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kickstarter 2021年6月前半 気になるプロジェクトまとめ

どうも、最近ストレスからか、財布の紐がガバガバなDuckです。
欲しかったボードゲームの再販やら何やらが重なったのが良くなかったように感じます。
この調子だと前年の購入額越えも有り得る由々しき事態。
置ける場所も無限ではない訳ですし、もうちょい厳選しながら買わないとなぁと思う今日この頃です。
厳選するためには、Kickstarterの新規プロジェクトの情報はちゃんと整理しないとですね。
そんな訳で既にお馴染みになっていますが、Kickstarterの新規プロジェクトで気になる作品をまとめてみました。
今回は6月前半です。
いつものようにTantrum House様(https://www.youtube.com/user/tantrumhousegames)のまとめを参考に作成しています。
他の作品も気になる方は、本家も確認することをお勧めします!
※出典の明記がない画像は全てBGGからお借りしています。
※記載された内容に誤りがあった場合、ご指摘頂けると助かります。

【Battle of GOG】

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プレイ人数:2~4
プレイ時間:45~180
メカニズム: Area Majority, Command Cards, Dice Rolling, Events, Grid Coverage, Grid Movement, Income, King of the Hill, Modular Board, Moving Multiple Units, Worker Placement, Zone of Control 
BGG Weight:不明
デザイナー: Vitali Minin
アーティスト:  Vitali Minin
パブリッシャー: Crazzybox Inc
キャンペーン期間:6月9日~
Kickstarter URL:https://www.kickstarter.com/projects/vitaliminin/battle-of-gog/description
BGG URL:https://boardgamegeek.com/boardgame/333570/battle-gog

古代カナンの地を舞台に、5本の巻物を手に入れるために奔走する作品。
ゲームは45~180分と思いの外、プレイ時間の振れ幅が大きい。
複数のメカニズムが混ざり合っているため一見複雑そうに見えるが、ルール自体はシンプルらしい。
デザイン、アートワーク共に今作が初の作品となるVitali Minin氏。

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パブリッシャーはCrazzybox Inc。
こちらも今作が初めての作品らしく実績がないため、支援し難いように感じました。
ゲームはリプレイ性を高めるために何通りもの組合せが可能なマップや、幅広い戦略性が特徴のようです。

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プレイ中、手に入れることのできる能力カードや宝箱カードは勝敗を左右する強力なもののようなので、優先的に獲得を目指しても良いかもしれません。

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送料は$45とお高め。
実績がないからか、あまり支援者も集まっておらず、プロジェクト達成自体も難しいかもしれません。

【Scarface 1920】

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プレイ人数:1~4
プレイ時間:60~120
メカニズム: Area Majority, Card Drafting, End Game Bonuses, Hand Management, Solo, Variable Player Powers, Worker Placement
BGG Weight:不明
デザイナー: Toni Serradesanferm, Daniel Simon 
アーティスト:  Antonio Stappaerts
パブリッシャー: Redzen Games
キャンペーン期間:6月15日~
Kickstarter URL:https://www.kickstarter.com/projects/redzengames/scarface-1920?ref=discovery_saved
BGG URL:https://boardgamegeek.com/boardgame/324090/scarface-1920

1920年代のシカゴを舞台に街の支配を目指すマフィアとなり、抗争、密造酒の製造、役所や警官の買収など行いながら支配圏を広げていく作品。
プレイ時間は60~120分の中量級のゲーム。
デザイナーは、Toni Serradesanferm氏とDaniel Simon氏の2人。
Toni Serradesanferm氏はバルセロナで実際に起こった戦いを題材とした協力ゲーム『Victus: Barcelona 1714』が代表作です。

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2015年に発行された作品ではありますが、なかなか渋めのテーマに痺れちゃいますね。
一方、もう一人のデザイナーであるDaniel Simon氏は今作が初作品。
アートワークを担当したのは、  Antonio Stappaerts氏。
紀元前492年のギリシャとペルシャの戦いを追体験する2人用のウォーゲーム『300: Earth & Water』のイラストを担当しています。

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今作のパッケージイラストを見る限り、『300: Earth & Water』の硬派なイラストに比べて、キャラクターがコミックスのキャラクターのように少しデフォルメされ、少し取っ付き易さが出ているように感じます。
しかし、カードイラストを見ると前作のイラストに近く、非常にお洒落で格好良い。

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パブリッシャーはスペインのバルセロナに拠点を構えるRedzen Games。

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手掛けるゲームは今作が初作品とのこと。
初作品が中量級のゲームであること、コンポーネントが豪華なことを踏まえて考えると無事に完成するのか、不安要素が多いように感じますね。
そのため、もしも支援するならある程度の覚悟は必要かもしれません。
ゲームはワーカープレイスメント、デッキビルディング、エリアマジョリティの要素を融合したゲームのようです。

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各プレイヤーが担当するギャングごとに個別の能力が設定されており、その能力を駆使してゲームを進めていくため、プレイの方向性は定め易いように感じました。

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ゲーム中、新たな仲間を募ることで自身のファミリーを強化してくことで、より強力なアクションを実行できるとのこと。

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また、シカゴの各エリアに部下を送り込むことで縄張りを主張し、
他のファミリーへの牽制や新たな抗争を引き起こすことができるようです。
特徴的だなと感じたのは、街の裁判官や政治家、警官を買収することで街に対する影響力を強められる点です。
この影響力が縄張り争いに影響するのか、それとも他の要素に絡んでくるのかは分かりませんが、ゲームの展開を大きく左右しそうですね。
汚職に塗れた警官がいる一方で、ファミリーを追い込む連邦捜査官も登場します。

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あまり目立つ行動ばかりしていると連邦捜査官に目を付けられ、結果的にファミリーの弱体化に繋がってしまうため、出来る限り目立った行動は控えた方が良さそうです。
毎ラウンドごとに発行される新聞にも注意が必要となります。

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このカードが公開されると、そのラウンドだけに適用されるルールや、ゲームの終了条件である禁酒法の終わりを告げる効果もあるようです。
良い意味でKickstarter発らしい豪華なコンポーネント、溢れるミニチュアの数々、相当魅力的。
このアウトローなテーマが好みの方にとっては涎が止まらなくなりそうな作品ですが、ネックは送料が少々高いことでしょうか。
既に目標金額は超えており、後はどこまでストレッチゴールが達成されるのか楽しみですね。

【Peak Oil Profiteer】

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プレイ人数:1~5
プレイ時間:30~60
メカニズム: Area Majority, Area Movement, Dice Rolling, Events, Network and Route Building, Simultaneous Action Selection, Victory Points as a Resource 
BGG Weight:2.67
デザイナー:Tobias Gohrbandt, Heiko Günther
アーティスト:Heiko Günther
パブリッシャー:2Tomatoes Games
キャンペーン期間:6月15日~
Kickstarter URL:https://www.kickstarter.com/projects/2tomatoesgames/peak-oil-profiteer?ref=user_menu
BGG URL:https://boardgamegeek.com/boardgame/285115/peak-oil-profiteer

『Peak Oil』の世界観を引き継いだ作品で、3勢力間の戦争で荒廃した国を舞台に石油を売り、国が亡ぶ前に最も利益を上げることを目的とした作品。
プレイ時間は30~60分と『Peak Oil』と比較すると少しだけ短め。
デザイナーはTobias Gohrbandt氏とHeiko Günther氏の2人。
この2人は、石油産出が枯渇するまでに新たなエネルギーの確立を目指す『Peak Oil』のデザインを担当された方々です。

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また、Heiko Günther氏はフランク・ハーバード原作の『Dune』を題材としたダイスゲーム『Dune: The Dice Game』のデザイナーでもあります。

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更にHeiko Günther氏はイラストレーターとしても活躍しており、大火災に見舞われたローマを舞台に建造物の再建を目指して奔走する『Glory to Rome』や、1880年代の技術革新に焦点を当てた作品『Tesla vs. Edison: War of Currents』などに携わっています。

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パブリッシャーはバルセロナに拠点を構える2Tomatoes Gamesです。

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2Tomatoes Gamesは数多くの有名作品の流通に携わっています。
一方、オリジナル作品には巨大企業のトップとして4大メディアを操り、企業の認知度を高めることを目的とした『New Corp Order』や、外宇宙を舞台にロボットを駆使して資源の採掘と輸送を題材とした『Stress Botics』などがあります。

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なお、『New Corp Order』のアップデートからゲーム完成までの状況を確認したところ、予定していた10月から遅れること2ヶ月、12月より発送がスタートしているようです。
ゲームはアクションの同時選択制を導入されており、最初に5枚のアクションカードから1枚を選択してから伏せ、カードに書かれた数字の順にアクションを実行していきます。

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アクションには採掘権の購入や石油の売却、新たな社員の雇用の他にも、地域支配するために武器を売ったり、政治家を買収したりと割とブラックなアクションもあるようです。
テーマ的に『Scarface 1920』よりも更に好みが分かれそう。
プレッジは€30とお安め。
一方、送料は€25と許容範囲内ではありますが、ちょっと悩んじゃいますね。
アドオンで『Peak Oil』や『New Corp Order』を選択できるのは嬉しいところ。
ちなみに私は『Peak Oil Spillover』と『New Corp Order』を合わせて発注予定です。
人を選ぶ作品なのでオススメし難いところもありますが、『Peak Oil』を遊んだことがあって、尚且つ楽しめたなら支援してみても良いかもしれません。

【まとめ】

今回は3作品を紹介いました。
その内、『Scarface 1920』と『Peak Oil Profiteer』は目標金額を達成しています。
あとはストレッチゴールがどれだけ開放されるかなんですが、『Peak Oil Profiteer』は少し伸びが良くないですね。
一方、『Scarface 1920』は既に25種類ものストレッチゴールが解放されており、まだまだ増えそう。
『Battle of GOG』は目標金額達成は難しいかもしれません。

正直、6月前半はあまり支援するものはないように感じていましたが、想定外に面白そうな作品が多いのは嬉しい誤算と言えますね。
ただ、7月は待ちに待った『On Mars: Alien Invasion』のプロジェクトがスタートします。

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そのため、本来なら支援は抑え目の方が良い月なんですけど、誘惑には抗えず、『Scarface 1920』と『Peak Oil Profiteer』を現在支援中。
はぁ…誘惑が…誘惑がぁぁ…
そんな訳で、今月も即落ち3秒なDuckでしたとさ。

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