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祭 GALAのチカラ





4月26日、念願の初新橋演舞場。祭 GALAを観劇しました。とにかく素晴らしいの一言。楽しくてあっという間の140分でした。最高に幸せでした。

ここに記念としてこぼれゆく記憶のカケラをかき集めながら各演目の感想を記していきたいと思います。
なんせ最初っから最後まで圧倒されっぱなしでしたので、所々記憶も曖昧ですし感情も乱れております。文章も乱れております。もしよろしければお付き合いいただけたらと思います。

※ネタバレあります。













ちなみに席は1階上手側の前列という申し訳ないくらいの良席でした。誰に感謝したらいいのかわかりませんがありがとうございました。ほんとうに。

では、感想いきます。(演目のタイトルはパンフレットを参考にしています。)





◯オーブニング
ドン!という音で一気に引き込まれ、あっという間に祭 GALAの世界に誘われました。席の位置関係もありオープニングの映像は少し見えない部分もあったけれど、これからなにが始まるんだろうというわくわくでどんどんボルテージが上がっていきます。
そして奥から現れた3人。鳥肌ぶわあーーーでした。なんとも言えない感動、息を呑む迫力。演舞場を包み込むオーラ。素晴らしい登場でした。(ここからしばらく深澤さんを中心に目で追いかけています。)



◯GALA
リズムと音楽が体に響いてドキドキわくわくが止まりません。ひたすら深澤さんを追いかけます。横顔がほとんどですがその横顔の美しいこと美しいこと!すっと伸びた鼻筋、顎から耳にかけての美しいフェイスライン、まるっと丸い後頭部、透き通るような白い肌、そのすべてがあまりにも美しくて見惚れていました。ほんっとに好き。このときの引き締まった表情がほんっっっとにかっこよかったんです。好きなんです!!!



◯Dancing Floor
GALAからDancing Floorにかけての音楽、めちゃくちゃ好きです。(祭 GALAの音楽がどれも素晴らしすぎたので一つ残らず音源化してほしいです、切実に。)ミラーボールのような照明や3人でびしっと揃ったダンス。そして何と言ってもあの衣装。あの背中に「タ」「ヒ」「リ」の力強い文字のある白衣装が大っ好きなんですよ。派手すぎないんだけど舞台に映える。3人にとーってもよく似合っている。曲と演出と衣装がばっちりハマっててよかったなあ。(衣装もどれも全部好きです、ほんとに。)
あとこれは余談ですが、上手側に移動してきたときわたしの数列後ろにウインク飛ばしてました、びっくりしました。衝撃でしばらく岩本さんから目が離せませんでした。



◯新世界(岩本さんソロ)
これはねえ、もうねえ、岩本様でした。世界観がすごい。筋肉がすごい。雰囲気がすごい。かっこいい。岩本照を構成するあらゆる要素を凝縮したような、そんなパフォーマンスでした。ひーくんにしかできない。唯一無二のパフォーマンス。あんなに筋肉がついてるのに、どうしてあんなに軽々とした身のこなしができるんだろう。ふわふわと浮くような身軽さがあるのに、どっしりとした安心感もあって。岩本照ってやっぱり不思議な人だ、でも最高にかっこいいなと思ったソロでした。ソファーに寝転ぶ姿、セクシーでした。



◯あの日の少年(深澤さんソロ)
いやちょっとまってくれ、儚すぎん?????透き通るようなってさっき言ったけど、ほんと透き通ってる?そんなわけないよね?ってくらい透明感あふれる深澤さん、そしてその歌声。お耳が幸せすぎました。スクリーン越しに見るからなおさら非現実的な感じがして、それがさらに深澤さんの透明感をアップさせるという…。深澤さんをスクリーン越しに見せようとした人誰だろう。天才すぎる。あとこれは言わずもがなですがお歌と歌声が美しすぎます。きれいすぎます。最高です。ずっと聴いていたい歌声。まろやかでなめらかで甘い歌声です。贅沢すぎました、ありがとうございました。大好き。



◯Moon(宮舘さんソロ)
シルエット登場あざーーーっす!!!だてさんはシルエットよね。(とは)シルエット始まりのだてさんっていいよねって話。ちょっと隠されてるとセクシーさが増しますからね。閉じ込められてるときもそうでしたね。さっくんも言ってましたね。涼太は閉じ込めれば閉じ込めるほどいい、と。やっと意味がわかりました。でも前に出てきたときのロイヤルかつセクシーな舘様も新橋演舞場全体のハートをがっちり掴んでました。間違いないです。あのダンスと歌声に釘付けになりました。楽しそうに踊る舘様の表情が忘れられません。



◯三武将
これは正直一二を争うくらい好きな演目です。ちょっとやそっとのお稽古じゃあまずできないだろうなという息の合った動き、キレキレの剣さばき、相手への信頼。いろんなものがかちっと組み合わさって全員の力でできている演目だなと思うと、改めてこの舞台を作り上げた3人とカンパニー全体のすごさが見えて胸がいっぱいになりました。
深澤さん扮する秀吉が最初に人を斬る場面。冷徹な笑みを浮かべ「来いよ」と言わんばかりに相手を煽り、斬る。このときの!!!笑みが!!!怖いんですけど!!!めちゃくちゃ!!!めちゃくちゃ!!!!!かっこよくて(わたしに)刺さりました!!!(わたしが斬られました)(いろんな意味で)………すみません取り乱しました。とにかくあの笑みが頭から離れません。どうしてくれますか。
あとは岩本さん。その素晴らしい背中と腕の筋肉を!!!がばっと脱いで!!!見せつけられたら!!!もう殺陣どころじゃないんです!!!こっちは!!!もう!!!すでに斬られてるんですよ!!!………おっと失礼、取り乱しました(2回目)。どうしてくれますか。ほんとに。取り乱しまくりです。大変です。



◯Reincarnation
すみません、これは舘様のポールフライングからの井戸ですよね?違ってたら申し訳ありません。
ただただ宮舘さんの舞が美しくて力強くて見入ってしまいました。ポールに掴まるだけでもすごいことなのに、あれだけ難しい動きをちっとも苦しそうな顔もせず優雅に続けられるってやっぱり舘様は最強ですね。体幹どうなってるんだろう。激強ですね、間違いなく。腕も脚もお尻も逞しくてセクシーで、舘様の魅力たっぷりのフライングでした。
そして「家康〜!」と呼ばれてくるくる回る家康(改めだてさん)はとってもキュートでした。目が回ってよろよろ歩きのだてさん、バラの花びらが舞う中ポーズを決めるだてさん(上手側でも下手側でもやってくれてありがとう)。だてさんのボケとふっかのツッコミの間合いがほんとうに面白くて。細いと深いを言い間違えちゃうだてさんがかわいくて。なかなか井戸に入ってくれないだてさんに困り果てるふっかがかわいくて。拍手とフーが大好物なだてさんがかわいくて。たまにだてさんのボケにノッてあげるふっかがかわいくて。とにかくかわいいふたり!!さっきまであんなすごいパフォーマンスしてたのに?!かわいいんですよこのふたり!!でもってかわいいのはこのふたりだけかと思いきや、もうひとりいるんですよかわいい人!そう!岩本照!ひーくんです!なんやかんやあってやっとステージに移動した井戸から出てきたひーくん。井戸にスポットライトが当たってねこちゃんがいる!とだてふかが盛り上がるシーンは「おれ聞いてないんだけどー」と困っちゃうひーくん。でも「かわいがって!」とむちゃぶりされて「よしよーし」とそれに応じるひーくん。(そのねこちゃんに唯一ひっかかれたり猫パンチされたりしてしまうふっかさんもかわいいの。)その後寝転がって隠れたのに照明さんに追っかけられて見つかって拗ねるひーくん。かわいいが渋滞してます!!!ここちょっとかわいいが容量オーバーです!ひたすらかわいい幽霊さんたちでした!



◯お化け屋敷
このあたり記憶が曖昧で申し訳ありません。
ふっかとかわいいおばけたちのトークはこの前だったかな?かわいいおばけたち。寺澤くん、羽村くん、松浦くん。後輩くんたちと優しく楽しくお話するふっかさん、よかったなあ。あったかい気持ちになりました。個人的には松村くんの返事の間合いが上手で面白くて好きです。大きくなってね!!
ふっかさんの落語のようなおしゃべり、わたしはすごく好きで、これからお仕事に繋がったら嬉しいななんて勝手に思ったりしました。もっと見てみたい!おしゃべりであれだけ進めていけるってふっかさんにしかできないと思います。ましてやアドリブも絡めたりしながら。適応力と話術が発揮されていてかっこよかったなあ。
カッカッカッカッの件はもう少し前だったかな。カッカッカッカッからの黄色い照明でおばけダンス、先生笑っちゃう、注意される、など、ここのカッカッカッカッのところめちゃくちゃ笑いました。テンポと先生のカッカッカッカッが最高でした。超楽しかったです。カッカッカッカッが上手くレポできなくて申し訳ありません。
からのVroom Vroom Vroom。新橋演舞場で聴けて嬉しかったです。ふっかさんもだてさんも伸びのある高音がとてつもなくきれい。ふっかさんの遊び尽くせ〜のところ少しがなりというか音源やライブ映像で聴いてる感じとは違って聴こえた気がして興奮しました(がなり大好き)。ライブ映像で何度も何度も見てたのでまたちょっと違った感じのVroom Vroom Vroomもいいなあと思いました。メンバー紹介からの幽霊さんたちの礼もSo Cuteでした。



◯祭
衣装や雰囲気がガラッと変わって古典芸能の世界へ…。せりふはほとんどなく、途中からは面を被るので本当に体の動きだけで表現をするという普段なかなか見ることのできないパフォーマンスでした。花道を使ったり舞台を広く使って縦横無尽に駆けていく姿は圧巻で、その世界観にぐっと引き込まれました。特に舘様の動きが歌舞伎や時代劇を経験しているからか一際凛としていて、あれだけハードなのに呼吸も姿勢も乱れず常に美しかったのはすごいなあと思いました。あの猪鹿蝶のセット、かっこよかったなあ。後半では狐とおかめとひょっとこの面をそれぞれ被って劇のような舞のような(詳しくなくてすみません)演目があるのですが、3人の安定感がすごくて感動しました。ひょっとこの面を被ったひーくんがおかめの面を被ったふっかさんを追いかける場面では「ひーくんがんばって」「ふっかかわいい」(だったかな)という大向こうさんからの声かけもあったりしてほっこりしました。狐に扮するだてさんは動きが普段見る動きとは全く違っていて、ダンスでもアクロでもドラマでもバラエティーでも見ることのできない舞台のだてさんがいました。表現する語彙力が乏しくて残念なんだけどとにかくすごかったです。
そして踊り!とにかく盛り上がりました!手拍子したり振付を教えてもらって一緒に踊ったり。客席との一体感がすごかったです。このときジュニアの子が舞台上にいたんだけど、その子がまあ笑顔が素敵な子で、途中目も合ったりなんかして、きゅんきゅんしました!あの子すごい。ダンスも上手だし、なにより表情がとてもいい。これからもがんばってほしい!阿達慶くん、応援してるよ〜!!
この祭のとき、岩本さんにやられました…。目をしっかり合わせてうなずいてくれたりニコッとしてくれたり。驚きと嬉しさとドキドキでしばらく動けず。すごい!!とにかくすごいんですよ!!ファンサ(と言っていいのかな)というかあなたを見てますよ、感が!楽しんでくれてありがとうって感じでニコッとしてくるの!すごいの!ますます好きになっちゃうの!



◯変面
という状態からの変面だったので、ドキドキが止まらず。変面をまさかあんな距離であんな角度から見られるなんて思ってもいませんでした。でも仕掛けは全然わかりません。(当たり前)
変面のあとのレーザーを使った演出もすごかったですね。レーザーを操る岩本照、恐るべし。どこかへ連れて行かれそうな、それか岩本さんがそのままどこかへ行ってしまいそうな、不思議な空間でした。岩本さんならではの、岩本さんにしかできないパフォーマンス。目が離せませんでした。


◯演舞
まずデニム衣装、好きです。音楽、大好きです。アクロバット、最高です。水、降らせてくれてありがとうございます。ひとりずつの見せ場があり、3人でのアクロバット。後半も後半で当然疲れもあるだろうにここまでの動きがまだできるなんて!と終始驚きっぱなしでした。ハンモックを使った動き、実は少しハラハラしながら見ていましたが、安定感抜群、信頼関係ばっちりのパフォーマンスはとても感動しました。お互いの信頼あってこそのこの舞台、改めてすごいものを観させていただいたんだな、と本当に心が震えました。かっこいいとかすごいとかなんて言葉では足りないんだけれど、とてもとても素晴らしくてかっこよくて最高でした。アクロバットやるいわだてふか、めちゃくちゃかっこよかった。ほんとにほんとにかっこよかった。

エンディング
まず言わせてください。ゴールド×黒の衣装、ありがとうございます!!!!!大好物です!!!!!しかもめっちゃ似合ってた………最高。
エンディングの曲もすごくよくて、終わって達成感あふれる表情も最高で、カンパニーの皆さんの素敵な笑顔が心に残っています。もちろん大変なことが(こちらの想像以上に)たくさんあっただろうに、それを微塵も感じさせない晴れやかな表情。さすがプロです。
最後は手が痛くなるほど精一杯の気持ちを込めて拍手をしました。スタンディングオベーションもできてよかった。こんなに最高の舞台を作り上げてくださって、観せてくださってありがとうの気持ちをいっっっぱい込めていっっっぱい拍手しました。少しは伝わっていたら嬉しいな。






以上が各演目の感想になります。途中記憶も曖昧だし見てるところも極端だし、ほとんど何の参考にもならなかったとは思いますが読んでいただきましてありがとうございます。
何度も言いますが本当に素晴らしい舞台でした。初演である今年、新橋演舞場にて観劇できたことはとても貴重な経験だったなと改めて思います。



こんなにたくさんの要素を取り入れているのに、どれも中途半端になることはなく全てが素晴らしいクオリティーに仕上がっているというのはすごいことなのではないでしょうか。岩本さん、深澤さん、宮舘さんだからできたこと。ほんとにそう思います。この3人だから作り上げることができたんだな、と。3人のバランスもとてもよくて、でもそれはきっとたまたまではなくて。それぞれが自分の役割をきっちり全うしているからで。たくさんお稽古や話し合いを重ねて素晴らしいものを作り上げてくださったことに感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。


観劇当日を迎えるまでは“終わっちゃうの寂しい〜”という思いもありましたが、観劇後はものすごいエネルギーをもらってまたがんばれるぞ!という思いになりました。抜け殻になるかもと思っていたので、正直意外でした。それくらい祭 GALAのパワーはすごかったです。生きる力をたくさんもらいました。本当に本当に、ありがとうございました。


またいつか、祭 GALAのチカラを体感できる日がきたら嬉しいな。それまでまた、日々をがんばろう。このチカラがあればがんばれる。


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