iPhone用カーナビアプリ等でまた競争

今日は仕事帰りにナビソフト7種を同時に起動して目的地までの所用時間予測コンテストを行いました。iPhone 15pro maxをマイカーのタッチディスプレイに有線接続し、アップルカープレイでリンクさせています。エントリーは以下の通りです。

マップ(apple純正)

google map

ヤフーカーナビ(無料会員、ログインあり)

Cocchi(パイオニア製、有料お試し期間)

カーナビタイム(ナビタイム、プレミアム会員お試し期間、carplay不可)

movi(トヨタ製無料アプリ)

Waze(海外製無料アプリ、イスラエル?)

直線距離にて15.42km離れた目的地へ、まずはこれらを使ってルート検索します。この区間、高速(有料)道路は通っておらず、自ずと下道になり、一部のアプリでは時間優先、道路の広さ優先などの複数候補が現れましたが、地図をぱっと見で、常用する道順に近いものを選択し、案内を開始しました。

それぞれの走行距離と到着時間予想は以下の通りです。

マップ
15:43に検索、距離19km、所要時間52分、到着予想16:35

google map
15:43に検索、距離19km、所要時間53分、到着予想16:36

ヤフーカーナビ
15:44に検索、距離20km、所要時間55分、到着予想16:39

Cocchi(パイオニア製有料)
15:44に検索、距離19.5km、所要時間56分、到着予想16:40

カーナビタイム(ナビタイム、プレミアム会員)
15:44に検索、距離19.3km、所要時間55分、到着予想16:39

movi(トヨタ製)
15:44に検索、距離19km、所要時間49分、到着予想16:33

Waze(海外製・イスラエル?)
15:45に検索、距離19km、所要時間35分、到着予想16:20

順次検索し、案内開始を繰り返していきましたので2分間の誤差が生まれました。それを勘案して到着の早い順に並べ直すと以下の通りです。

  1. Waze(16:20)、2. movi(16:34)、3. マップ(16:37)、4. google(16:38)、5T. ヤフー&カーナビタイム(16:40)、7. cocchi(16:41)

Wazeだけが日曜午後の渋滞を予測に含めていないものと見えます。ちなみに走行距離と所要時間で平均車速を求めると早い順に以下の通りです。

  1. Waze(32.57km/h)、2. movi(23.27km/h)、3. マップ(21.92km/h)、4. ヤフー(21.82km/h)、5. google(21.51km/h)、6. カーナビタイム(21.05km/h)、7. cocchi(20.90km/h)

Wazeは流石にわかってない(笑)。今朝、8時頃に同ルートを走りましたが、その際の所要時間にほぼ一致です。日曜朝と、日曜午後は死ぬほど違うことをイスラエルの方にも知って欲しい…。ていうか、アルゴリズム作れよ!

トヨタのmoviは楽観的。コッチはもしかして偉いのかもしれない。常日頃優秀だと思っているヤフーはこの値。ただし、ルート的には従っていないので結果が伴わなくても罪はありません。

さて、実走行ですが、まずナビで検索し、案内開始してから駐車場を出るために精算などしておりますので、少なくとも3分間をロスしていると思われます。後にそれは調整することとします。そして、その駐車場をおしなべて左折するよう案内されるのですが、私は右折してショートカットします。その後も、ある大きな分岐点で誰か一人、直進を示唆しますが、大多数と同じ左折をしました。その後もあちこちの交差点で、誰かが曲がるように言っても「いつも通り」に徹しました。元はと言えば、過去にヤフーが示したルートなのですが、今回は違っているような様子です。

なにせ、7名が喋り始めるので誰が何を言っているかわかりません。タイミングのずれについても癖があることがよくわかります。遅い人は、いつも曲がり始めてから「この交差点を左です」とか言ってきます。でもその方も、300m手前くらいから指示を出しているので、弁護するならば、別に問題はありません。

カープレイでは時々ナビ画面を変え、見映えのチェックもしています。これは好みですが、ヤフーは少し眩しいと感じました。マップは何故かダークモードになっていました。総合的に見やすいのはgoogleかと思います。cocchiもまぁまぁかな。ナビタイムはcarplayに対応させるために月額700円かかりますので課金する予定はありません。今回もiPhone本体ではずっとカーナビタイムを表示させていました。しかしこれで十分と思える品質でした。

ところがカープレイで接続し、音楽はiPhoneのMusicアプリで再生しており、このような状態であると、カーナビタイムの音声も車載から鳴ってしまうのです。Musicをミュートして割り込む、この所作が嫌いで、たとえ繫いでいてもスマホ画面で案内させている以上、音声もスマホスピーカーから出して欲しいと思います。これ、最大の願いです。音楽を止めるな!と言いたい。

さて、結果は以下の通りです。

到着時間は16:44でした。優勝はcocchiさんです。先に述べたとおり、3分の誤差を減算するとどんぴしゃ。ですが、繰り返しますが、そのルートでは走っておりません。あくまで印象ですが、実走行とナビアプリのルート案内が最も乖離していたのがcocchiでした。

ちなみに今、webのgoogle mapにて、そのA地点、B地点を入れて5月12日午後15:45出発でルート検索を掛けると19.0kmのルートを「通常40分〜1時間15分」かけて「17:00に到着」と表されます。所要時間に35分も開きを持たせるのは、余裕を持った計画を建てる上では妥当かもしれませんが、予測の精度としては役に立たないレベルかと思います。

そんなわけで、まだまだ決め手を得られていないので、今後もこのような調査を続けて参りたいと思います。

あ、そうそう、追記します。一部アプリはゴールしても案内を終了しません。目的地に着いてエンジン切ってクルマから離れ、戻ってきて自宅を目指したところ、複数のアプリが、まだ先ほど到着した場所へ戻そうと案内を続けます。どのアプリだったかはしっかり記録しておらず、記憶を頼りに間違ったことを書くのは憚られるので特定しませんが、「到着しました」「お疲れさまでした」などと言ってほしいものです。車載カーナビの如く。

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