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KAWAI VPC-1 来た

正午少し前に、先週注文しておいたMIDI鍵盤が配達されました。アコースティックピアノ同様に木製の鍵盤が使われ、内部では実際のハンマーが物理的に動作して、鍵盤操作をMIDIデータに変換して送信する装置です。PC上のヴァーチャル・ピアノ音源を鳴らすためのリモート鍵盤として、私が選んだのは河合楽器のVPC-1という機種でした。

それまで使っていたKORGのKRONOS 73というワークステイション型シンセサイザーからの買い替えで、VPCも中古でしたので差額12000円で導入することが叶いました。クロノスは2020年に9万円ほどで購入していたので実質10万円と少し。自分では良い買い物ができたと考えています。

販売品にはスタンドが含まれ、2個口の発送となり、どちらも大きく重い荷物でした。キーボード本体が29.5kgもあって、開梱からセッティングまで一人で行うのに大変苦労しました。

奥のスタンドが付属品です
信じられない量の緩衝材

購入を決めるまでに販売店にて現物のチェックを行っていますが、梱包材を剥がしてみると記憶に無い凹みを発見しました。また筐体の一端に傷がついており、元からあった瑕疵なのかどうか、それらを問い合わせたい衝動にかられましたが、その後のやり取りを想像すると気が滅入るので、もうこれはこれでいいです。とりあえず動作確認はできましたので。

天板に凹み
背の部分にも若干の歪みが
破損した角は確認してたかも

室内にどうレイアウトするか悩んでも答えが出ず、とりあえず収めてみました。この位置には専用のスタンドにモニタースピーカーが立っており、その中央にパソコンデスクを置いていました。今それらは別の部屋へ避難しておりますが、使うものですからまた持ち込まなくてはなりません。

キルトの布があったので敷いてみた
カバーにできる

考えても答えが見つからないのでキーボードの上にスピーカーを、そのまま置いてしまいました。このまま運用するつもりはありませんが、良いセッティング法が思いつくまでこのままでしょう。この置き方での出音は全くモニターライクではなく辛いものがあります。

スピーカー置いたのでカバーにできない

ヴァーティカルツインのスピーカーは縦に置かないと定位がフォーカスしません。もっとも、距離を取ればアリでしょうけれど、これは手が届くほどの近距離で厳しいです。しかしピアノ音源をプレイヤーポジションのマイクで再生すると、そこそこいい感じにグランドピアノ的に体感することができました。しかし距離は近すぎですが。

今の所ペダルがうまく動作していないのが解決できていません。ハード的な不具合でなければ良いのですが。

VPC-1は鍵盤へのタッチから生成するヴェロシティ値の変化量をカスタマイズできます。ユーザー設定もあるのですが、あらかじめ代表的な音源にメーカー公認でアジャストしたプリセットを持っていて、私の音源はそこに含まれませんが、全部試した結果Pianoteq用のカーブが合うように感じました。音量感と共にブライトネスも結構変わり、Ivory用だとキャピキャピし過ぎになります。音源の側のクセに対応できる良い機構だと思います。

しばし時間を忘れて弾いていました。音が良いと、こんなに楽しいのですね。エレピ音源も欲しくなりました。

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