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トルソーを縛ることに意味はあるのか?

どもどもっす、縛師のたかせ秦之助です。

緊縛初級者で、よくトルソーで縛りの練習をしたりすることがありますが、「トルソー縛っても意味がない」とか「トルソーと生身の人間は全然違う」とかいう批判がおこりがちです。

それでも、練習をさせてくれるお相手がいらっしゃらない方は、やむにやまれず、仕方なくトルソーで練習されていたりします。

ちなみにたかせが初級者だったころはどうだったかと言いますと、トルソーで練習したことはありません。

かといって特定のパートナーがいたわけでもないので、初級を卒業するまでめちゃくちゃ時間がかかりました...

で、結局といいますか、本当にトルソーで練習しても意味がないのか否か、冷静に考えてみることにしました。

メリット① 無限の体力と時間を持っている

生身の人間がお相手だと、当然それぞれに都合もあれば、体力に限りもあります。

緊縛に限らず、何かを習得するためには、反復練習はとても大事だし、ときには時間をかけてじっくり手順を確認したりすることも大事だと思います。

これは、生身の人間相手には難しいことなので、早く上達したい人には、むしろ積極的にトルソーを縛る理由にすらなりえると思います。

メリット② 姿勢を制御できない

大抵のトルソーは軽すぎるし、モノによってはくるくる回転してしまうので、めちゃくちゃ縄がかけにくい。

生身の人間相手だとそんなことは無いから、トルソーでは練習にならない、みたいなことを言われがちですが、それはむしろ逆なんでは?と思っています。

受け手さんというのは、縛り手にとても!とても!とても!気を使ってくれる優しい生き物でして、多少無理めな縄の引き方をしたとて、踏ん張ってくれたりします。

ありがたいっちゃ、ありがたいことではありますが、これにより縛り手が気づくべきを失っているとも言えます。

つまり、縄を運ぶときに、そのときどきで、どのように受け手さんに負担がかかっているのか、生身の人間相手だと、逆に分かりづらかったります。

そう!そんなときのトルソーちゃん!

現代のトルソーさんには忖度という機能がついていないため、引っ張られれば引っ張られるだけ姿勢を崩します。

これはすなわち、生身の人間相手だろうが、同様の負荷がかかっているという話で、これを知ることは、明らかに縛り手の縄捌き向上につながることと思います。

結論、トルソーを縛ることに意味はあると思います

トルソーを縛ることでしか気づき得ないことがあります。

そして、これを否定するなら、プロ野球選手の素振りやプロボクサーのサンドバッグ打ちすら否定することにもなると思います。

ひとつひとつの動作の意味を知るには、むしろ生身の人間相手じゃないほうがいいんじゃないかとすら思います。

とは言え、受け手さんがどう感じるかが一番大事

緊縛をされる方の9割9分は、できれば生身の人間を縛りたいと考えているかと思います。

トルソーさんは、痛いとか苦しいとかは教えてくれませんし、生身の人間とは肌質とか肉感とかが大きく違います。全然違います。

そして何より、生身の人間である受け手さんがどう感じるかが、緊縛のすべてであると言っても過言では無いかと思いますので、その点、勘違いなきよう、ご留意ください。

自分では気づいていない事が多いですが、トルソーを縛っているかのごとく生身の人間を縛ってしまっている人、結構多いです。

まじで気をつけましょう。

まじでまじで気をつけましょう。

たかせも先日、緊縛撮影をしているときに、いろいろと気が散りすぎて、受け手さんにおこられましたとさ...

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