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無意識の怒り連鎖

自分から貼って行くラベル、固定観念ほど怖いものはない。

会社の先輩に非常に腹が立った。
こういう人を受け入れられない自分なんだと気づく。
そういう自分を明日も続ける必要はないということもわかる。
断ち切って、腹を立てずにわかることができたら、その人の考えや価値観を想像してみて、納得することが出来れば、本当はそれが一番良い。感じたことと考えたことを率直に伝える技術を持っていれば、とてもいいのに。

技術も必要だが、もっと必要なのが、メンタルモデル。
昨日までの怒っている自分を明日から捨てられない理由は、「自分はこういう人間だから(譲れないタイプ、意思を変えないタイプ、自分から謝らないタイプ、嫌いになったら一線を引く、等)」というラベルというか、自分に対するメンタルモデルがあるから。
意識しないと、忘れて、圧倒的にやられるメンタルモデル。

そして最後に一つ重要なことというか、肝心なことがある。
人というのは怒りの対象が理解できていないことが多い。喜びもそうか。
そもそも、人へ怒りを抱えているときは、その人ではなく、その人が発した言葉やされた行動への怒りのはずなのに、全面的な否定に関連付けられてしまう。頭の中で、その発言やされた行動は、自分の全面的な否定を受けた気持ちになっている。
自分のその発言、行動だけではなく、全体的に日頃の発言、行動に文句を言われた気持ちになる。
これが結局、怒りを増長している原因。
切り離せないと悪循環になる、

この関連付けがなぜ起きるのかだけ、わからない。
不思議でならない。ともかく、思考回路が悪い方へまわっていると気づくまでに時間がかかってしまう。
止められる、自制できるのが一番いい。

しかし、怒るという感情自体は、消えるものではなく、消さない方がよく、表したい。
なぜなら時にそれも魅力的な光景になるから。

これからも、無意識の怒りを飼い慣らしていきたい。

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