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これは緑という色らしい

越冬するために納車後別のルートで入手したオールシーズンタイヤを履く16インチホイールを付けて下取りに出したミニ。そのため購入時に装着されていた17インチのサマータイヤが残されており、それも処分したく、2社にLINEから画像を送って査定してもらったところ、1万円と5千円という回答でした。

当然1万円を付けてくれた方へ持ち込んで、実物を評価させたところ、結果7千円の査定でした。5千円よりはマシなのでそのまま売却。これでミニの遺品はなくなりました。

本日からうちには2023年式DS3Crossbackという小型SUVが来ました。「ブルーミレニアム」と命名されるカラーで、ルーフが黒のツートーンです。

顔は犬

なにしろ2月最終週に正式発注して以来、それ以前の検討時期もですが、購入する実車の画像を一切見せてくれず、不安は募るばかりでした。試乗してないし。

当初3月15日納車という話でしたが、実際は4月4日までの遅れ。この間は膨満するばかりのストレスに必死で耐えました。福岡の店舗は、なぜ写メのひとつも見せないのだろう、当て傷の板金でもやっているのかな、などと私は性悪説のタチなので、この世の中は敵ばかりと四面楚歌の気分で暮らしていました。

セールス担当は緑です、と言うけれど、色覚異常の私には、これが緑という色なのか、よくわかりません。正直に言えば、あんまり好きではありませんが、まぁいいや。

とにかく、どんな角度から検証しても、これ以上条件に合う物件はひとつもありませんでした。サイズ、燃費、価格。そしてフォーカルのスピーカーシステムが載っていることが、強力に背中を押しました。一度体験しておこうと。しょせん車内の音響、過剰な期待は禁物です。BOSEとか1ミリも良いと思わないけれど、フォーカルはどうなんだろう、などと過大な好奇心に支配される危うさを自覚しています。

納車後にランチを食べたら一旦自宅へ戻り、後席にタイヤを積んで売りに行きました。そうしたドライブ、計40kmほどを走ってみて、まぁまぁ我慢できるかな、という第一印象です。ボルボの重い2Lディーゼルを積んだV40よりもコーナリングの気持ち悪さは少なく、比較的軽量なPSAの1.5L・4気筒ディーゼルは名器だなと思います。ガソリン1.2L・3気筒の方が荒っぽいエンジンで、むしろこちらの方がジェントル。回る音はザーッとピンクノイズ系が聞こえますけど、3気筒はカラカラと、低回転域ではむしろディーゼルっぽい乾いたサウンドでした。エンジンのピックアップも、オートマチックトランスミッションの反応も、クイックとは無縁。ターボの効きも後からやってきます。ミニと真逆。

こんなに広い

燃料計からおそらく30Lの軽油を入れてくれたのだと思われますが、航続距離は500km以上を示しています。自分の使い方で満タン750kmは達成できそう。

後席無視で外寸はできるだけ小さく車高が立体駐車場に入れられるサイズ。満タン給油は月一以下で東京名古屋往復程度が継ぎ足し無しで行ける燃費性能。荷室はシートを倒すならばエレキベースのハードケースが縦にして積める。加えて許容できる音質のオーディオが備わって…。少なくともこれら全てが揃うのは稀なことです。

何がアホかってひとつ取り上げるなら、ペダルが手前過ぎるせいか足をいい感じに、それを前提にステアリングを手前に引いてドライビングポジションは理想的に決まるのですが、操作系に手が届きません。サイドミラーの鏡面を動かすスイッチを触るために前傾するので、それで調整しても1発で決まらないのですよ、姿勢が大きく異なるので。自動車造りの知見をかなぐり捨てて再構築されたデザインのツケはドライバーを置き去りにします。独善というコトバがぴったり。

アンビエントライトを排除しスイッチのみが光る

そんな、第一印象のDS3クロスバックとの付き合いを、私はこれから俯瞰して観察していきます。果たして最高の伴侶と思い知る時は訪れるでしょうか。

LED祭り

それでね。ミニのタイヤを売るときに初めて知ったのだけれど、ミシュランに混じって1本だけダンロップだったんですよ。MTミニは当然中古で買ったのだけれど、その時1本のタイヤのサイドウォールに深い傷を見つけたんですね。これは影響しません、とセールスが言うので。ま、いっか、と契約し、納車時にタイヤは新品に交換しました。と聞かされました。

その時に使用されたのがこのダンロップだと思います。で、製造年2013年なんですね。初度登録2018年、購入は2020年ですが。7年前のタイヤ使います?未使用だとしても。舐められたものだ。4年間、それに気付かない自分も大馬鹿者だと思います。夏・冬タイヤを毎年交換していたのにね。車屋なんて、全員嫌いだ。

バイバイ

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