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読書その他

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読書をしていて感じていることなど本の感想以外についてです。
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#本

「辻村ワールドすごろく」のすすめ あなたにとって大切な1冊が、きっとここから見つかります

辻村深月さんの作品は、基本的にはそれぞれの作品内で物語が完結する構成になっていますが、作品によっては読む順番が存在するシリーズのようなものがあります。 それは「辻村ワールドすごろく」という名称で、順番通りに読むことで面白さが何十倍にも増す仕掛けになっているんです。 当記事では、「辻村ワールドすごろく」の全作品を読んだ僕が、その全作品についての紹介と感想、そして魅力について書きました。 辻村ワールドすごろくとは?辻村深月さんの作品は、登場人物や世界観がつながっていることが

【雑記】本との出会いは人との出会い【一箱古本市、読書会体験記】

皆さんにとって、読書は1人で行うイメージが強いのではないだろうか。 確かに本を読むという行為は1人で行うことが多く、1人でも楽しめる趣味ではある。僕も普段読書をする時は1人で行っている。しかし、僕は「読書を通じて誰かと直接交流できる場」に参加したことで、読書の楽しみ方が増えたと思っている。そのきっかけとなったのが、「一箱古本市」と「読書会」だった。当記事は、その時に感じたことなどについて書いた。 一箱古本市6月18日に、新潟市で開催された「一箱古本市in現代市2023」(

合わない本って何だろう?

「この本、なんか合わない」 SNSを見ていると、こういった投稿を目にすることがある。 本を読んでどう感じるかはその人の自由だと思っているので、投稿に対しての不快感はない。 ただ、このような投稿を見る度に、自分はどうか問いかけることがある。 僕がこれまでに合わないと思った本は少ない。 小説にいたっては0かもしれない。それは良いことなのだろうかと、実は最近悩んでいる。単に読んだ冊数が少ないからなのだろうか。 そこで合わない本について、自分なりに考えてみた。 合わない本