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ゲームマーケット2020秋 気になる作品 第3回

ゲームマーケット2020秋開催まで残すところ1日なっておりますが、資金の目途は立ちましたでしょうか。
そろそろ絞らないとヤバイと思いつつ、情報収集を続けているDuckです。
例によって開催を目前に気になる情報が増えてきておりますが、例年より更新速度は穏やか。
チェックがし易いのは助かる反面、何となく物悲しさも感じてしまいます。
さて、私と同じように欲しいものが多過ぎて全く目途の立たない方、既に準備万端な方、当日の出会いにかける方など、色々な方がいることと思いますが、最後のダメ推しで私的に気になる作品の情報を共有していきたいと思います。
※ご紹介するゲームはサークルのTwitter等の画像を使用させて頂く都合上、事前にご許可頂いております。
※出典の明記がない画像は全てBGGからお借りしています。
※記載された内容に誤りがあった場合、ご指摘頂けると助かります。

【屋形船 (YAKATABUNE) 】

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出典:http://polarpondgames.com/myproject/yb/

デザイナー:須賀正樹
アートワーク:柴田沙央里
メカニズム:Area Majority, Pattern Recognition
サークル:POLAR POND GAMES (analog lunchbox)
ブース番号:ク24
価格:2000円
Twitter:https://twitter.com/polarpondgames
特設ページURL:http://polarpondgames.com/myproject/yb/
BGG:https://boardgamegeek.com/boardgame/320533/yakatabune
予約:なし

2人の花火師が東西に分かれ、観客を魅了するために技量を競う2人用ゲーム。
POLAR POND GAMES はanalog lunchboxの須賀正樹氏が「シンプルなアクションに驚きの展開を潜ませて」というコンセプトで立ち上げたプロジェクトです。

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ちなみに今作が3作目。
処女作『insect inc.』では、色鮮やかな観賞用の昆虫を開発する研究所から森林に逃げ出した新種を捕まえるため、昆虫カードのヒントを頼りに、左右対称となる2枚カードを探し出す、簡単ながらも悩ましい作品でした。

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出典:http://polarpondgames.com/myproject/ii/

2作目となる『ANTIQUE OR GHOST?』は博物館のオープニングイベントに参加する骨董商となって、価値ある作品を展示するためにコレクションの収集と売却に力を入れる、市場価値の操作が面白い作品です。

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出典:http://polarpondgames.com/myproject/aog/

前2作共に分かり易いルールながらも悩ましい部分がしっかりとある作品だったこともあり、今作も期待大。
デザイナーの須賀正樹氏は前述の通り、analog lunchboxのデザイナーとして活躍されております。

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どの作品もテーマが好みで、特に『化石鉱脈』はオススメです。

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アートワークを担当されている柴田沙央里氏もanalog lunchboxの作品を担当されており、ポップで可愛らしいイラストが特徴的。

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出典:http://www.analoglb.com/asc.html

ゲームは屋形船を挟んで交互に花火カードをプレイし、花火の大きさや演目で観客をより魅了したプレイヤーが勝利します。
このゲームの面白いところは、自身がプレイした花火カードに記された効果を相手が使える点にあります。

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出典:http://polarpondgames.com/myproject/yb/

また、使える効果もプレイした花火カードの前にある屋形船カードに書かれた対象に対して発動されるため、プレイヤーはどこに花火を打ち上げるのか、相手がどのカートをどう動かすのか予想する必要があり、なかなか悩ましい作品のようです。
事前予約の受け付けはないため、ご興味ある方は早めにブースまで足を運んだ方が良いかもしれませんね。

【宵は短し決せよ乙女】

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出典:https://gamemarket.jp/game/177722

デザイナー:ジーノ
アートワーク:dk
サークル:青春工房白百合
ブース番号:オ01
価格: 1,500円
Twitter:https://twitter.com/SKS_offical
特設ページURL:https://gamemarket.jp/game/177722
予約:https://docs.google.com/forms/d/1-gj7V7xnuqeSl2xs7r4kyB19r4aNMNnPJfGs5QPNmMM/viewform?edit_requested=true

先日、Kickstarterで見事プロジェクトを成功させた『Save the Last Dance for Me(ラストダンスは私に)』の青春工房白百合新作。

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今作は某島国の帝都を舞台にイケメン侯爵の婚約相手を選ぶ舞踏会の招待状をかけ、令嬢姉妹の熾烈な戦いを描いた作品。
デザイナーのジーノ氏は、『ラストダンスは私に』の他にも『ラストダンスは仮面のあなたと』という脱落のない招待隠匿系の作品も発行しています。

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出典:https://gamemarket.jp/game/149487

今作も含め30分以内に終わる作品が多く、割と手軽に楽しめるゲームが得意な方のような印象を持っています。
アートワークを担当したdk氏も過去2作品に引き続きイラストを担当している方です。
キャラクターの表情を描かず、プレイヤーに想像させる余地を残したイラストは非常に魅力的です。

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出典:https://gamemarket.jp/game/177722

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出典:https://gamemarket.jp/game/177722

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出典:https://gamemarket.jp/game/177722

ゲームは決闘相手を指名し、買ったプレイヤーから抜けていく勝抜け方式。
決闘の勝敗は、場に出した使者カードの色と数字で判定されます。
色は華族、将校、文化人の3色からなり、三竦みの関係となっています。
例えば華族は将校に勝利し、文化人には敗北するといった感じ。
もし同色だった場合、使者カードに書かれた数字の大きい方が勝者となります。
また、それぞれのカードには効果が設定されています。
ただし、これらの効果は決闘相手を指名したあと、手札から配置する助っ人カードのみが使用できるものとなります。
助っ人の効果はどれも癖が強く、現在公開されているだけでも相手の数字を大きくするものや、勝敗の結果を逆転させるものなど様々。
ここまでのルールだけを見ると、決闘に勝利すれば終わりかと思いきや、勝利した上で山札から招待状を引き当てないと勝抜けはできません。
どんな助っ人が場に出てくるのかといった相手プレイヤーとの駆け引きに加え、招待状を引き当てないと勝ち残れない運要素のバランスが絶妙ですね。
値段設定がお手頃なのも魅力的です。

【Rise of the Metro】

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デザイナー:大山徹、大山藍子
アートワーク:ウラベロシナンテ、大山徹、大山藍子
メカニズム:Network and Route Building
サークル:ナナワリ
ブース番号:イ14
価格:3500円
Twitter:https://twitter.com/NANAWARI_games
特設ページURL:https://nanawari.myportfolio.com/metro
BGG:https://boardgamegeek.com/boardgame/323873/rise-metro
予約:https://nanawari.myportfolio.com/reserve

地下鉄の線路を繋いでできる限り大きな駅を沢山作り、利用者を増やすことを目的としたゲーム。
デザイナーの大山徹氏と大山藍子氏は建築士として無茶な顧客の要求に応える間取りを書き上げる『Madrino』、カップに入ったキューブの個数に応じて場に並んだ3種類の木ゴマを早取りする『ポラリッチ』など、特徴的な作品を発表されている方々です。

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基本的にアートワークも2人が担当されていますが、今作ではウラベロシナンテ氏が加わりました。
ウラベロシナンテ氏は『kickstarter 2020年11月前半 気になるプロジェクトまとめ』でも紹介したうちばこやの作品に多く関わっており、柔らかいタッチのイラストが特徴的ですが、今作ではボクセルアーティストとして参加しています。

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出典:https://gamemarket.jp/game/177520

このゲームでは線路を繋げて駅を成長させ、最も利用者の多い路線が勝利するらしく、シンプルながらも悩みどころの多そうな作品です。

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また、説明によると自分の利益ばかりを追求していると勝つのは難しく、他のプレイヤーの利益も意識する必要があるようです。
個人的にはゲーム終了時、机の上に1つの地下鉄マップが完成するのは勝敗関係なくテンションが上がりますね。
そんな本作ですが、残念ながらゲームマーケット当日までに準備が間に合わなかったらしく、当日販売はないとのこと。

当日会場では限定通販の案内があるらしいので、興味がある方はブース覗いてみると良いかも。
また、予約済みの方へは別途対応して頂けるようなので、詳しくは連絡を待ちましょう。
ちなみに私はPeatixで予約しましたが、既にご連絡をいただいています。
こういうとき、素早く対応頂けるのは本当に有難いですね。

【まとめ】
今回は3作品紹介させてもらいました。
やはりゲームマーケット当日まで新作情報チェックは止められませんね。
当日、思わぬ出会いが山程ありそうな気もしますが、財布の紐を適度に締めつつ、楽しみたいと思います。
また、コロナウィルス感染症再拡大の傾向も出てきておりますので、感染対策には十分気をつけて参加したいと思います。
では、ゲームマーケットでお会いしましょう!

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