在阪の楽器店に16mm string pitchの6弦ベースが中古で入荷した情報をDigimartで見たのがきっかけで、ひとしきりMaruszczykに拘泥してみた2週間を報告しました。その中で、このブランド名の発音を巡って簡易的な調査を行った結果、マルシュチックと言えばいいかなと結論づけました。
Public Peaceは積極的に在庫商品の動画をアップし続けることにより、ベースのピックアップやサーキット、木材の組み合わせによるトーンの違いを広範囲に試聴できる、はっきり言って唯一無二、世界一のアーカイブを着々と深化させています。ですからこの機会よりもずっと以前から、何かしら調べようとするにつけ、検索結果には彼等の楽器紹介動画がトップに表れ、実機を目にするよりも早くすっかりお馴染みのブランドになっていました。
にもかかわらず、読みがわからない。このもやもやは、今日になってようやく解消します。2021/5/24にアップされた、まるでDingwall Super-JのようなElwoodというモデルの紹介動画の中で、私の記憶では初となるMaruszczyk内製のプリアンプが搭載されており、本当に待望の、彼等による発音が聞けたのです。いや、隅々まで動画をチェックして行くならば、過去のどこかにそれは存在したかも知れません。でもそれが彼等のブランド名であり、主催者の苗字で有りながら、私は一度も耳にした覚えがなく、不思議と言えば不思議です。
開始から33秒の所、The Elwood is equipped Delano JSBC5HSL pick-ups and with 2-band Maruszczyk Toneformer electronics. と言っています。デラーノの型番が、私の不勉強で未知でしたが(普通に見るのはJSBC5HEですがマルチスケール対応の特注品でしょうか)、肝心の箇所についてはスロー再生でも聴き取りましたので、ついに確信を得ることができました。
これも片仮名にすると母国語の発音からは遠ざかることを承知で試みますと、マロッシェック(またはマロッシック)のように聞こえます。ロはほとんどオのような感じでありつつ、そこにアクセントが来ます。最後のクは例によって子音のみのクッという短い音。続いてのToneformerのtに対し、ktと一体化するので、クは殆ど聞こえないです。ご興味ある方は是非聴いてみて下さい。
ナレーターは「中の人」ですから信頼していいでしょう。声からするとエイドリアンではないようで、もしかするとお店を構えるドイツ在住のドイツ人かもしれません。
はい、その「マロッシック」ですが数日ぶりにサイトを見ると6/1オーダー分から値上げすると予告していました。30万くらいの予算内で1本買っておくか、完全スルーするか、少し迷う給料日となりました。
Time Machineのバックアップは只今2.00GBに達しました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?