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Tabletop Simulatorで遊ぼう!

どうも、そろそろ年賀状の準備を進めなきゃなぁと思いつつ、新作ボードゲームのルールブックんでいるDuckです。
子供の頃から嫌なことは後回しにする性格だったのですけど、それは今でも健在なようで、気が付けば年末で大慌てしながら年賀状を買いに行くなんてことも相変わらずある訳です。
全くもって困ったおじさんですね(他人事)。

さて、今回はhal_99さんの企画『ボードゲームに交わるエトセトラ Advent Calendar 2021』に参加させてもらいました。

私は12月9日分の記事を担当することとしたのですが、何を書こうかと悩んだとき、今年一番お世話になったオンラインで遊べるボードゲームについて、書いていこうと思います。
ところで皆さんは、オンラインボードゲームと聞くと、何を思い浮かべますでしょうか。
割と日本語化も早くて取っ付き易いところですと、『Board Game Arena』あたりでしょうか。

https://boardgamearena.com/welcome

少しだけマニアックなものですと、『Tabletopia』や『18xx.games』を想像される方もいるかもしれません。

https://tabletopia.com/

https://18xx.games/

今ここに挙げたサイトやアプリは、この一年とてもお世話になったものばかりです。
思うように遊べず鬱屈した日々を送っていた私にとって、ボードゲームをオンライン環境で遊べることは、心の平穏を保つのに大きな助けとなりました。
また、人見知りが過ぎる私が遠方に住むボードゲーム仲間と気軽に遊ぶことができたのも、これらのツールのお陰です。
そのため、各ツールの制作者の方々には感謝しかありません。
この場を借りて最大限の感謝を述べたいと思います。
本当にありがとうございます。

そんなオンラインでボードゲームを遊べるツールの中でも、今年最も印象的だったが今回紹介する『Tabletop Simulator』です。

【Tabletop Simulatorとは】

『Tabletop Simukator』とはSteam上で販売されているアプリです。

https://store.steampowered.com/app/286160/Tabletop_Simulator/?l=japanese

このアプリにはチェスやポーカーなど、15種類のクラシックゲームが入っています。
それだけなら、どこにでもありそうなアプリですが、特徴的なのは自由度の高さにあります。
まず、このアプリに3Dモデルや画像をインポートすることで、ボードゲームを作ることができます。
また、多くのダウンロードコンテンツが用意されており、その中には日本未流通のゲームや、Kickstarterでプロジェクトが始まったばかりのゲームなど、ここでしか遊べない作品も多くあります。

無題

お値段は1980円。
人によっては少し高いと感じる方もいるかもしれませんが、時々セールもやっておりますので、タイミングを見計らって買うのも有りかと思います。
ちなみにWindows OS上で動かすために必要な最低スペックは、以下の通りです。

OS:Windows 7 SP1+
プロセッサ:SSE2 instruction set support.
メモリ:4GB RAM
グラフィック:Graphics card with DX10 (shader model 4.0) capabilities.
DirectX:Version 10
ネットワーク:インターネット接続
ストレージ:3GB

私が6年前に買った軽作業用のThinkPadでも問題なく遊べているので、極端に古いPCでなければ、問題はないように思います。

【Tabletop Simulatorを使ってみよう!】

ここまでの説明で『Tabletop Simulator』がどんなアプリなのか、少しはイメージできたでしょうか。
ここからは実際の画面を見ながら使い方について、簡単ではありますが説明したいと思います。
では早速、Steamのサイト、もしくはアプリ上から『Tabletop Simulator』を起動してみましょう。

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起動すると、トップページが現れます。
クリスマスが近いこともあってか、雑な感じでクリスマス仕様になっていますね。

今回説明するのは、ゲームを遊ぶのに必要不可欠な『JOIN』と『CREATE』についてです。
『JOIN』を選択すると誰かが既に立てたゲームにアクセスできます。
友達が立ててくれたゲームに入るには、Searchでサーバー名を検索し、パスワードを入れると入室ができるようになります。

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『Tabletop Simulator』の操作に慣れている友達がいれば、教えてもらいながら徐々に慣れていくのも良いかもしれません。

続いて、『CREATE』を選択して自分でゲームの卓を立ててみましょう。
CREATEを選択すると『Singleplayer』、『Multiplayer』、『Hotseat』の3つが表示されます。

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1人で遊ぶなら『Singleplayer』、友達と遊ぶなら『Multiplayer』、1人で対人数戦の練習をするなら『Hotseat』といったところでしょうか。
今回は友達と遊ぶことを想定して、『Multiplayer』をクリックしてみます。
すると、サーバー名やパスワードを決められる画面が表示されます。

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ここで参加人数を含む必要事項を入力すると卓は立ちました。

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自身のゲームサーバーでは、クラシックゲームをプレイできる『Classic』や、有料コンテンツとなっているボードゲームをダウンロードできる『DLC』、途中で中断しているゲームを再開できる『Save & Load』などのコンテンツがあります。
一見すると、ボードゲームで遊ぶためには『DLC』から有料のボードゲームをダウンロードしないといけないようにも見えますが、そんなことはありません。
ここで『Workshop』を選択しましょう。

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そうすると『Workshop』のフォルダが表示されます。
フォルダ内、検索枠の横に『Browse』と書かれたボタンが表示されるので、こちらのボタンをクリックすれば、『Tabletop Workshop』のWebページにアクセスができます。

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ここには世界中のユーザーが作った3Dデータや試作段階のボードゲームなどが公開されており、それらのデータをダウンロードすることができる訳です。
試しに2022年4月~6月頃にEngamesさんから日本語版が発売予定の『Inperial Steam』を検索してみましょう。

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検索結果は以下の通り。

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あとは、表示されたページの下にある『サブスクライブ』ボタンをクリックすることでフォルダ内にゲームが追加されます。
追加されたゲームは読み込むことで自身のサーバー上の机の上に展開されます。

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これでゲームを遊ぶ準備は整いましたね。

【Tabletop Simulatorの操作方法を学ぼう!】

ここまでくれば、後は仲間を集めて遊ぶだけと言いたいところですが、折角なので簡単な操作と、覚えておくと点数計算などが楽になるオブジェクトについても触れたいと思います。
まず、画面の動かし方について。
画面の水平移動はキーボードのW(上)、S(下)、A(右)、D(左)で簡単にできます。
カードや駒類はマウスの左クリックで摘めるのですが、それを運ぶときに水平移動の方法を知っているだけで、かなりストレスが軽減されます。
また、マウスの右クリックを押しながら、上下にマウスを動かすと画面を傾き、左右に動かせば画面の向きを変えることも。
あとはカードにカーソルを合わせ、右クリックするとカードのシャッフルやドローなどが簡単にできたりもします。

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他にも、画面上部にあるObjectsの内には役立つアイテムが納められています。

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特にComponentsの中にダイスやポーカーチップ、電卓やカウンターなど、ゲームを快適にプレイするためには欠かせないアイテムばかり。

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これらのオブジェクトを使いこなせるかどうかで、オンラインボードゲームの快適さが変わると言っても過言ではありません。
この他にも、多くの機能を有していますが、私自身全てを把握している訳ではないため、もっと詳しく知りたい方はWikiなどで調べてみるのも良いと思います。

https://w.atwiki.jp/ltts/

【良いことばかりじゃない!?Tabletop Simulatorの問題点】

最後に『Tabletop Simulator』の問題点にも触れておこうと思います。
先程、『Tabletop Workshop』がらボードゲームデータのダウンロードについて解説した際、気が付いた方もいたかもしれませんが、ダウンロードできるコンテンツの中には、著作権者の許諾なしに勝手にデータ化された海賊版のようなものも大量にあるように思われます。
『Tabletop Simulator』側も対応を取っているのかもしれませんが、これだけ溢れ返っているところを見るにあまり機能していないように感じます。
もしも、この記事を読んで『Tabletop Simulator』に興味を持たれた方は、著作権者からデータが公開されているのかを十分確認して遊んでもらいたいところです。

【最後に…】

『Tabletop Simulator』について、アレコレと書かせてもらいましたが、興味を持ってもらえましたでしょうか。
以前よりは対面でボードゲームを遊び易くはなりましたが、遠方の友人たちと気軽に遊べるツールとして、『Tabletop Simulator』はまだまだ活躍の場があるように思います。
もしも、この記事によって『Tabletop Simulator』のユーザーが少しでも増えてくれたら嬉しいです。

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