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未来を取り戻せ!『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のボードゲームが出るらしい

※注意※
この記事には『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのネタバレ要素があります。
ご注意ください。

皆さん、映画はご覧になりますでしょうか。
私が住んでいた地域では子供の頃、毎週木・金・土・日と各局で21時からTVで映画を放送していました。
『インディー・ジョーンズ』や『スターウォーズ』といった子供心にワクワクするような作品から、『プレデター』や『裸の銃を持つ男』などの子供が見るには少し刺激が強い作品まで、幅広いジャンルを放送していたように記憶しています。
今でこそ年間で数える程しか映画を見なくなってしまいましたが、当時の私は毎週のようにTVの前で楽しみしていました。
特に好きだった作品は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズです。
30~40代の方には馴染み深い作品ではないでしょうか。
私も録画して何度もビデオを見返したものです。
多分、タイムパラドックスという言葉を知ったのもこの作品で初めてだったように思います。
そんな思い出深い作品のボードゲームが今年発売されるらしい。
しかも2作品も。
国内流通は絶望的かとは思いますが、チェックしていきたいと思います。
※掲載されている画像はBGGとWikipediaからお借りしています。
※記載された内容に誤りがあった場合、ご指摘頂けると助かります。
 
【バック・トゥ・ザ・フューチャーってどんな映画?】
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は『フォレストガンプ』のロバート・ゼメキス監督の全3作からなるシリーズです。
マイケル・J・フォックス演じるマーティ・マクフライが親友のエメリッヒ・ブラウン博士(通称ドク)が完成させたタイムマシン(デロリアン)に乗り、過去と未来を行き来しながら困難を乗り越える物語です。
この作品で登場するタイムマシンは実在した車、デロリアン・DMC-12を改造したものです。

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このデロリアンがタイムトラベルするためには時速140km出さなければならず、成功した後に残る火の轍が子供心に格好良くて印象的でした。
作中の登場人物も魅力的なキャラクターばかり。
最初の頃、コケにされることを嫌うマーティンが作品を重ねるごとに成長していく姿は注目してもらいたい。
悪役も結構好きです。
悪ではあるけど、大罪犯す悪ではなく、小悪党といった感じ。
少し頭の弱い取り巻き達と、ガキ大将感漂うリーダーには憎みきれない魅力があります。
全作を通して見ているとニヤリとする演出があるのも嬉しいところ。
「前作で手に入れたアイテムが、こんな大事なところで活躍するのか!」とかファンならニヤニヤが止まりません。
そんな『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 ですが、6月12日(金)の21時より日本テレビ系列で3週連続放送するようです。
既に何回も見たことがある方も、まだ一度も見たことがない方も、この機会にご覧になってみては如何でしょうか。

参考
Wikipedia:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BB%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC

【Back to the Future: Back in Time】

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プレイ人数:2~4
プレイ時間:50
システム:Cooperative Game, Dice Rolling
BGG Weight:2.00
デザイナー:Prospero Hall
アーティスト:George Bletsis, Les McClaine, Steve Scott
パブリッシャー:Funko Games
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/302388/back-future-back-time
 
1作目を舞台に、マーティンと仲間たちが協力しながら過去から現代に戻ることを目的とした協力型のダイスゲーム。
BGG Weightとプレイ時間を見る限り、そこまでの複雑さや重さは感じないように感じました。
デザイナーのProspero Hall氏は、ディズニー作品に登場する悪役たちにスポットを当てた『Disney Villainous』の製作者です。

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他にも『Jaws』や『The Shining』などの版権ものを多く手掛けている方です。

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アートワークを担当したGeorge Bletsis氏、Les McClaine氏、Steve Scott氏の3名ともに今回が初作品。
パッケージを見る限り、80年代の海外コミックスを彷彿とさせるイラストは映画の雰囲気にマッチしており、イメージと違うという不安感はないように感じます。
パブリッシャーのFunko GamesはデザイナーのProspero Hall氏が手掛ける『Funkoverse Strategy Game』シリーズを多く出版しているようです。

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プレイヤーは過去から現代に帰るため、アイテムの収集やデロリアンの修理など、ミッションをクリアしながら現代に戻る準備を進めていきます。
プレイヤー用のミニチュア駒4体とNPCミニチュア駒が3体あり、クオリティは微妙なラインですが、カードイラスト準拠といった感じ。

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NPCの行動をある程度コントロールしないと攻略は難しそうな印象を受けました。
個人的にはデロリアン駒が同梱されているのはポイント高いですね、購入意欲を刺激されてしまいます。

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ダイスロールの要素もあるようですが、どのタイミングなのかは不明。
こちらの作品、既にBGG上でルールも公開されているので、後日チェックしてみたいと思います。
 
【Back to the Future: Dice Through Time】

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プレイ人数:2~4
プレイ時間:不明
システム:Cooperative Game, Dice Rolling
BGG Weight:2.00
デザイナー:Ken Franklin, Chris Leder, Kevin Rodgers
アーティスト:不明
パブリッシャー:Ravensburger Spieleverlag GmbH
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/292564/back-future-dice-through-time

作中に訪れた各時代にばら撒かれた歴史改変の原因となるアイテムを制限時間内に回収し、歴史を収束させることを目的としたダイスゲーム。
BGG Weightは2.00と、こちらも軽め。
この作品のデザイナーは、日本であまりお名前を聞いかない方ばかり。
共通点があるとすれば、Ken Franklin氏とChris Leder氏は以前『Imagineers』を共作しているぐらい。

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デザイナーは不明。
個人的にはシンプルなパッケージなので好みです。
パブリッシャーのRavensburger Spieleverlag GmbHは『Puerto Rico』や『El Dorado』など、言わずと知れた数々の名作を世に発行し続ける大手パブリッシャーです。

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このゲームはダイスを振ることで進行していきます。

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映画で起こったようなイベントをクリアすると、以下のようなアイテムカードを獲得でき、それを正しい時代に戻すことでクリアが近付く仕掛けのようです。

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各時代にいる悪役の邪魔も入るので、なかなかクリアは難しそう。
OUTATIMEトラッカーがゲームオーバーに到達するまでにクリアしなければならないため、どこの時代から攻略するのか、悪役の妨害をどうやって回避するかが重要になりそうです。
こちらもBGG上にルールブックが公開されているので、どこかのタイミングで確認してみたいと思います。

【まとめ】
簡単ではありますが、2作品を紹介させてもらいました。
両方とも遊んでみたい作品ではありますが、個人的には『Back to the Future: Back in Time』の方が興味ありますね。
海外では原作ありのゲームも多くありますが、版権の関係で日本語版の発売できず、どうしても欲しい場合は個人輸入するしかないのが現状です。
なかなかハードルが高いようにも感じますが、好きな作品なら輸入も選択肢の1つとして考えてみては如何でしょうか。

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