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kickstarter 2020年10月後半 気になるプロジェクトまとめ

10月も後半に突入し、ゲームマーケットまで残すところ1ヶ月を切りましたが、如何お過ごしでしょうか、Duckです。
徐々に新作情報が増えていき、予算をどの程度用意するのかとか、何を予約するのかとか、楽しくも頭を抱える日が続いております。
まだまだ魅力的な作品が増えるかと思うと頭が痛い反面、楽しみになってしまうのはボードゲーマーの性かもしれません。
一方、Kickstarterも10月後半に向け、ゲームマーケットに負けないくらい魅力的な新作情報が溢れてきています。
今回もTantrum House様(https://www.youtube.com/user/tantrumhousegames)の動画を参考に気になる作品をまとめてみました。
※掲載されている画像はBGG等からお借りしています。
※記載された内容に誤りがあった場合、ご指摘頂けると助かります。

【Galenus】

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プレイ人数:1~4
プレイ時間:60~180
メカニズム:Set Collection, Worker Placement
BGG Weight:不明
デザイナー:Harry-Pekka Kuusela
アーティスト:Josefin Strand
パブリッシャー:Ion Game Design
キャンペーン期間:10月20日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/319829/galenus
参考:
ガレノス - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%AC%E3%83%8E%E3%82%B9

ローマ帝国時代を舞台にプレイヤーは医者として治験や治療を通して評判を高め、ギリシアの医学者ガレノスから若い医者の中でも注目される人物になることを目的としたワーカープレイスメントゲーム。
プレイ時間は60~180分と超重量級。
デザイナーのHarry-Pekka Kuusela氏は有名な作品はないものの、エッセン・シュピールを題材としたゲーム『ESSEN』の作者です。

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アートワークのJosefin Strand氏は、まだあまりボードゲームには携わっていませんが、Phil Eklund氏の『High Frontier 4 All』を担当されていた方です。

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パブリッシャーは『Bios』シリーズの発行に携わっているIon Game Design。

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過去に実施したプロジェクト『Expedition Zetta - Charting the Universe』を確認したところ、2018年2月発送予定が製造の遅れにより同年10月末となっていました。

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遅れが半年を超えると少しキツイ気がしますね。
ゲームは5ラウンドの間にガレノスから注目されるための名声を集める必要があります。ラウンドでは患者の治療、研究成果の発表など6種類に分かれたエリアにワーカーを配置してアクションを行うことで進んでいきます。
また、ラウンドの最後に医療コンテストに参加することでより多くの名声を獲得できるようです。ゲーム終了までに最も名声を集めるか、研究成果を8つ発表したプレイヤーが勝利条件となります。
まだ、コンポーネントの詳細も明らかとなっていないためプレッジ金額の予想は難しいですが、前作が$59だったこともあり、同額かそれ以上の金額設定になるとは思われます。
支援するかどうかは、言語依存度がどれだけあるのかにもよりますが、古代ローマの医療がテーマというだけでも興味が湧きますね。要注目作です。

【Velocity: Vanguard】

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プレイ人数:1~4
プレイ時間:45~180
メカニズム:Action Points, Cooperative Game, Critical Hits and Failures, Drafting, Events, Grid Movement, Hexagon Grid, Moving Multiple Units, Scenario, Simulation
BGG Weight:不明
デザイナー:Joe Cornell, Larry Wolfe
アーティスト:BalanceSheet, Larry Wolfe
パブリッシャー:Precarious Games
キャンペーン期間:10月20日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/317398/velocity-vanguard
参考:
BalanceSheet's ArtStation page
https://balancesheet.artstation.com/

宇宙を舞台に宇宙船をカスタマイズし、乗組員を集め、数々のミッションに挑戦していくアクションポイントタイプのゲーム。
プレイ時間は45~180分と、こちらも超重量級。
デザイナーのJoe Cornell氏、Larry Wolfe氏は今回が初作品のようです。
初作品が超重量級となると、ゲームとしてまとまりきるのか不安感がありますね。
アートワークを担当したBalanceSheet氏はゲームでの実績はないもののWeb上にいくつかの作品を公開しておりました。

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出典:https://balancesheet.artstation.com/projects/6aDdbV?album_id=2600778

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出典:https://balancesheet.artstation.com/projects/Krz1Vx?album_id=2600778

掲載されたイラストは宇宙船、もしくはファンタジーをテーマにしたものが中心のようです。

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BGG上で公開されている画像も確認しましたが、存在感があってとても格好良いです。
パブリッシャーはPrecarious Games。

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このパブリッシャーにとっても今作が初作品。
初作品、超重量級と既に不安要素があるのに加えて、コンポーネントにはミニチュアが同梱されるようで製造工程での遅れが出ないか心配なところ。
ゲームはソロ、協力、対戦といくつかのモードに分かれており、それぞれで設定されるラウンド数は異なるようです。
プレイヤーは所属する組織によって個別の能力を持ち、更にミッションセットアップ中にカスタマイズが可能とのこと。
自由に宇宙船をカスタマイズできるのは夢の広がる嬉しい要素と言えますね。
個人的にはプレイヤー間の戦闘があるのかは非常に気になるところですが、そこは言及されていないようです。
コンポーネントはTabletopia上の画像しかまだ公開されていないため、詳細は不明。
とはいえ、公開されているだけでも相当な量があることから、プレッジ金額もお高めではないかと予想します。
8,000円ぐらいで収まれば良い方かもしれません。

【Shogun no Katana】

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プレイ人数:2~4
プレイ時間:60~180
メカニズム:End Game Bonuses, Market, Solo, Turn Order: Claim Action, Turn Order: Progressive, Worker Placement, Worker Placement Different Worker Types
BGG Weight:4.00
デザイナー:P.S. Martensen, Federico Randazzo
アーティスト:Alan D'Amico, Giorgia Lanza, Paolo Vallerga
パブリッシャー:Placentia Games
キャンペーン期間:10月27日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/319807/shogun-no-katana

封建時代の日本を舞台にプレイヤーは鍛冶師として、将軍に献上する傑作を打つことを目的としたワーカープレイスメント。
プレイ時間は60~180分とこちらも超重量級。
デザイナーはP.S. Martensen氏とFederico Randazzo氏の2名。
P.S. Martensen氏はオーストリア兵とミラノの人々の戦いを描いた協力ゲーム『Radetzky: Milano 1848』の作者です。

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一方、Federico Randazzo氏は今回が初作品のようです。
アートワークを担当したのはAlan D'Amico氏、Paolo Vallerga氏、Giorgia Lanza氏の3名です。
Alan D'Amico氏はゴールデンギークアワード2019の2人用と戦争ゲーム部門にノミネートした『Blitzkrieg!: World War Two in 20 Minutes』のイラストを担当している方です。

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続いてPaolo Vallerga氏ですが、ルネサンス期の貴族となって、最も有名な芸術家のパトロンを目指す少し変わったワーカープレイスメントゲーム『Florenza』のアートワークに関わっています。

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最後の1人、Giorgia Lanza氏は今回が初作品のようです。
パブリッシャーのPlacentia Gamesは『Florenza』の発行に携わっています。

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過去にKickstarterを利用した形跡はなく、今回が初めてのプロジェクトのようです。
そういう意味では生産工程の管理に少し不安感がありますね。
ゲーム中、プレイヤーは刀を打つために資源を市場などで集めなければなりません。
また、刀を打つ工程の中でエンジンビルドの要素もあるようです。
そのため、上手くエンジンを組めば少ないアクションで多くの刀に資源を投入することができるとのこと。
詳細はイマイチ分かりませんが、想像以上に複雑そうなゲームのように感じました。
まだまだ情報が不足していることもあり、不明点も多くプレッジ金額を予想するのは難しそうです。
激安ってことはないでしょうけど、あまり高くなり過ぎないことを祈りたいと思います。

【まとめ】
今回は3作品について、まとめさせてもらいました。
どれも2時間を超える作品ばかりなのは、私らしいチョイスのような気がしました。
特に気になるのは『Shogun no Katana』でしょうか。
鍛冶師を題材としたゲームは聞いたことがなかったので、どんな作品なのか楽しみですね。

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