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Kickstarter 2020年8月後半 気になるプロジェクトまとめ

毎日暑い日が続いておりますが、如何お過ごしでしょうか?
誰かが今年は冷夏らしいとか言っておりましたが、どこのどいつでしょうか。
どういうことなのか、責任者に説明してもらいたいものです。
私は非常に暑がりなので、マスクを着用しての活動にはそろそろ限界を感じていて、とても憂鬱です。
そんな鬱々とした日々の気分転換に、例によってKickstarterの新規プロジェクトを見ながら妄想を膨らませるDUCKなのでした。
本日もTantrum House様(https://www.youtube.com/user/tantrumhousegames)の動画を参考に気になる作品をいくつかピックアップしていきたいと思います。
※掲載されている画像はBGGからお借りしています。
※記載された内容に誤りがあった場合、ご指摘頂けると助かります。

【Die of the Dead】

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プレイ人数:2~5
プレイ時間:30~50
システム:Dice Rolling
BGG Weight:不明
デザイナー:不明
アーティスト:不明
パブリッシャー:Radical 8 Games
キャンペーン期間:8月25日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/292363/die-dead

メキシコの『死者の日』を題材としたダイスゲーム。
『死者の日』※1とは日本のお盆に似ていますが、お盆よりも明るく盛大に祝う祝祭です。
プレイ時間的には軽量級と中量級の間ぐらい。
デザイナー及び、アートワークを担当された方はそれぞれ不明。
パブリッシャーのRadical 8 Gamesは過去に『Forks』というカードゲームをリリースしているパブリッシャーです。

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BGG Ratingは6.7ですが、投票数は36票(8月15日現在)とまだ少ないため、面白さの判断は難しいところ。
少なくともKickstarterの利用は初めてとのことで、支援者からすると不安な部分も大きいように感じます。
ゲーム中、プレイヤーは死者の国から生者の住まう大地に魂を導く精霊となって、9段ある階段を登り切り、最も早く魂を生者の住まう大地に連れていくことで勝者となります。

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階段を登るためには、魂を表すダイスを転がす必要があります。
ダイスゲームなので運要素も強いように感じますが、キャンドルやマリーゴールドなど特殊な効果を持つトークンも使うことで有利にゲームを進めることもできるようです。

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『死者の日』を題材としているだけあって、棺や階段にも細かく綺麗なイラストが描かれており、カラフルな色遣いに目を引かれます。
それなりにコンポーネントが多いことを考えると、6000円ぐらいのプレッジ金額ではないかと予想。
『死者の日』という、日本ではあまり馴染みのない文化にも触れられるのはボードゲームの素敵なところですね。
※1 Wikipedia『死者の日(メキシコ)』参照
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E8%80%85%E3%81%AE%E6%97%A5_(%E3%83%A1%E3%82%AD%E3%82%B7%E3%82%B3)

【The Belgian Beers Race】

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プレイ人数:2~4
プレイ時間:60~150
システム:不明
BGG Weight:不明
デザイナー:Michaël Boutriaux
アーティスト:Ammo
パブリッシャー:BYR Games
キャンペーン期間:8月27日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/299838/belgian-beers-race

ベルギーにあるビール醸造所を巡る少し変わったレースゲーム。
プレイ時間は60~150分とやや重量級寄り。
デザイナーのMichaël Boutriaux氏、アートワークのAmmo氏、パブリッシャーのBYR Gamesにとって、今作が初作品となります。
デザイナーのMichaël Boutriaux氏はDes Jeux Une Fois※2のボードゲームレビュアーとして多くのゲームを紹介してきた方なので、既にご存じの方も多いかもしれません。
アートワークのAmmo氏は、ゲームの舞台となったブリュッセルのカンティヨンにあるビール醸造所の公式イラストレーターという経歴をお持ちの方です。
BYR Gamesは今作を制作するために作られたパブリッシャーらしく、例によって不安な要素も多いように感じました。

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ただ、元々ボードゲームレビュアーとして活躍されている方が制作されるゲームなので、企画自体が頓挫するようなことはないと思いたいです。
ゲームは、地図上にあるビール醸造所を巡ってビールを購入し、レース3日目の指定された時間までにブリュッセルのグランプラスに戻ってこなければなりません。
日にちごとに移動できる時間数が設定されており、その時間内で行動することとなります。
用いられる移動手段は公共交通機関やヒッチハイクなどいくつかありますが、使う移動手段によっては遅延に巻き込まれたり、移動の成功確率が1/2だったりとデメリットもあるようです。
ゲームの要素として面白いと感じたのは、ビール醸造所でのアクションです。
アクションには、ビールの試飲やチーズの購入といったものがあります。
例えば、ビールを飲み過ぎると次の日の起床時間に影響が出たり、購入したチーズを食べれば血中アルコール濃度を下げることができたりとゲームのテーマにも合っていて非常にユニーク。
また、ボード上に示されるビール醸造所は現実にある醸造所とのこと。
そういう意味では、ビール好きには堪らない作品かもしれませんね。
詳しいコンポーネントが明らかになっていないため、なかなか予想するのは難しいですが、箱の大きさを見る限り、そこまで箱の厚さもないことから10000円を超える高額なプレッジ金額を設定されることはないと思われます。
ビール好きによるビール好きのためのゲーム、試しに支援してみてはいかがでしょうか?
※2 Youtube『Des Jeux Une Fois』
https://www.youtube.com/results?search_query=des+jeux+une+fois

【まとめ】
本日は2作品と少なめです。
とはいえ、今月は支援を検討するものが少ないのかと言われると、そんなことはなくて悩んでいる案件もそこそこあったりします。
例えば、こちらの作品。

【Lunar Base】

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プレイ人数:2~6
プレイ時間:15~30
システム:Card Drafting, Catch the Leader, Chaining, Command Cards, Take That, Tile Placement, Variable Player Powers
BGG Weight:不明
デザイナー:Joosep Simm, Kaido Koort, Silver Türk
アーティスト:Ladislava Bohacova
パブリッシャー:Self-Published
キャンペーン期間:8月4日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/313841/lunar-base
Kickstarter:https://www.kickstarter.com/projects/hugphones/lunar-base-a-moon-colonization-base-building-card-game?ref=profile_saved_projects_live

月面基地の開発競争を題材としたドラフト要素のあるカードゲームです。
シンプルなカードデザインが妙にDUCKの心を掴んで離しません。

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プレッジ金額も3000円以内、送料も1000円強とお財布にも優しい。
不安なところとしてはデザイナー、アートワークともに無名の方ばかりなのと、セルフパブリッシャーである2点。
割と大きな問題ではありますが、「安めだし、別に良いかな」と思ってしまう部分もあったりする意志の弱い子ちゃんなのです。
まだプロジェクト終了までは時間があるので、説明書を読みながら悩みたいと思います。
ちなみに私を誘惑するのはボードゲームだけではありません。
トークントレイだって素敵なものがあるのです。

【Token Sesame | The Transforming Token Holder for Board Games】
Kickstarter:https://www.kickstarter.com/projects/cloudpunchergames/token-sesame-a-transforming-token-holder-for-board-games?ref=profile_saved_projects_live

非常に使い易そうなトークントレイ。
トレイの組合せ方によって形を変えられる仕様のようです。
トレイの側面には『Raiders of the North Sea』のMihajlo Dimitrievski氏や『Everdell』のAndrew Bosley氏など、多くの有名クリエーターが書いたイラストを付け替えられるとのこと。
こんな素敵なトレイ欲しくなってしまうのは当然、仕方ないことなのです。
こちらも、まだまだ時間があるのでゆっくり考えたいと思います。

この他に、念願の『Q.E.』と『Loot of Lima』を先日購入し、何としても手に入れたい『Vinhos Deluxe Edition』の国内流通も目前に迫っているので、本来ならもう少し自重した方が良いんですけどね。
そんな感じで欲しいものが山のようにある、煩悩まみれのDUCKなのでした。

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