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Kickstarter 2020年7月前半 気になるプロジェクトまとめ

怒涛の新作ラッシュだった6月も残すところ、あと少しで終わりますが、皆様如何お過ごしでしょうか。
辛うじてなんとか乗り越えたDuckです。
6月は色々ありましたね。
『Terraforming Mars Big Box』kickstarterキャンペーンスタートとか、『MARACAIBO』メタルコイン争奪戦とか。
ボードゲーマー的には、お財布が切迫していた方も多かったことと思います。
果して来月はどうなるんでしょうね。
面白そうな新作が発表されることに対する期待と財布へのダメージを心配する不安を混ぜ合わせながら、今回もTantrum House(https://www.youtube.com/user/tantrumhousegames)の動画を参考に気になる作品をチェックしていきたいと思います。
※掲載されている画像はBGGからお借りしています。
※記載された内容に誤りがあった場合、ご指摘頂けると助かります。

【Catapult Kingdoms】

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プレイ人数:2~4
プレイ時間:20~30
システム:Events, Movement Template, Player Elimination
BGG Weight:不明
デザイナー:Kristian Fosh
アーティスト:Kristian Fosh, Damien Mammoliti
パブリッシャー:Vesuvius Media
キャンペーン期間:7月2日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/310789/catapult-kingdoms

相手の城を物理的に破壊するゲーム。
一見すると2人専用かと思いきや、4人でワイワイ遊べるゲームのようです。
プレイ時間も20~30分と割と短く、遊び易いように感じました。
デザイナーのKristian Fosh氏は今作が2作目の作品です。
前作『Escape from Flat Earth』はBGG Wight1.00の非常に簡単なゲームだったため、今作も複雑さより幅広い層に遊ばれるルールの簡単さに重きを置いた作品ではないかと思いました。

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アートワークには、デザイナーのKristian Fosh氏と『Brass: Birmingham』や『Edge of Darkness』にも関わっているDamien Mammoliti氏が参加。

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パブリッシャーのVesuvius Mediaは、『Covil: The Dark Overlords』や『Dwar7s Fall』シリーズを中心に発行しており、Kickstarterにもプロジェクトを12本立ち上げています。

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過去のプロジェクトを見る限り、到着までに数ヵ月の遅れはあるものの、そこまで大きな遅れは出ていなそうです。
ゲーム自体は相手プレイヤーの城塞に向け、カタパルトで投石するゲームなので、複雑さは感じません。
プレイヤーフェイズは作戦フェイズ、照準フェイズ、攻撃フェイズ、クリーンアップフェイズの4種類から構成されているようです。
BGGの画像を見るとカードも使って遊ぶようで、このカードを使って手番のアクションを決めるのかもしれませんね。

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プラスチックレンガやミニチュアも多く、プレッジ金額は高いように思います。
8,000円は超えそうな印象を受けますが、それだと手が出難い気もしますし、何とも難しいところですね。

【Surrealist Dinner Party】

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プレイ人数:2~4
プレイ時間:35~50
システム:End Game Bonuses, Set Collection
BGG Weight:不明
デザイナー:Mary Flanagan, Emma Hobday, Max Seidman
アーティスト:Spring Yu, Virginia Mori
パブリッシャー:Resonym
キャンペーン期間:7月7日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/310194/surrealist-dinner-party

シュールレアリストのアーティストや作家をディナーに招き、彼らを満足させることを目的としたセットコレクションゲーム。
見た目的に軽めのゲームかと思っていましたが、どちらかと言えば中量級ゲーム寄りのプレイ時間のようです。
デザイナーのMary Flanagan氏、Emma Hobday氏、Max Seidman氏はHobby Japan様から日本語版が発売されている『Mechanica』が有名ですね。

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Kickstarterで支援した方からすると、割と早い段階で日本語版の発売が決まり、気持ち的に穏やかでなかったように思います。
この作品の他にも、Mary Flanagan氏とMax Seidman氏の2人で発表したものとして『Visitor in Blackwood Grove』があります。

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こちらもHobby Japan様より日本語訳つきで発行されていますが、ゲーム自体の評判はあまり聞かなかった印象。
アートワークを担当されたSpring Yu氏も『Mechanica』に関わっているイラストレーターです。
前作はポップで可愛らしいイラストでしたが、今回は少し暗くて不思議な雰囲気。

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初めてイラストを見たとき、絵本作家のエドワード・ゴーリーの作品に少し似ているように感じました。

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もしかしたら意識しているのかもしれないですね。
一方、Virginia Mori氏は今回が初作品のようです。
今後の活躍に期待。
パブリッシャーのResonymはMary Flanagan氏とMax Seidman氏の作品を中心に発行しているパブリッシャーのようです。
先程も少し触れた通り、『Mechanica』の日本語版発売タイミングにヒヤリとした方も多かったと思います。
今回の作品は、日本の一般流通に乗るタイプのゲームには思えませんが、少し警戒した方が良いパブリッシャーかもしれません。
ゲームとしてはセットコレクションとのことですが、詳細は不明。
BGGの説明によると招待客が望む料理を提供しなくてはならないようです。
カードの左側に食材のようなアイコンもありますし、これが招待客の望む料理なのでしょうか。

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また、招待客同士の相性もあるようで、席順も気にしなければならないとのこと。
こちらも想像でしかありませんが、カードの並びで相性の良し悪しを判断するような気もしますね。
プレッジ金額自体は、そこまで高額にはならないのではないかと予想。
カードゲームですので、高くても3,000円から4,000円ぐらいでしょうか。
設定金額が割と手頃なら試しに支援してみても良いような気がします。

【Dead Reckoning】

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プレイ人数:1~4
プレイ時間:90~150
システム:Area Majorit, Area Movement, Cube Tower, Deck Building, Modular Board
BGG Weight:3.50
デザイナー:John D. Clair
アーティスト:Ian O'Toole
パブリッシャー:Alderac Entertainment Group
キャンペーン期間:7月8日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/276182/dead-reckoning

カリブ海を舞台に海賊として宝を探し、影響力を高めることを目的としたエリアマジョリティゲーム。
プレイ時間は90~150分と見た目通り重量級。
デザイナーのJohn D. Clair氏は『Mystic Vale』や『Space Base』といった人気作を多く制作しているクリエーターです。

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『Space Base』は私も何度か遊ばせてもらいましたが、艦隊を構築する面白さと適度な運要素が良い具合にマッチし、とても面白いゲームのように感じました。
アートワークを担当しているIan O'Toole氏はEagle-Gryphon Gamesの『On Mars』やPearl Gamesの『Black Angel』のイラストを担当している方です。

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絵の雰囲気も好きなのですが、特に色の付け方が好みで私的には推しイラストレーターの1人と言えます。
パブリッシャーは今更説明不要なAlderac Entertainment Group(AEG)です。
多くの作品を世に送り出している大手ではありますが、Alderac Entertainment Group名義でキャンペーンを実施している件数は7件と少なめ。
過去のキャンペーンを確認したところ、若干の遅れはあったようですが許容範囲内のように思いました。
私がこのゲームを魅力的と感じた理由として、海賊船や乗組員を自由にカスタマイズできるところが挙げられます。
例えば、海賊船はボードを差し替えることによって大砲の数や速度、積載量などが変化します。

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一方、乗組員は乗組員カードに半透明の進歩カードを重ねることで強化できるようです。

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また、このゲームには拡張機能としてサガシステムを採用しており、プレイヤーの選択によって新しい要素が追加となるらしい。

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詳細は分かりませんが、こちらも気になるところです。
コンポーネントも相当豪華ですし、これはプレッジ金額高いんじゃないかと予想。
何とか8,000円前後で収まって欲しいものですね。

【The Shivers】

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プレイ人数:2~4
プレイ時間:30~60
システム:Cooperative Game, Role Playing, Storytelling, Tile Placement
BGG Weight:不明
デザイナー:Andy Logan
アーティスト:William Tiller
パブリッシャー:Self-Published
キャンペーン期間:7月14日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/287411/shivers

飛び出す絵本で遊ぶ今までにない協力型謎解きゲーム。
いくつかのストーリーが収録されており、1本あたり30~60分程度とのことで割とサクリと遊べそうな感じですね。
デザイナーのAndy Logan氏、アートワークのWilliam Tiller氏も今回が初作品、パブリッシャーも個人発行です。
注目作ではありますが、全てが初めてとなると本当に完成するのかという不安は大きいように感じます。
ゲームは1人のプレイヤーが進行役となり、他のプレイヤーは協力しながら魔法の屋敷を探索していきます。
BGGの画像を見ると、思っていた以上に飛び出す絵本感が強いですね。

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どの家具も何らかのギミックが隠れているように見え、何とも怪しい。
個人的に気になるのはシステムとしてタイルプレイスメント要素があること。
飛び出す絵本とタイルプレイスメントがどのように掛け合わされるのか、謎ですね。
これだけ作り込まれていることを考えると、プレッジ金額はそこそこ高くなりそうな気がします。
とはいえ、5,000円を超えられると正直手が出し難いです。
そこまで高くならないことを祈りつつ、キャンペーンスタートを待ちたいと思います。

【まとめ】
今回は4作品を紹介させて頂きました。
気になった作品はありましたでしょうか?
個人的には『Dead Reckoning』が一番注目しています。
アートワークも好みではありますが、やはり海賊船や乗組員をカスタマイズできる自由度の高さが魅力的です。
それにしても、7月前半は面白そうな作品が多いですね。
これは7月後半も期待大です!

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