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妄想覚え書き、の11

YoutbeはGoogleだから、翻訳機能を散々使ったせいでYoutubeのお勧め動画は英語の発音に関するものが目白押しとなっています。さすがの反応です。子音が3つ続くときの真ん中は発音されないよね、とか喋ってる動画がタイミング良すぎて、なんというか呆れかけるほどです。

そしてはじめに言っておきます。妄想って書いてる通り、新しいベース買いません!。でも色々考えることがあったり、知らないことを知れたりで面白いし楽しいので続きます。いつ終わるのか?それにはお答えできません。

マルシュチックもいいけどメンジンガーもいいかもね、となってきましたが同じ事です。単なるモデルバリエイション。ちなみにMensingerはメンジンガーと向こうの人達はおっしゃっていますので、それに倣います。

さてPublic Peaceの取り扱いベースを調べていくとBass Cultureというピックアップと頻繁に出会います。ここ以外で聞いたことがありません。検索するとHot Wire Bassというショップに行き着きました。英語的にShopと言って間違っていないけれどディーラー/小売店というような意味合いではなく、日本語的には工房というのが正解のような気がします。創業者がビルダーというわけではなさそうですが、チームとしてそうしたスタッフを抱え、この先は私の想像ですが、そこで内製されるピックアップがBass Cultureというブランド名で販売されているような気がします。

Hot Wire Bassもドイツにあり、ここでビルト・トゥ・オーダーで販売される楽器は米国のルシアーものと肩を並べるような価格帯に見えます。対してドイツブランドでありながらポーランド製ということで価格が抑えられているのかわかりませんが、マルシュチック/メンジンガーは比較的安く感じます。と言ってもファクトリーはハンドメイドで回しておりCNCを導入している様子がありません。日本の大手は大半がCNCだと思うのだけれど(飛鳥はあれだけ作っててもハンドメイドですね)、私の好みはどうしてもそっちかなと感じます。CNC使ってても国内のオーダーものが大変高価になってきていますので、海外製のハンドメイドがそれより安ければ、そっち買うよねという心情は隠しません。もちろんニッチな仕様を求めるせいで国産品が選べないのも大きいですが。

そうそう、ドイツで思い出しましたけどMarleaux(マーロウ)はルシアーのワンマンドライブを続けているようで工房の裏庭におかれた丸太など見たりすると(youtubeです)、もうほんとにこの人の作る楽器欲しい!といった気持ちになります。今年の2月に大阪へ出向いて、彼の地にあったMayones買いましたけど、それと非常に迷った一本がMarleauxだったんですけど、うーん、今でもあれ欲しい…。大変に良かったです。

それはそうと、その同じ店ですがMensingerの5弦があってconfiguratorで遊びましたので、その続編、本日は6弦で、自分ならこうするというところを見いだしてみようかと思います。

Mensinger Joker Bは6弦を選ぶと+250のチャージがすでに付きます。スケールは32も魅力的ですが、いつも通り34で進めていきます。スケールは35インチのみ+50のアップチャージ対象です。

ホロウボディで+100ですが、更にボディ材をウォルナットに変えてみます(+50)。トップ材はそのままウォルナットであればノーチャージで済みますが、ちょっと奢ってココボロを選んでみます。高いですがそれでも+350は平和です。

色づけ無しでラッカーを選びます(+50)ホローボディのアウトラインとFホールにもクリームのバインディングを入れることにします(+70)。

ネック材ですが、やはり1ピースにしたく、かつ茶色いボディなのでローステッド、しかもバーズアイを選んでみます(+150)。ネックのフィニッシュもラッカーで+30。6弦の場合カーボンロッド必須で+50。セットネックを避けてボルトオンにします。

指板はマカッサル・エボニーです(+60)。ネックにもクリームのバインディング(+40)を入れますのでサイドドットは2mmの黒(標準)のままにします。コントラスト十分でしょう、たぶん。で、フェイスドットの方をルミンレイにしましょうかね(+30)。ルミンレイを選択した場合、もう一回青か緑かの選択項目があって、ここで再度+20取られます。もちろん同価格ですが、仮組みの画像がよく反映してくれているので、これを参考に緑の方にします。

ネックでバインディングを入れたためにヘッドストックにも入ります(+20)。ロゴの色とナットの色を決めて次へ進みましょう。

PUのコンビネイションが3択になっておりハムバッカーがソロかデュアルか、シングルコイルのデュアルかという具合で、私はかねてから1PU好きでしたのでここでは1HBというのをやってみようと思います。メーカーはconfigurator上ではデラノかベースカルチャーの2択となっていますが、EMGだろうがディマジオだろうが何でもやってくれます。そのような場合は最終ページのコメント欄に書くように指示されていますね。Q&Aコーナー読みました。ついでに申し上げますと、オーダーをフィックスしてから製作に取りかかる前でしたら仕様変更が可能です。ただし変更1件につき€50アップチャージとなるそうです。良心的ではありますが気をつけないとですね。トップ材を自分で選びたいときも同様の手数料を取られます。

さて、Delanoの場合、ここではSBC6HE/S、Xtender6HE/S、Times Square SBC6TFという選択肢が出ています。Times Square以外は白いカバーが選べます。この中でなら白いXtenderをやってみたいです(+70)。しかし冒頭でもご紹介したBass Cultureの方も見てみましょうか。

ウッドカバー必須となるのが特徴でしょう。材はエボニーかそれ以外の選択ですが、それ以外というのはマッチング・ボディトップのようです。またポールピースを露出するか否かを選べます。マイク自体は38mm Humbuckerと48mm Humbuckerの2種類のみで、グラフィックで見る限りケースサイズの違いしかないようです。見た目的に1個ならば大きい方が良いので48mmを選んでおきます。

Bass Cultureを作っているだろうHot Wire Bassのサイトを見てみると色々面白いものが発見できます。たとえばW-Bucker。これはWalを意識しています。ポールピースの下には独立したコイルがあり、例えば4弦ベースなら8個置かれていて、シリーズにもパラレルにも、シングルでもそれぞれをワイアリングすることが出来ます。Maruszczykでの作例で音を聴きましたがちょっと気になります。あと、好きなのはMotherbucker(笑)。ジャズベースのブリッジピックアップの取り付け位置が年代で変化するのを1個のハムバッカーで両方フォローしようとしたものです。Sadowskyもやっていましたね。みんな考えるやつ。

というわけで、とにかく駄洒落好きなHot Wire Bassを主催するBert Gerechtさんは1968年にHöfnerでベースを始め、1980年にはドイツで初となるベース専門ショップを開いたそうで、こういう人はなかなか好きです。MensingerにBass Cultureを選ぶと、単体でも+120となるのはウッドカバーのせいですが、まぁこれでやっていきましょう。

続いてのエレクトロニクスのコーナーではマルシュチックのパッシブトーン付き3バンドとPUのコイルタップを付け、合わせて+170となります。個人的にはJohn Eastが好きで、Hot Wire Bassも推奨しているのでBass Cultureと組み合わせるのはEastの方がいいかもしれませんが、選択肢に出ませんのでスルーします。値段はもっと上がるでしょうね。

さて、やっとハードウェアのコーナーに来ました。気にしていた弦間ですが16.5mmが選択できます。17mmにしたときとネックの幅は異なるのでしょうか。

ブリッジはホローボディに対し、ブリッジとテールピースが分離されるETSが望ましいのですが、16.5mmが対応しておりません。またHipshot B-styleが0.5mm刻みの用意がないためA-style(アルミ/ブラス)とモノレールから選ぶしかありません。17mmであればETSが復活するので、ここは17にしたいと思います。ETS選択で+100。ノブもETSで+60。ペグはいつものようにHipshot HB6-Yの1/2(ポストが太い方です)を選んで+180。Hipshot Xtender(レバーでチューニングを落とせるシステム)はヘッドが重くなるので付けません。

最後はストラップピン、弦、ギグバッグとTシャツのサイズを入れて終了。ロックピン無し、弦はステンレス、アップチャージ無しのバッグ、シャツはLサイズ。と全ての選択が終わりました。このページにAdditional CommentsのウィンドウがあるのでConfiguratorで設定できないオプションの希望があれば書き添えることでその後の詳細打ち合わせへと進ませることが出来ます。

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↑こんな感じ。Gross Price(VAT込み)€3090となりました。当然ながら今まで見た中で一番高額でしたね。只今のレートで41万円といったところです。為替はどうなるかわかりませんが、昨日見た5弦の中古で44万円ですから、ここまで「自分仕様」にこだわって同価格でしたら、やる意義は大きいと感じます。あと、作例ではほとんどセットネックになっていますが、そのアップチャージは+50と小さく、その結果の€3140は実質6400円程度の差でしかありません。それでも私はボルトオンを選ぶと思います。



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