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android初心者がスマホをDAP化する その2

そもそものきっかけとなる事象に誤認がありましたので先にお伝えします。iOSを17にアップデートした直後からMacOS10.14から認識されなくなって、iTunesからの管理ができなくなりました。接続をさせるために促されるアップデートはてっきり最新のMacOSへの誘導かと思って控えていたところ、単純にドライバーのインストールだと友人に教えられました。試したところ、以降全く問題なくリンクさせることが可能になりました。少し調べればわかることを怠り、半ばヒステリックに対応した浅薄さを反省します。ただ、MNPを前提に安くXperia5ivが買えたこと、そこへ全音楽ファイルを詰め込んで、場所を選ばず聴取可能としたことは良い転換でしたので、後悔はありません。

さて一昨日は音楽ファイルの転送でPC前に張り付いており、午前4時になる手前で完了しました。およそ30GB分を小分けに転送を繰り返すのですが、油断していると何らかの引っかかりがあって中断してしまいます。その場合、USBの抜き挿しからやり直して、どこまでコピーされているかを確認して続きを再開するといった手順を踏みます。

これを繰り返して完了したところ、聴いてみようとONKYO HF PlayerとMusicoletを起動しましたが、どちらもSDカードを認識してくれませんでした。android側でファイルをチェックすると外部カードも内部フォルダも確認ができ、コピー作業は成功していることがわかります。ちなみにフォルダを開けていき、特定楽曲のファイルに行き着いたところでダブルクリックすると曲が再生されました。後で知るのですが、これはOSに備わるファイルブラウザが持つ機能でした。しかし、このやり方で音楽は聴けますが、1曲ごとの選択では実用になりません。

4時を回っているので寝ることにして、翌日は10時に目覚めたので午前のルーティンを済ませてから、アプリを弄っていきます。煩わしい広告に憤って、突発的にHF Playerを購入しました。チェックアウトするとOnkyo HF Player Unlockerというアプリが起ち上がり、色々ガチャガチャやっていたらフォルダとの同期を促すメニューが現れました。いえ、自動的にそうなったかどうか、正直覚えていないのですが。外部メモリも、その内部もしっかり認識されているようで、カードをフォーマットしたときに作られた親フォルダたる"Music"を指定し、リンクを図ると、例によって長い長い作業が開始して実に2時間以上がかかりました。これはDP-S1Aでも同様ですので、プログラム的に同じ事をしているようです。

これでONKYOのアプリで音楽鑑賞ができるようになったのですが問題はあります。アプリを開いたときに「フォルダ」の画面になり、SD上でフォーマットによって生じた"Music"フォルダのアイコンが現れます。これを開くと下位に置いたアーティスト名のついた数千のフォルダがリストアップされ、任意のフォルダを開いて、含まれるアルバム名のフォルダから楽曲にアクセスしたときに、初めてその音楽をプレイできる、といった手順です。

あれほど長時間の同期作業を行っていながら各トラックのメタデータを収集しアーティストやアルバム、曲名でのソートが行えるかと思いきや、それができないのは何かが間違っているためです。

DP-S1Aの場合、USBで接続しマスストレージモードにして、直接ファイルのやり取りを行います。この時、メモリに階層構造をコピーしたのではトラックとの同期が取れず、やむなく楽曲のファイルをルートに置いたのでした。すると上記のように属性で整理された表示が可能です。今回も同一階層にトラックがある場合のみ、楽曲リストが作られるとしたら不便の極みでしょう。まぁそれが仕様ならばやるしかないですけどね。

さらに訂正、というか、先日AACやmp3が演奏されるときに「PCM 48kHz」とも表示があって謎だったのですが、aptX Adaptiveに対応させて変換されているのではないかと推測します。HF Playerを"unlock"(1600円を支払う)させたことでリアルタイム・ボリューム・ノーマライザやアップサンプリング機能が使用できるようになりました。ここでアップサンプリングの上限を192kHzとしたところでbluetoothのプロトコルが48kHzまでです(イヤホン側の仕様による)ので、その内部処理がどのように反映されるかは不明です。unlockで更に音質が良くなった感覚はありませんが、元々他のアプリよりも優れている印象はありましたので大きく不満はありません。

Musicoletはやはり優れていて、様々に事細かな設定オプションがオープンなのは嬉しいです。例えば、ソート時にa,an,theなどの冠詞を無視するという設定が可能です。とはいえアーティスト名のリストでそれが反映されていないのでTheで始まるグループは全てtの後に続くことになります。

一応気に入った証として980円を支払い"pro"を購入しました。クロスフェードが可能になるなどサービスは拡充されますが無料版でも広告が出ないので買ったのはご祝儀です。

こちらもタグを全て読み込む形でスキャンしました。ONKYOよりも全然早いけれど各曲の作曲者名からファイル情報までタグは全て閲覧できて、なんなら編集も可能。

iTunesのプレイリストを読み込ませたいのだけれど、「外部プレイリスト」の機能を使って転送したファイルを読ませようとしますができませんでした。これができれば完璧なのですけど、さらに探求が必要ですね。しかし当面メインプレイヤーとして使っていく所存です。

さて、12/30の夜は0時を過ぎ大晦日となりました。2022年はリフォームに半年を費やして、その後の新生活やインフラへ手を入れることに終始した1年間でしたが、今年は私生活ではゴルフを始めたこと、仕事面では高校軽音楽部の支援活動という新しい扉が開かれたことと、コロナ禍で丸3年間消失していた演奏の仕事が徐々に戻ってきたことなどで、大きな変化を感じました。その曙光から、活躍できる新しい年を期待せずにはいられません。もっと楽しく暮らしていけるよう頑張ります。ありがとうございました。

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