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URB初陣

仕事から帰ってきて、とりあえずDeLonghiのエスプレッソマシンでカフェ・ラテを淹れて一服したところです。"ナーコロ"の期間において6回目の仕事のような気がします。年間2本しかgigがなくてプロミュージシャンと言えるでしょうか? 来年は返り咲きたいと思います。今日はそのきっかけとなる一日でした。

仕事を頂いた時、ウッドベースかスティックベースでお願いしますと言われました。エレクトリック・アップライトの意味かと思います。"縦"なら結構、ということみたいです。そこで急ぎ調達したのがAtelier ZのURBであり、チェロ並みのサイズのコンバスです。その後ぎりぎりになってYamahaのサイレント・ベースも入手したのですが、検討の結果、今回はZの方で行くことにしました。

出力はRealistというピエゾのピックアップが付属しており、これを利用するのですが、信号が微弱な上にノイズも多いと思いました。エレキベースと同じ足元セットだと、ちょっとやばいくらいにノイズが乗ります。ピエゾのインピーダンスを受けられる装置を、手持ちのエレキ用のプリアンプ/エフェクターでは見つけられませんでした。

そんなとき、Tube MPという古いマイクプリアンプが出てきて試したところ、やはりそうした用途向けに作られているのでばっちりでした。本当はイコライザーも加えたかったのですが、ノイズの問題でNG。色々やって1台ごとに独立したACアダプターを使うことと、分岐やループを組まずにシリーズに配線することで品質が保たれることが確認できました。

その結果がこちらです。

polytune3はバッファーを内蔵しています。ここからRisa Compへ。ここまででインピーダンスを下げていますが、信号はまだ微弱なままです。順序については迷ったのですが、実験の結果、ここからTuber MPに入れて、その先でローインピー用のボリュームペダルへ繫ぐのが良かったです。

会場備品のアンプはt.c.のヘッドにhartkeのキャビ。相当なローが出るのでアンプヘッドの方でローとローミッドをカットし、ハイミドルを上げ目にしています。ヘッドからはプリEQで小屋のPAへラインで繋がっており、ミキサーの方は、全くコントラバスとしか思えない音だと驚いていました。メンバーからも非常に好評で、店主は同じ楽器をご自身で欲しいとまでおっしゃっていました。まずは大成功、ということで、本年は良い年になったようです。おかげさまで!

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