Discussion Event

最近、私が始めたイベントの1つに「Discussion Event」というものがあります。

主に、
・事業が成功したり、Exitして、次の事業を考えている起業家
・若手起業家
・明日をより良いものにしようとアクションを起こしている方々
にお声がけしています。
共通しているのは、ポジティブで明るいエネルギーに満ち溢れているということです。

今回は、このイベントを行うことにした背景・理由をまとめてみることにしました。

まず1つ目は、仲間と一緒に、視野を広げる体験をしたいということ。
偶然、友達から「北米でDIY用品を扱うHome Depo。その時価総額は42兆円で、トヨタと並ぶ。」という話を聞いてハッとし、色々な可能性に考えを巡らせた体験から、他のデータからも同じように自分の視野を一気に広げてくれる経験をしたり、他の方ともこうした経験を共有したいと思ったことです。

2つ目は、自分なりに本質的な”問題”のリストを作りたいということ。
今、世の中には”問題”と言われるものが無数に存在します。
しかし、本当に解くべき問題は何なのか?そもそも”問題”だと言われているものは本当に全てが”問題”なのか?
現状を把握した上で、目指すことを設定し、”現状”と”目指すこと”の差分が“問題”となります。となると、正確な現状把握と目指すことの適切な設定が大切になるわけですが、多くの場合、そのようになっていないように感じます。
現状把握に関しては、「ファクトフルネス」という本で語られているように、多くの場合は、データに基づかない意見や、古いデータに基づく考えに惑わされていることが多いです。
また、目指すことを設定する際、誰の、何のメリットになることなのか?という点が重要で、本来は、より多くの人にとっての何かを達成するものであるべきですが、往々にして、特定の誰かが利益をガッツリ得ることになっていたりします。
結果、あやふやな現状の認識の中で、本来目指すべきことが設定されず、都合の良い”問題”が設定されていることが多いように感じます。
そうした状況において、私は、実際にデータに基づき、自分なりに現状を把握し、そして目指すことを設定することで、解くべき”問題”を明確にしていきたい、と思いました。
そのアクションを推進するきっかけが欲しいと考えたわけです。

3つ目は、困っていることと解決できる人を結びつけたいということ。
この国にはたくさんの問題があふれ、人もお金も足りないと困っている人が多いように感じます。一方で、起業家は、課題に飢えており、人もお金も足りない中で、創造力を働かせて問題を解決していくのが得意な人間です。
であれば、両者をマッチングしてしまえば話が早い。
そして、今、国として起業家およびスタートアップを増やそうとしています。
これが実現できれば、一石二鳥です。
かつ、外貨獲得までできれば、一石三鳥です。
さらに、スタートアップが大企業に買収され、より大きくスケールすれば、一石四鳥です。
ただ、起業家は、普段の生活の中で経験したことや感じたことを大切にし、強い問題意識を原動力に解決に取り組むことが多いです。
そのため、収益事業を作れる起業家が社会の本質的な問題に触れる機会を増やせば、問題に関連する事業を自然に始め、根本的に解決してくれたり、
同様に問題に触れることで、起業家以外の人達がそれを支援・応援するようになったりするのでは?と思いました。

以上です。

自分としては1つ目と2つ目のことを地道に実践しながら、3つ目のことにも繋がっていけば良いなと考え、Discussion Eventを企画・運営しています。

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