

同世代の皆様は、知っていると思うが、10代、20代の皆様は知っているのだろうか。
念のために自宅にいる大学院生の長男に聞いたところ、やはり知らなかった・・・が、そばにいた夫(50代)にも知らないと言われ、そちらの方が驚いた。

代本板とは、自分が借りた本のところに代わりに置く板のことである。字のまんまである。
小学校の図書館で使用していたのを思い出す。中学、高校でも使用していた気がするけど、本の虫で図書館通いしていたのが、小学生だった。中高になると、お小遣いで本を買って自分のモノにしていたので。

代本板の思い出と言えば、手作りの代本板である。
あの当時は、低学年から手刀を所持し、鉛筆を手刀で削って登校することになっていた。
小3くらいから彫刻刀セットを購入し、図画工作の時間に大活躍だった。

その彫刻刀を使用し、好きな図案を描いて彫り、自分だけの代本板を作るという授業があった。

ここまで書くと、その代本板の思い出を述べるのだろうと読者の皆様は思い浮かべたに違いないが、私の記憶はそこで止まっていて、その代本板を使って本を借りた、というレベルに留まる。

当時、図画工作の成績は、3段階なら真ん中、5段階なら4だったので、決して悪くは無いが、センスがあったわけでは無いので、特に作品を褒められた記憶は無い。

ただ、一度だけ、ゴリラの絵を担任の先生に褒められて、それでテレビに出たことがある。
斉藤Q六(久六)先生の番組だった。

ゴリラの絵がどうだったと先生に何か言ってもらった記憶は無いが、コメントを求められて「野球チームを作ったので、メンバーを募集します!」と言ったことだけは鮮明に覚えている。

・・・全く絵に関係ない。そして、言うまでもなく、野球の新たなメンバーが集まりもしなかった。

代本板の話から脱線してしまったけど、英会話のラジオの時間なので、終わりにします。


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