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母性とは?



自分に安心感がないまま生きてきた


数年前とあるSNSコミュニティで
私は何か困った事があると
直ぐ人に頼って甘えてしまう癖があるので
自分で解決する力を身につけて
人を頼らず自分を頼れる人になりたいです。
そう心の内を漏らした事があります。
するとある方から
私は人に頼ったり甘えたりすることがなかなかできないんです。
だから甘えられる人が羨ましいです。と返されました。
その「羨ましいです」という言葉を目にした瞬間に
私がずっと否定してきたことを肯定してくれる人がいるなんて!
という感動と衝撃がありました。

自分だけの世界に浸っていると分からない反対の側世界があると気付かされ、
改めて積極的に人とミュケーションを取る事の大切さを知りました。

私は未だに誰かに頼らないと生きていけないし、
自分では直ぐに解決できない事が多いと思っている節があります。

子育てや職場でも些細なトラブル・ハプニング・アクシデントを大ごとに捉えてパニックになりやすい私。
直ぐに判断しなければならない場面で冷静に自己解決をする自信がないのです。
なので直ぐに人に聞く・頼る・甘えるという行動を条件反射でします。

人に頼れないという人からするとこの私の話はどう感じるのだろう?

いつでも自分は誤った判断をしてしまうのでは…という心配や不安の渦の中。
いつまで経っても自分自身に安心感や信頼が持てないまま。

振り返れば生まれつき持っている私の特性もあるけれど、
これまでの人生で人から安心する言葉をしっかりもらえてなかったのか?
もらっていたのに受け取れなかったのか?
いづれにしても物事の捉え方の癖がそうさせたのだと思っています。

幼少時代

私は幼い頃から母親に
「あんたはノロマ」「鈍臭いわね」「この子大丈夫かしら?」
と言われ続けてきました。
そして自分でもそう実感せざるをえないことが集団生活の中ではあったのです。

図工や家庭科、習字は時間内に出来ず、先生に手伝ってもらって完成させる。
勉強は授業中、先生の説明を理解するのに一度聞いただけでは理解出来ない。
「分からないことは恥じ」として聞かずに困るまで分からないままにしておく。

学生時代までは色んな悩みも困った事も右往左往しても解決できないなら直ぐに母親を頼りにするのが最善の策だと自分の中で納得していました。
そして母親もこんな娘をなんとかしてあげよう。
と手出し、口出しすることで私への愛情表現をしてくれていました。
お互いそういう親子の関係性で成り立っていたのです。

社会人・結婚

20歳で就職、24歳で結婚し25歳・29歳で子供を産み育てています。
有難いことに就職直後に夫と出会う機会に恵まれたので
そこからは頼る先を母親から夫へと変えていきました。

会社での悩みも夫に相談して夫の意見を取り入れる事が多かったです。
きっと、男として頼られたい!と思っていただろうし、
私もそこに甘えていました。
夫は私のことを今でも常識・世間知らずだとよく注意されています。
なので夫は私の教育係という使命感もあるように感じます。
正直、納得がいかない事も多々あったけれど、
極度の自信の無さから私の存在が自体が社会不適合者だと思い込んできたので
夫には逆らえず布団の中で一人泣き叫ぶ事が多かったんです。
無意識に夫を上に置いている関係だったと思います。

子育て・パート勤め

仕事でも家庭でも目の前の事に必死で「大丈夫」ではないのです。
どうしても不器用でノロマだから早くせねば!となると、そそっかしくて危なっかしい行動をしてしまう自覚があります。
なので自然と「この人大丈夫かしら?」オーラを出しているようです。
そこを察知して手を差し伸べてくれる人がいるのです。

子育ても子供に何かあるとすぐに「どうしよう」とパニックになり
夫や母、相談窓口等、誰かしらに連絡して指示を仰いでました。

私は母性が薄いのかも

大人なのに自立できない幼い自分を恥ずかしいと思っていました。

でもここ最近で私は、
そういう人間なんだもん。もう直せなくても良いんじゃない?
と思うようになってきたんです。

母・夫以外にも私を助けたいと思って助けてくれる人がいるなんて、
なんと有難い環境なのか。
そこをちゃんと受け入れてあげたいんです。

母性が育まれなかった私が子供を育てていてもいいんだよ。

そもそも母性って何?


先日、ある方のSNSでZOOM参加企画の
お絵描き瞑想会を目にしました。
テーマは「母性引用太極図」
母性がない私に母性が芽生えるのでは?と淡い期待を込めて申し込みました。

その瞑想会では自分の部屋を暗くして、
キャンドルライトの中、パワーストーンを握り、
好きなアロマの香りを漂わせて、深呼吸しながら
その方の優しい言葉の誘導で自分の高次の存在と繋がってくのです。

私の前に現れた高次さんは携帯電話の笑顔の絵文字
☺️⇦こんな顔が、でっかく現れました。
「その高次さんはなんと言ってますか?」という主催者の問いから私に来た言葉は
「それでいいんだよ」「安心してね」でした。

どれだけ今までの自分が不安だったか、
子育て含め、過去してきたことや今判断した事に自信が持てなかった自分にこんなに優しく包んでくれる言葉が来てくれました。

過去してきたことや今判断した事、
全て「それでいいんだよ」「安心して」
と言ってもっと自分を安心させてあげよう。

今まで誰からもそんな言葉かけてもらえなかった。
と思ってしまったけれど、自分からかけてあげれば良いだけのことなんだ。
そんな単純なことだけど今気づけて本当に良かった。

こんなに頼りない親が子供を育ててきたけどそれが私の今までの子育て。
後悔しようがしまいが過去はやり直せないし、
私なりにその時の判断で精一杯育ててきた。
それだけははっきり言える。
ここ最近そう開き直ってから
子育てに対して自然と根拠のない安心感が芽生えてきました。

この根拠のない見えない安心感を与える事こそが母性なのかな?

自分が大丈夫でなければ、人に大丈夫のオーラは与えられない。

これから否が応でも自分で解決しなければならない時は何度もくるだろう。
その時に自分がどんな判断をしてどんな結果になっても
この言葉を思い出そう。






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