Antelope Audio AMÁRIについて少し

昨日の投稿で指摘したステマだとか、ものを見てもいないのに想像で言ってるとか、まさに自分じゃないですか、ステマじゃないけどね、そうとられてもしょうがない。みなさん、お笑いになったことでしょう、自分じゃん!て。あれも本当の気持ちですが、棚に上がってることに気付かぬ自分でした。

気を取り直して、また別の角度からオーディオインターフェース選びを考えてみます。もちろん、いつものように、自分が何を買うべきか(買わざるべきか)自問自答す、の記録ですので、どなたかに何かをお勧めする意図はございません。

去年ではない一昨年か、その前くらいにDACの良い物を欲してRock On Companyの渋谷店舗を訪ねたことがあります。その、今使ってる初代Baby Faceに替わる、主としてリスニング目的でオーディオシステムに組み込んでしまうDACです。例えばUSBを接続できるCDプレイヤーなどがオーディオメーカーから出ておりますが、私はCD自体を聴くことはなく、必ずリッピングしてからPCで再生するので、その要の部分をアップグレードしたかったのです。

候補はRMEの、FSになる前のADI-2 DACでした。店頭で目的を告げると試聴室を独占させて頂き、いくつかのお勧めする機材と比較いたしました。音源を持っていかなかったので、聴いたのはそこにあったDonald Fagenの"Night Fly"です。まぁこれを聴けばだいたいのことがわかります。当時のアナログ・ディスク(日本盤)から熟読ならぬ、熟聴し、なんならベースも全曲弾けます。"I.G.Y."だけでもいいです。この曲を聴いて発見があれば、それは即ち私にとっての「音がいい」ということに当てはまります。再生時に既知の情報しか得られず、あるいは心地の悪い、または欲求を誘発されるようでは、私にとっては不要のものとなります。もちろん環境の違いを差し引くべきですが。

お勧めが何であったか、結局買わなかったのでもう忘れました。No.1だったのが、たぶんPrism Sound Lylaだったと思います。Lynxもauroraを聴いたかもしれません。何故買わなかったかと言えば、RMEはたぶん18万くらいだった気がしますが、それらは30万前後と、10数万の開きがあったためです。音質は確実に差があり、そうなると20万切っていても買おうという気が起きません。それが現在に至ります(環境やその他の機材は激しく変わりました。iMac以外は)。

あの時、結局はMarantzのHD-DAC1を6万くらいで買って、EARのアンプ(真空管)だったり、わりとクラシック向けのスピーカーだったりしたので意外にもそれで満足していました。少なくともこの1年強の間の劇的な環境変化とともに、録音を含む利用形態を視野に入れ始めたために、今回のようなことになっています。リベンジの時が来ました。主としてコンシューマー向け鑑賞用途の分野でMarantzやTeacなど、いくつかの機種を経て、現時点で結局Baby Faceが一番モニター的だよね、となっているわけですが、だったらLyraも今一度検討すべきではないでしょうか。

話は飛びますが、Antelopeの存在は、当時候補に挙がっていなかったと思います。昨日までアンテロープを語っておきながら、あえて触れていなかったのがアマリです。アマリは音の良さでは際立っているようです。たとえばこんなサイトがあります。
https://nk-productions.net/interface/compare-interface/

ブログ主はAntelope Japanの「中の人」ではありますが、視聴に参加した多くの方が「異次元」と声を揃えています。

音質比較はこの動画が参考になります
https://www.youtube.com/watch?v=rrvKiJRl_gc

Youtubeでもわかる高音質ぶりは、低域方向への解像度の高さを量感を犠牲にしないで達成しています。音のタイミングも焦点が合う感じがします。ヘッドフォンで聴くと自分の頭の周囲に大きく広がって聞こえてきます。シャープな印象は音の立ち上がりが鋭いからで、音質はむしろ柔らかく聞こえます。こちらはどうでしょう。
https://www.youtube.com/watch?v=5ChI845oZGM

こちらの再生装置が違うくらい変わりますね。

AMÁRIはいつものようにサウンドハウスで見てみると¥316,309(獲得できるポイントを引いています)になります。ライン受けのステレオインプットがありますので、2chオーディオインターフェースとして使用できます。マイクの接続にはマイクプリアンプを外部に必要とします。価格帯から、今回これを選ぶことはないと思います(この予算なら他へ行きます)。コンバータの実現するダイナミックレンジだけ書いておきましょうか。ADCが128dB、DACが138dBとなっています。仕様の紹介は割愛します。

かつては、高額でハねたLyraですが、今回のAMÂRIが同じ立場にあるかと思います。Lyraは現在どうなっているでしょうか。Lyra1は¥222,156、Lyra2は¥303,831(サウンドハウス調べ)ですが、Rock On Companyが1を¥167,943(ポイント減算済み)、2を¥242000で販売しています。もしもこれらがAMÁRIが素晴らしさと並ぶほど、今も輝きを失っていなかったのなら検討するべきではないでしょうか。1と2は内容は同一で、マイクプリアンプが1chのみ、かつデジタル入出力にadatが使えないのが1となります。この比較で言うならば、2でなければ辛いかもです。でも1のコスパは最高な気がします。ダイナミックレンジは入力116dB、DAが115dBとあります。

少し落ち着いたら是非また音を聴きに行きたいと思います。その時には報告いたします。が、聴かないまま別のにするかもしれません…。本日もありがとうございました。







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