踏切警手のお仕事を見てみる
(注:この記事は以前執筆・公開していたものを一部修正したものになります)
2020/11/1
踏切って言われると、私は列車が来ると勝手にカンカン鳴り始めて遮断機が降りて来て…というのをイメージするんですが…
昔に遡ると、踏切にはそれぞれ警手さんが居て、警手さんは手動で遮断機を下げていたところも多かったそうで…
今では自動化が進み、そういった警手さんはあまり見かけなくなってしまったのですが…「埼京線の十条駅前の踏切には警手さんが現役で活躍している」というのを聞いて、気になって訪れてみました。
ということで、十条駅からこんにちは。
現在の十条駅はホーム両端がそれぞれ踏切があり、少し危なっかしく見えますが…
ここ最近赤羽駅周辺の高架を十条駅の近くまで延伸する(→十条駅付近を高架化する)ことが正式に決定しましたので、この駅舎もいずれ取り壊されて新しい駅舎に様変わりすることになるのでしょうか…?
右側の柱に「通過禁止駅」の表示があります。
さっきも話した通り十条駅の両端には踏切があり、もしも踏切内で異常があった時なんかを考えてなのか…どんな列車でも一度停車しないといけないというルールになっているそうです。
十条駅の板橋駅寄りにある、ここが警手さんが常駐する踏切、「十条通踏切」です。
踏切自体は自動で動くので、踏切内の安全確認を主に担っているようです。写真右側、踏切脇の建物から(写真だと小さいですが)白い旗が出ているのが確認できるでしょうか?
これで「踏切内異常なし」という旨を運転士に示しているようです。
旗の掲出後、列車に当たらないように旗をすぐさま中に取り入れ、列車が入線…!
なお、新宿方面へ向かう列車の場合にも白旗が出ますが…こちらは確認の意味合いを込めて十条の駅発車時に軽く警笛を鳴らすことも多いようです。
こうした人たちのお陰で、毎日安全に運行できるんですね…
いつもお疲れ様です!
今後高架化が完了すれば、この十条道踏切も合わせて周りの踏切がまとめて無くなる予定ですし、今の駅舎やホームも全部様変わりするので…この風景が見られるのもそう長くは無いかもしれませんね…
踏切が動いている最終日まで、警手さん達には頑張ってもらいたいです!
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