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kickstarter 2021年7月前半 気になるプロジェクトまとめ

暑さも本格化してきましたが、如何お過ごしでしょうか。
どうも、水分取り過ぎでお腹タプタプなDuckです。
熱中症になるよりお腹タプタプの方がマシなので、水分を取りまくっているのですが、水分取り過ぎて若干気持ち悪くなったりもしています。
基本は水やお茶を中心に飲んでいる訳ですが、たまに違う味が欲しくてジュースを飲むと、これが滅茶苦茶美味い。
まぁ、美味しいからといって、ジュースばかり飲んでいると違う意味でお腹が出てきてしまうので、注意が必要なんですけどね。

さて、今回もkickstarterの気になるプロジェクトまとめです。
いつもお世話になっているTantrum House様(https://www.youtube.com/user/tantrumhousegames)のまとめを参考に作成していますが、今回はその他にも気になっている作品をピックアップしております。
※出典の明記がない画像は全てBGGからお借りしています。
※記載された内容に誤りがあった場合、ご指摘頂けると助かります。

【1947】

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プレイ人数:3~6
プレイ時間:240~600
メカニズム:  Auction, Hexagon Grid, Network and Route Building, Stock Holding, Tile Placement 
BGG Weight:不明
デザイナー:Sergio Spaggiari
アーティスト:不明
パブリッシャー:Aleph Game Studio
キャンペーン期間:7月8日~
Kickstarter URL:https://www.kickstarter.com/projects/alephgamestudio/1947-the-decline-of-an-empire-the-birth-of-a-nation?ref=profile_saved_projects_live
BGG URL:https://boardgamegeek.com/boardgame/223404/1947

1836年から1947年のインドを舞台に、鉄道の誕生から国の独立まあでを描いた18xxシリーズ。
プレイ時間は脅威の240分~600分と完全に別次元。
重量級ゲームというより、超重量級ゲームと言っても過言ではないように思います。
デザイナーはSergio Spaggiari氏。
過去の作品の情報はなく、今作が初作品とのことです。
アートワークは記載がなく、不明。
渋めのデザインで私的には割と好みではあります。
パブリッシャーは2017年に誕生したばかりのAleph Game Studio。

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主にウォーゲームや18xx系の作品をメインで製作している新興パブリッシャーのようです。
過去作ですと架空の動物園を舞台にした異色の18xx系こと『18ZOO』や、19世紀末から20世紀初頭の北イタリアを舞台とした『1883: Building Railroads in Northern Italy』などがあります。

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過去にKickstarterを利用したプロジェクトはなく、製作進行管理面での不安はありますね。
重量級ゲーム制作には実績のあるパブリッシャーなので、そういう意味では安心はあるかもしれません。
このゲームは他の18xx系には見られない多くの要素が含まれており、例えば株式も通常の株に加え、転換社債や貯蓄型株式といった特殊なものも登場するようです。
また、季節風や乾季などの環境よって企業活動に影響を与えたり、路線から得られる収益の減少を抑える寺院や、到達することで労働者や株式仲介人などのボーナスを得られる国外居住区があったりと、ルールの複雑さが更に増しています。

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非常に興味深い作品ではあるのですが、私の手には余りそうなのも事実。
内容だけでなく、コンポーネントも盛々なこともあって、プレッジは€90と中々に良いお値段。
これは非常に悩ましい案件と言えますね。

【Bantam West】

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プレイ人数:1~4
プレイ時間:45~180
メカニズム:  Action Points, Dice Rolling, Events, Hand Management, Line of Sight, Market, Modular Board, Role Playing
Variable Player Powers, Variable Set-up, Worker Placement 
BGG Weight:不明
デザイナー:Ike Brunicardi
アーティスト:Ike Brunicardi
パブリッシャー:Bantam Planet
キャンペーン期間:7月13日~
Kickstarter URL:https://www.kickstarter.com/projects/bantamplanet/bantam-west?ref=profile_saved_projects_live
BGG URL:https://boardgamegeek.com/boardgame/328687/bantam-west

西部開拓時代を舞台に悪評を高めながら、勝利を目指す2~4人用の作品。
プレイ時間は45~180分の人数によって振れ幅が大きいように感じます。
デザイナーはIke Brunicardi氏は今作が初の作品。
BGGには明記はありませんでしたが、プロジェクトページを見る限り、アートディレクターにIke Brunicardi氏、グラフィックデザイナーとしてはDaivid Mackenzie氏が担当しているようです。

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リアルなイラストが中々に格好良くて好みです。
パブリッシャーはノースカロライナ州に拠点を構えるBantam Planet。

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今作がこのパブリッシャーにとって初作品らしく、無事完成するのかも含め不安が大きいように感じます。
ゲームは荒野を探索し、素材を集めながらゲームを進めていきます。
プレイヤーが操るキャラクターには、個別の能力を持っており、それらを駆使して『Bantam West』の世界を生き抜いていく訳です。

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町の外には凶暴な野生動物や盗賊といった危険が数多く潜み、それらを乗り越えるためには厳しい戦いであっても挑まなければいけません。
Kickstarterのページを見ると目を引くのは、やはり精巧なミニチュアの数々です。

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これらのミニチュアが盤面を埋めるかと思うと、テンション上がっちゃいますね。
プロジェクトとしては不安感の拭えないため、なかなかオススメし難い部分も多くありますが、西部開拓時代特有の世界観が刺さる方や、プレイヤー同士がガッツリ殴り合うようなマルチ要素の強い作品がお好きな方は支援を検討してみても良いかもしれません。

【On Mars: Alien Invasion – A Somewhat Cooperative Expansion】

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プレイ人数:1~5
プレイ時間:80~150
メカニズム:  Cooperative Game, Worker Placement 
BGG Weight:不明
デザイナー: Vital Lacerda
アーティスト:Ian O'Toole
パブリッシャー:Eagle-Gryphon Games
キャンペーン期間:7月15日~
Kickstarter URL:https://www.kickstarter.com/projects/eaglegryphon/on-mars-alien-invasion
BGG URL:https://boardgamegeek.com/boardgame/278241/mars-alien-invasion-somewhat-cooperative-expansion

『On Mars』に協力要素を加えた拡張登場。
プレイ時間は80~150分と例によって重量級。
デザイナーはVital Lacerda氏。
本ブログでもお馴染みのデザイナーなので今更感はありますが、トヨタ自動車のカンバン方式からヒントを得て作られた作品のリメイク『Kanban EV』や、警察やFVIの捜査網を搔い潜り、各所に隠した資金を回収しつつ、街からの脱出を目指す『Escape Plan』など、多くの重量級ゲームを製作している方です。

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私的には今年中にKickstarterでキャンペーンがスタート予定の『Weather Machine』が特に気になるところ。

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こちらのゲームは気象を操ることに成功した機械を中心とした作品のようですが、ルールなどの詳細は不明。
メカニズム的には、ワーカープレイスメントやアクションポイントなどVital Lacerda氏の作品でよく登場するものが中心。
真新しさはありませんが、最終的には刺さる作品に仕上がっていることを期待したいと思います。
取り合えず、コマがメチャ可愛くて上がりますね。

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アートワークはIan O'Toole氏。
こちらもお馴染みのアーティストで、Martin Wallace氏の伝説的な鉄道ゲーム『Age of Steam Deluxe Edition』や、アメリカの実業家アンドリュー・カーネギーの生涯を題材とした作品『Carnegie』などがあります。

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どの作品も格好良いですよねぇ。
パブリッシャーはEagle-Gryphon Games。

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最近の作品ですと車両を売り買いしながら利益を上げることを目指す『For Sale Autorama』や、Vital Lacerda氏の代表作でもある『Lisboa』の一部システムを抜き取り再構築した作品『Mercado de Lisboa』など、割と軽めの作品も発行していたりします。

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ちなみに『Mercado de Lisboa』は2021年6月に発送される予定でしたが、予想以上に前倒しとなって手元に届いたのは4月上旬でした。
『On Mars』や『Kanban EV』は確か数ヵ月遅れた気がするので、予定より早く到着したのは相当驚いたのを覚えています。

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今作では4種類の協力モードが用意されています。
どのモードでも侵略を目論むエイリアンとの戦いが繰り広げられます。

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まず、1つ目のモードではプレイヤーの1人がエイリアンを操り、その他のプレイヤーは協力してエイリアンを倒すといった一対多の戦いが楽しめる『Invasion』。

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出典:https://boardgamegeek.com/boardgame/278241/mars-alien-invasion-somewhat-cooperative-expansion

このモードでの注目ポイントは最大5人まで遊べるといったところでしょうか。
どれだけエイリアンが強力な存在かは分かりませんが、なかなか激しい戦いが予想できますね。

エイリアンの次は火星に突如発生した未知のウィルスを協力して戦う『Outbreak』。

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出典:https://boardgamegeek.com/boardgame/278241/mars-alien-invasion-somewhat-cooperative-expansion

どこの『パンデミック』かと思いましたが、画像にあるコロニーを建設すれば勝利条件を満たせるらしい。
こちらは2~4人までプレイ可能なモードとなっています。

3つ目はエイリアンによって引き起こされる施設の破壊工作にスポット当てた『Blackout』。

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出典:https://boardgamegeek.com/boardgame/278241/mars-alien-invasion-somewhat-cooperative-expansion

このゲームでは施設が破壊によって電力の供給が止まり、施設全体が暗闇に包まれる前に、停止した施設を修復することを目的としたルールとなっています。
このモードも2~4人まで遊べるモードとなっています。

最後は5つある目標の内、4つを15ラウンド以内の達成を目指す『Monolith』。

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このモードでもエイリアンからの妨害工作はあるので、そちらへの対処をしつつ、攻略を目指す必要がありそうですね。
注目ポイントとしては他の3つのモードとは異なり、ソロにも対応しているところです。
勿論、協力モードとしても遊べますが、ソロ需要にも応えているのは、最近のゲームらしさを感じます。

今作のプレッジは、『Mercado de Lisboa』同様に日本語版も選択できるため、非常に助かりますね。
プレッジ額も$49と思っていたよりはお手頃なので、協力モードに興味のある方は是非支援してみてはどうでしょうか

【まとめ】

今回は3作品を紹介させて頂きました。
『On Mars: Alien Invasion』は支援確定として、『1947』も気になるんですよね。
少し前に『18Chesapeake』を遊ばせてもらい、18xxシリーズに断然興味が出てきた私的には、なんとも魅力的な作品です。

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ただ、18xx系の入門編と名高い『18Chesapeake』ですら手に余り気味なのに、複数の要素が絡み合った『1897』を本当に遊べるのか、不安感が強いです。
勿論、そこは慣れの部分も大きいので、なんとも言えないんですけどね。
まぁ、もうしばらく考えてから決めようと思います。
そんなことを考えながら、朝も早くからボードゲームのことしか考えていないDuckでしたとさ。

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