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作られた分断

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2019年1月の記事一覧

作られた分断:第十一部 「民主主義を守るため」ハンストした若者 県民投票不参加の5市、反対派の切り崩しねらう

来月24日に、辺野古新基地建設の是非を問う県民投票が行われる。各種報道でも示されているとおり沖縄県民の大半は、辺野古への移設に反対だ。ただ、県民投票に向けた県内の自治体の動きは非常に鈍い。県民投票に不参加を表明する自治体が出てきたのだ。これまでに県民投票不参加を表明した自治体は沖縄市、うるま市、宜野湾市、石垣市、宮古島市の5市。 この5市が県民投票を実施しなければ、県内の有権者の実に3割が投票できないことになる。有権者から投票する権利を奪うのは、民主主義と参政権の否定である。

削られる年金 膨らむ防衛費 | 作られた分断#10

なぜ、辺野古の新基地建設が沖縄県に住む人たち以外にも関わってくる問題だといわれるのでしょうか。 辺野古の埋め立てに反対する理由は実にさまざまです。 ローラさんの「美しいサンゴ礁を埋め立てないでほしい」という純粋なものから、「反対する人たちの意見に耳を傾けようとしない政権のやり方に反発している」という手続き、手法について批判する人もいます。 じゃあ、あなたはどうなの?ってことなんですが、辺野古の話題を出すとよくこんなことを言われます。 「辺野古のことは政治に関わるよく分か

作られた分断:第九部 ローラはエコ意識が高いから辺野古の埋め立てに反対した

タレントのローラさんが、Instagramで辺野古の埋め立てを中止しようと呼びかけたのは衝撃的でした。(それに、Instagramは基本的にコーギーしかフォローしていなかったので見逃しました。) しかし、すぐに納得することができました。 ローラさんの場合、ただ純粋に辺野古の海を守りたいと思っているからです。 そこに政治的な思惑などいっさいないので、ストレートに人の心に届きます(届かない場合は心の通信環境を整え直すべきだと思います) 実際、ローラさんが呼びかけたホワイトハウス