クルマをどうしよう10 ちょうど良いサイズかも

12ヵ月点検を終了した直後の購入店(正規中古ディーラー)、スタバカードプレゼントキャンペーンで訪れたそことは別系列の新車MINIディーラー、マグカッププレゼントで訪問したVWディーラー、同じくシトロエンディーラー、通りがかりのマツダディーラー計5箇所で所有する2018年式CooperS / 6MTの下取り査定をお願いしました。

昨年10月にMINI新車ディーラーへJCWの試乗で伺った際に、オークション履歴を調べると、同等品に170万の取引事例が直近であったと聞いています。それから4ヵ月を経てどれくらい値が下がったでしょう。そして、完済する9月に残債を上回る価値が残っているかどうかも予測しました。

170万から月5万を償却したとして150万付いたらハッピーで、価値が維持されているこの時点で手放してもいいと考えています。しかしMTをネガティブに捉える店もあって期待値の半額の提示もありました。そんな中で突出して良かったのがシトロエンディーラーでした。

下取りでその値が付くのであればオークションならいかがなものか、というところでSellcaという出品代行サービスを利用して市場の反応を見ました。ヤフオクで言うところの最低落札価格を設定し、それを上回れば取引する義務が生じます。当然、手数料を引いた手残りで150万に設定し出品したところ、残念ながらディーラー査定を上回る入札がありませんでした。

その現実を踏まえると、このクルマの市場価値は、これをピークに下がる一方であるならば、完済後に満足な売却は難しい事が予想できます。もちろん愛着は深く、これを手放すことがイコール、マニュアルトランスミッションの卒業を意味するとなれば慎重な決断が求められます。

DS3クロスバックは、仮にミニを基準としてプロファイルするならば、全長が5doorのF55(S / SD)よりも40mm長く、クラブマンより150mm短い。全幅がF55より65mm広く、クラブマンより10mm狭い。全高はF55より120mm、クラブマンより80mm高いが、1550mmと毎週利用している立体駐車場に入れられます(1580mmまで)。ホイールベースはF56が2495mm、F55が2565mmと70mmの伸長がある中、DSは2560mmと5doorに近く、2670mmあるクラブマンよりは大分短い。感覚的に説明するならばミニ5doorのオーバーハングを前後に12cmずつ伸ばして、幅をクラブマンに近づけた、という感じ。

所有するF56(3doorの方)から見て全長255mm(10インチですね、私はインチの方がサイズ感を掴みやすいです)長くなるのは大きな差違であり、特に車幅が180mmに近いのは、自宅駐車場の区画が5ナンバーに特化したかのように2.5mであることから、少々の厳しさは予想されます。もちろん、走行しても前方の右折待機のクルマをよけて直進するなどのケースで、それが不可能になる確率は上がります。縦列駐車も、これまでの安楽さは得られないでしょう。単純に言って、ミニのコンパクトネスは一種の性能であり、最大の美点だと考えていますので、ミッション車のドライバビリティと同時に捨てるメリットは計り知れないでしょうね。やっぱり一生ミニを乗り継いでいくべきか?

とはいえ、新車乗り出しで600万になってしまったミニ。DSも近いレベルですが、フランス車は中古が安い。ということは売却時は大幅に値落ちする反面、中古が安く買える分、償却については同等かむしろ得だと目算しました。

最低地上高185mmのコンパクトSUVということで、F56より42mmもクリアランスの取れるDS3ですが、タイヤサイズが大きくなり、搭載ホイールは215/55R18。扁平率55%ですからタイヤの固さに難儀する懸念は無さそうです。SUVであるMINIクロスオーバーは18インチなら225/50 R18と扁平。業界で使われるセグメントで言えば異なるクラスに属していますので使用タイヤの位置づけは異なります。現在使用中のF56で言えば、サマータイヤは205/45 R17、冬は195/55 R16のオールシーズンタイヤに替えて運用中。その感触から推定するに、DS3の18インチはスポーティさを求めたものではなく、乗り心地は大丈夫そうです。

タイヤの外形寸法はF56の195/55 R16が621mm、205/45 R17が616mm、クラブマンなら225/50 R18は682mm、DS3の215/55R18は694mmなので車輪が相対的に大きめであり、外観のSUVテイストを決定づける要因です。

世の中がこんな風にSUVだらけになったのは、車底にバッテリーを積むためと思われます。決して悪路走破性を高める目的ではないし、ファンショントレンドでもありません。脱炭素社会を目指す旗頭を身をもって表現しているに過ぎないと思っています。

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