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Kickstarter 2020年2月後半 気になるプロジェクトまとめ

2月もあっという間に半分が過ぎようとしておりますが、皆様如何お過ごしでしょうか。
『PARKS Expansion:Nightfall』や『KANBAN EV』に頭を悩ましながら、蹴ったり蹴らなかったりしております、DUCKです。
結局、現時点でのKick済み作品は、『PARKS Expansion:Nightfall』と『TURRIS』の2作品。
『TURRIS』は早期割引があったため蹴っ飛ばしましたが、Stretch Goalsの達成具合で最終的には決めようかなって感じではあります。
さて、本題。
Tantrum House(https://www.youtube.com/user/tantrumhousegames)から2月後半のKicksterter情報が更新されたのでチェックしました。
今後、Kickstarterを利用する方は参考にして頂けると幸いです。
※掲載されている画像はBGGと各ゲーム公式サイトからお借りしています。
記載された内容に誤りがあった場合、ご指摘頂けると助かります。

【BATMAN:THE ANIMATED SERIES ADVENTURES – SHADOW OF THE BAT】

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プレイ人数:1~4
プレイ時間:不明
システム:Cooperative Game, Solo / Solitaire Game
BGG Weight:不明
デザイナー:Pete Walsh
アーティスト:Dario Brizuela, Jose David Lanza Cebrian, Chris Fenoglio, Jay Fotos, Jack Lawrence, Ben Misenar, Questron Studio, Bruce Timm, Alain Viesca
パブリッシャー:IDW Games
キャンペーン期間:2月18日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/299566/batman-animated-series-adventures-shadow-bat
その他URL:https://www.idwpublishing.com/batman-the-animated-series-adventures-shadow-of-the-bat-launches-on-kickstarter/

子供の頃、バットマンのアニメを見て育った私としてはとても馴染み深かいです。
そのため、バットマンを題材としたボードゲームは毎度気になっていたりします。
まだ、BGGページには情報がほとんどなく、IDW GamesのHPも併せてチェックしました。
IDW GamesのHPを見る限り、1~4人対応の協力ゲームで、プレイヤーはバットマンやロビンとなり、ジョーカーやペンギンと戦いながらミッションをクリアしていくようです。
デザイナーはIDW Gamesで、これまた懐かしい忍者タートルズのボードゲーム『
Teenage Mutant Ninja Turtles Adventures』シリーズの製作関わっているPete Walsh氏です。
原作がある作品のボードゲーム製作は、有名であればあるほどにイメージを損なわないように配慮しなくてはならず、本当に苦労が絶えないのではないかと思います。
アートワークを担当されている方々も、『BATMAN:THE ANIMATED SERIES』に携わっている方ばかり。
同シリーズで同じ方がアートワークを担当されるのは安心感があって良いですね。
IDW GAMESはこの他にも『Metal Gear Solid:The Board Game』を発表しているパブリッシャーなので、個人的には注目しています。
ただ、『Metal Gear Solid:The Board Game』は昨年末の発売予定から今年3月にズレたことも考えると、予定通りの完成は難しいように思えます。
次に付属されているミニチュアについて。
HP上に掲載されているミニチュアの画像を見る限り、相当手が込んでいるのが分かります。

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これを見ただけでも、ファンなら欲しくなっちゃいますね。
情報があまりないため何とも言えませんが、注目したい作品には変わりなしです。
ただ、ミニチュアゲームなのでお値段についてはお察し価格になるかと思われます。
安くても15000円ぐらいでしょうか。
バットマンフリーク以外は手を出し難いゲームかもしれません。
ちなみに私は結構バットマンが好きだったりします。
そんな私が一番初めに見たバットマン映画は『バットマン/オリジナル・ムービー』でした。
ティムバートンの『バットマンシリーズ』は彼らしいダークな表現が多くて好きですし、『ダークナイト』も衝撃的な展開の連続で忘れられない作品となりましたが、子供の頃に見た『バットマン/オリジナル・ムービー』も私にとっては特別な作品の1つです。
憎めないヴィラン達、効果音が文字で表現されたアメコミ風の戦闘シーン、当時の私からするとどれも最高でした。
もしも、ご興味あれば『バットマン』の映画作品を見てから検討されても良いかもしれませんね。
参考:バットマン映画作品一覧
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB%E4%BD%9C%E5%93%81#%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%B3_(1966%E5%B9%B4)

【Feudal Endeavor】

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プレイ人数:2~6
プレイ時間:20~60
システム:Auction/Bidding, Grid Coverage, Set Collection, Simultaneous Action Selection
BGG Weight:2.00
デザイナー:Andrew Zimdahl
アーティスト:Alyssa Fernandez, Jared Sanford
パブリッシャー:I Will Never Grow Up
キャンペーン期間:2月18日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/287138/feudal-endeavor

いつも通りではありますが、パッケージで興味を持ったので調べてみることにしました。
プレイ人数は2~6人と幅広く設定されており、好印象。
プレイ時間も最大60分とのことなので、中量級です。
システム的には私の好きなオークション形式。
気になったのはグリッドカバレッジという聞きなれないシステムです。
私もシステムに詳しくはないのですが、BGGで調べてみたところ、テトリスのようにいくつかの形状のタイルをパズルのように組み合わせ、空いているエリアを埋めていくものとのことです。
オークションとグリッドカバレッジがどのように掛け合わさるのか想像もできませんが、楽しみとしか言いようがないですね。
BGG Wightは2.00と軽めの評価。
競りゲームとのことなので、納得です。
デザイナーのAndrew Zimdahl氏、アートワークのAlyssa Fernandez氏は初作品のようで情報が全くありませんでした。
Jared Sanford氏は『Into the Black』シリーズに携わっており、これはパブリッシャーのI Will Never Grow Upが発行している作品みたいです。
このパブリッシャーは設立も2012年と新しいこともあってか、『Into the Black』シリーズ以外の作品はBGGに登録されていませんでした。
Kickstarterは『Into the Black』から利用していたみたい。
実績といてはそこまで多くないので、そこは折込んだ上で支援した方が良いかもしれません。
ゲームは18世紀のロシアを舞台にキャサリン皇妃の宮殿建設のために最も貢献したプレイヤーが勝利します。
各ラウンドは5つのファイズに分かれており、
①土地の入札と管理
②収入
③オークション
④皇妃の入札と宮殿への献金
⑤補充
を繰り返すようです。
皇妃の入札というのが何を指しているのか今のところ分かりませんが、面白そうなことには変わりありません。

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コンポーネントを見る限り、そこまで設定金額は高くなさそう。
5000円ぐらいでしょうか。
何にはともあれ、ルールブックの公開が待ち遠しい作品ですね。

【Ark:Awakening】

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プレイ人数:1~4
プレイ時間:30~90
システム:Area Majority / Influence, Variable Player Powers, Worker Placement
BGG Weight:不明
デザイナー:Zharko Lozanoski
アーティスト:Nicoleta Stavarache
パブリッシャー:Skyport Games
キャンペーン期間:2月20日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/287680/ark-awakening

パッケージの格好良さに釣られて調べることにした作品第2弾です。
プレイ人数は1~4名と標準的な人数設定。
ソロプレイにも対応しているところは個人的に嬉しい。
システムの組み合わせには真新しさはありませんが、私的には『Scythe』を彷彿とさせる組み合わせのように感じました。
デザイナーは『Feudal Endeavor』に引き続き、無名の方。
パブリッシャーとしても本作が初めての作品のようで、そこはかとなく不安感があります。
アートワークは『Dungeon Alliance』シリーズのNicoleta Stavarache氏。
個人的には昨年、Kickstarterでキャンペーンをしていた『AVGhost』のイメージの方が強い方ですね。

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このゲームは、コールドスリープから目覚めたプレイヤーが見慣れない宇宙船を探索しながら、個別に設定されたミッションを最も早くクリアすることを目的としています。
プレイヤーに与えられるミッションは全て異なっており、その数なんと36種類と膨大。
リプレイ性が高そうなのは嬉しいところです。
また、通常のゲームルールに加えて追加ルールも用意されているらしいので楽しみですね。
期待が高まります。

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コンポーネントを見る限り、コマもしっかりしており、少しだけお値段するかもしれません。
個人的には8000円を超えられると支援し難いかなと思います。

【Endogenesis:Beyond】

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プレイ人数:1~5
プレイ時間:45~120
システム:Action Points, Card Drafting, Hand Management
BGG Weight:不明
デザイナー:David Goh
アーティスト:David Goh, Yang Shao Xuan
パブリッシャー:Self-Published
キャンペーン期間:2月25日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/292682/endogenesis-beyond

『ENDOGENESIS』の拡張登場。
プレイ人数や時間は拡張導入前と変わらず。
デザイナーとアートワークが同一人物なのは珍しいように感じました。
また、発行元が個人出版なのも特殊と言えます。
あまり海外ではお見掛けしませんが、感覚的には同人ゲームといったところなのでしょうか。
前作もKickstarterを利用して資金集めをしているため、段取りは問題ないように感じますが、個人出版とのことなので進捗管理面は不安なところです。

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拡張の詳しい内容は不明ですが、現状では新しくカードが追加されることしか分かりませんでした。
キャンペーン開始までに新情報が出てくれば、良いのですが…
何にしても様子見ってところですかね。

【Public Market】

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プレイ人数:2~5
プレイ時間:45~90
システム:Auction/Bidding, Drafting, Tile Placement
BGG Weight:3.00
デザイナー:Molly Johnson, Robert Melvin, Shawn Stankewich
アーティスト:Beth Sobel, Jason Washburn
パブリッシャー:Talon Strikes Studios LLC
キャンペーン期間:2月25日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/293404/public-market

こちらは漁をテーマとしたゲームです。
同様のテーマだと最近なら『ヌースフィヨルド』をイメージされる方も多いのではないでしょうか。
あちらのゲームはワーカープレイスメントですが、こちらは競りとタイル配置を合わせたゲームとのことで、プレイ感は大きく異なりそうです。
BGG Weightは3.00と少しだけ複雑そう。
もしかするとタイル配置に制限などの細かなルールがあるのかもしれませんね。
デザイナーのMolly Johnson氏、Robert Melvin氏、Shawn Stankewich氏の3人は少し前に話題となった『Point Salad』の製作者のようです。
私は未プレイですが、短時間で遊べる面白いゲームとの話をよく聞きますのでどんな作品なのか楽しみ。
アートを担当されているBeth Sobel氏は私も大好きな『Wingspan』や『ワイナリーの四季』を担当されている方です。
最近日本で発売された作品なら『Coldwater Crown』や、昨年末のKickstarterで私が散々悩んだ挙句に支援しなかった猫ゲーム『Calico』なんかも彼女が担当しています。
全く気が付かなかった私としては非常にお恥ずかしい話ではありますが、このパッケージの美しさを見てなるほどと納得しました。
Jason Washburn氏は、昨年の秋頃にKickstarterでキャンペーンを行っていた『Winterborne』のアートを担当しており、こちらのゲームもキャンペーン中、美しいアートに興味を持ったのを覚えています。
パブリッシャーは『Winterborne』の発行元でもあるTalon Strikes Studios LLCです。
調べていて分かったのですが、Jason Washburn氏がアートを担当されている作品を多く発行しているパブリッシャーみたいです。
ゲームは冒頭でも触れた通り、漁を題材とした作品です。
プレイヤーは魚タイルを入札し、そのタイルを手元のアイスボックスに収まるよう配置していきます。
多分、魚によって大きさや形が異なり、ちょっとしたパズル要素になっているのだと思われます。
その後、魚タイルを詰め込んだアイスボックスを市場まで運び、市場価格に基づき売り捌くことで目標を達成し、勝利を目指していくといったゲームのようです。
今まで漁をテーマとしたボードゲームに全く興味がなかったのですが、これは非常に面白そう。
この記事をまとめながら、グングン支援意欲が上がってきています、ヤバイです。
BGG上にもほとんど情報がないため色々な意味で未知数ですが、個人的には要支援検討案件ですね。
5000円ぐらいどうにかならないかなとか思ったりしています。

【GOETIA:Nine Kings of Solomon】

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プレイ人数:2~4
プレイ時間:80~160
システム:End Game Bonuses, Modular Board, Variable Player Powers, Variable Setup, Worker Placement
BGG Weight:不明
デザイナー:Kristian Karlberg
アーティスト:Andrzej Masianis
パブリッシャー:Self-Published
キャンペーン期間: 2月27日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/267333/goetia-nine-kings-solomon

またしてもアートが気になる作品。
まず、プレイ時間について、早速気になる表記を発見。
プレイ時間80~160分…重量級ゲーム確定です。
BGG上の表記をどこまで信じるかは悩ましいところ。
ただ、『On Mars』のプレイ時間が90~150分とBGGでは表記されていることを考えると間違っていないかもしれませんね。

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ゲームとしてはワーカープレイスメントのようですが、プレイヤーごとの能力だけでなくセットアップ方法まで異なるとのことで、ルール把握に時間が掛かりそうな作品です。
デザイナーのKristian Karlberg氏、アートワークのAndrzej Masianis氏は今回が初作品のようです、発行も個人とのことで少し不安です。
タイトルにある『ソロモン』とはイスラエルのソロモン王のことを指し、『9人の王』とはソロモン王が使役した72体の悪魔の内、王の地位を持つ9体を指しているようです。
この説明だけでも中二心が刺激され、期待度が高まりますね。
また、プレイヤーはこれらの悪魔を召喚することで特殊な能力を獲得することができるみたいです。

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テーマも好みですし、非常に気になる作品ではありますが、ゲーム未完成でプロジェクトが失敗に終わる可能性も高いように感じるため、支援するかは微妙なところ。
もし、支援するのであれば覚悟は必要そうです。

【The Last Bottle of Rum】

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プレイ人数:2~5
プレイ時間:50~70
システム:Action Points, Dice Rolling, Hand Management, Hexagon Grid, Modular Board, Pick-up and Deliver, Push Your Luck, Take That, Variable Player Powers
BGG Weight:2.00
デザイナー:Quentin Vernet
アーティスト:Baptiste Michard
パブリッシャー:Lord Raccoon Games
キャンペーン期間:2月中
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/275557/last-bottle-rum

みんな大好き海賊を題材としたボードゲームです。
色々な要素を盛り込んだシステムが目を引きますね。
その割にBGG Weightは2.00と軽め。
ルール自体は単純で分かりやすいのかもしれません。
デザイナー、アートワーク、パブリッシャーともに初作品みたいです。
宝物を探しながら、クラーケンに襲われたり、他のプレイヤーから攻撃されたりと仲間とワイワイ言いながら遊べるゲームのようです。

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個人的にはちょっと悪そうな顔をしたキャラクターや、アイテムなどのカードのデザインが可愛くて好みです。
お値段がお手頃なら支援しても良いかもしれません。

【まとめ】
今回は調べたい作品多過ぎました…
仕方ないですよね、面白そうな作品が多いのが悪い。
今回、全体的に経歴の浅いデザイナーの作品を多く紹介しましたが、この中から次世代を背負うデザイナーが誕生するかもと思えば、今の内から支援しておくのも一つかもしれません。
ちなみに今回、私が一番気になっている作品は『Public Market』です。
もう少し情報が出て、お値段もお手頃なら支援したいと考えています。
来月も大物が来るみたいですので、既に瀕死のDUCKではありますが、無理のない範囲で支援していきたいと思います。

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