クルマをどうしよう 1 ミニの買い替え?

走行2万3千キロ、2016年式BMW MINI Cooper S(初度登録2018年3月)を、総額295万円で購入し、2020年9月から使っています。いま5万4千キロになり、オウナーとなって3万1千キロ走行、使用42ヵ月間の月平均は738キロで推移しています。購入からちょうど4年を迎える時期に総距離6万キロに達するのは必至。ということで区切りを迎えそうな気配がしています。

購入から半年後、21年3月に最初の車検を通し、22年には12ヵ月点検、昨年に2度目の車検、先週12ヵ月点検をすませてきました。その部分で40万くらい。点検とは別に5万キロ走行前後に4輪のブレーキディスクとローターを社外品に交換、昨年の盛夏の中バッテリーも寿命が来て交換しました。それらで17万円くらい。買ってすぐには純正ホイールの中古と冬用タイヤを一式8万円くらいで入手、また前後カメラのドライビングレコーダーは7万ということで72万。任意保険は全期間を合算して14万くらい。燃費に関してはリッター12km以上出ており、月間62ℓ、ハイオク170円で計算すると44万円分燃やしました。ここまでの数字を合計した総費用425万。現時点で車両に125万円のバリューが残っているとすれば、消費したした車両代が300万ぴったり、即ち車の値段とほぼ等価です。どうでしょう、月極駐車場代を入れて、きれいに月額8万円が消えている計算。車を持っていて、それを仕事の足にしているとそれだけで相当な節税になりますね。

日割りで2400円を、単純にマイカー所有の36年間払い続けて来たと思うと、それはそれで罪深いものを感じます。若い頃は何もかもがもっと安価でしたけど、たぶん収入に占める比率ではそう変わらない気がします。年齢と仕事の現状を考えると経済的な成長はもう見込めないと考えるのが自然。これを今後も続けていいものか検討するべきとは理解しているのですが。

先週12ヵ月点検でウィンドウウォッシャーを作動した際に液漏れがあることがわかり、パーツ代と工賃で33000円が計上されました。圧を掛けた時だけ染み出ているような具合ですが、目視でも経時劣化で生じた亀裂が確認されており、放っておけばダダ漏れになってしまうだろう、とのことで早期に処置しておこうと判断しました。

また今回は行いませんが、エンジンマウントのブッシュがそろそろ交換時期にあるとのことで、過去ルノーに載っていた頃4〜5万かかった記憶もあって、それ以上が来年の車検時に載ってくるかもしれません(工賃髙そう)。クルマ自体は、乗り始めてからの体感で今が旬と言うべきか、絶好調に育ってきています。ブレーキ関連が新品になり、今回フルードを交換した成果もあって、ほぼ新車時の乗り味(あるいはそれ以上)を復元しているものと思われます。タイヤは納車時に新品で提供され、自身で用意した冬用タイヤと半年毎に履き替えているので、まだまだ不安はありません。

スポーツ走行はしないけれど、乗り味にはうるさい。アクセルのレスポンス、ステアリングの手応え、ブレーキの感触、そういったものがビシっとして遊びがないのが好きです。首都高で高速コーナーを通過するときなど、最小舵角を一定でシュッと抜けていくような走り方ができると気持ちが良い。そういうのが私にとっての快適性に関係します。

ミニは手の届く価格帯でありながら私の嗜好を完全に満たします。もうひとつ、標準装備のオーディオが悪くないです。ドア装着のフルレンジスピーカーと座席下の小径なサブウーハーのみを、人々はプアだと批判しますが、誇張のない自然なサウンドを用意できてることに見識を感じます。BMWは感性評価が確かだと、純正オーディオからすでに伝わる。

そう言えば、先週の代車はCooperの5ドア(ガソリン3気筒1500cc)でした。まだ500kmの新車。USBメモリに音を入れて聴いてみると信じられない音の悪さに仰天し、おまえもかと悲嘆に暮れかけましたが、設定メニューを見ていくとバス、トレブルの音質調整がマックスにされていました。どんだけ耳の悪い輩が調整したのでしょう。フラットに戻せばいつもの音でした。

というわけで、今日はミニの維持費を振り返ってみましたが、マニュアル・トランスミッションで運転する幸せを手放すかどうか、それが焦点であることは変わりません。

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