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そろそろ落ち着きたいよねっていう会話

最近ふとしたときにいつも頭の中で堂々巡りしていることを書いてみる。

私は世間一般的には結婚適齢期といわれる年齢である。

今の世の中、結婚に遅いも早いも無いように思うが。

私の友人はほとんどみんなが年齢的にも、気持ち的にもそろそろ結婚してとりあえず落ち着きたいという希望があるか、もしくはもう子供もいて幸せな家庭を築いているかのどちらかである。

しかしながら悲しいかな、私はどちらにも属していない。生まれてこのかた、結婚願望というものを抱いたことがない。

だから最近は友人と話していても感覚として違うなと思うことが増えてムズムズモヤモヤ、変な感覚に陥る。

それに加えて家族の心配も徐々に始まってきている。

いつまでたってもなんの気配もない私を見かねて、最近は頻繁に色々言われるようになった。

みんなに色々言われても全然私は靡かない。

「そうか、じゃ前向きに考えてみよう。」

とか、

「結婚したいな~。」

ってなったことがない。

頑固である。


けれど何故ここまで前向きな気持ちがわかないのか考えてみると、今までの私の人生の中に理由があるように思えてならない。

私の家族は端からみると仲良し家族にみえていたようだが実際は違った。中身はドロドロ。

暴力的なことや精神的なこと、細かくいうとキリがない。

なんとか日々をうまく乗り越えていくために、私は幼少期からとにかく人の顔色を見て生活する癖がついた。

とくに父に対しては細心の注意を払って生活する癖が染み付いた。

けれども不思議なことに家族は自分達の家庭内環境がおかしいことにあまり気がついていない。正直、意味がわからない。

外では良い顔をしていても、家に入ったとたんに豹変する。その恐ろしさを経験し、その姿を散々みてきた私は、きっと結婚してもまた同じことになってしまうのではないかと怖くなっているのかもしれない。

自分がそうならないように努力すればいいのだけれど、気持ちがどうしても前を向かない。

この一種のトラウマが常に私の心のどこかをつついている。

どうしても拭えない。まだまだ拭いきれない。

これまでこの思いを人に伝えたことはない。

この文章を読んでくださった人の中には、同じような気持ちを抱いている人もいるのだろうか。


普通のオンナの感覚を知りたい。


そう願ってやまない最近の私である。






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