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kickstarter 2021年9月前半 気になるプロジェクトまとめ

どうも、2回目のワクチン接種も終わったDuckです。
接種後、半日ぐらいは発熱もなかったのですが、最終的には38度まで熱が上がりました。
ただ食欲は普通にあったので、私自身そこまで辛くはなかったように思います。
とはいえ、人によって症状の出方は大分違うようなので、ご注意くださいませ。
間違っても無理してボードゲーム会に参加するなんてことは、しちゃだめですよ!

さて、今回は9月前半のプロジェクトで気になった作品を紹介したいと思います。
いつも通り、Tantrum House様(https://www.youtube.com/user/tantrumhousegames)のまとめ動画を参考にしております。
なお、プロジェクト終了まで残り数日の作品も混ざっていますので、ご了承くださいませ。
※出典の明記がない画像は全てBGGからお借りしています。
※記載された内容に誤りがあった場合、ご指摘頂けると助かります。

【SHASN: AZADI】

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プレイ人数:2~5
プレイ時間:90~180
メカニズム:  Alliances, Area Majority, Events, Map Addition, Market, Scenario, Semi-Cooperative Game 
BGG Weight:3.50
デザイナー:Abhishek Lamba, Zain Memon
アーティスト:Soumik Lahiri
パブリッシャー:Memesys Culture Lab
キャンペーン期間:9月7日~
Kickstarter URL:https://www.kickstarter.com/projects/zainmemon/shasn-azadi-what-will-freedom-cost/description
BGG URL:https://boardgamegeek.com/boardgameexpansion/341139/shasn-azadi

2019年に4000人以上の支援者を集めた選挙を題材とした『SHASN』の半協力モードを導入できる拡張。

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プレイ時間は90~180分と基本ゲームから更に長くなるようです。
デザイナーはAbhishek Lamba氏とZain Memon氏の共作。
Abhishek Lamba氏はBGGを見る限り、初めて関わる作品のようです。
一方、Zain Memon氏は基本ゲームである『SHASN』の他に、手元のカード指示に従ってお題に答えるプレイする人を選ぶ『Pineapple』があります。

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アートワークを担当したSoumik Lahiri氏は本作と『SHASN』の2作しか関わった作品はないようです。
他のゲームではなかなか見ることのない、特徴的なイラストが目を引きますね。

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パブリッシャーはMemesys Culture Lab。

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過去に発行した作品は『SHASN』だけとなっています。
ちなみに2020年6月に完成予定だった『SHASN』ですが、季節風やコロナウィルスの影響から発送開始まで約半年の遅れがあったようです。
今作では革命家の1人として他プレイヤーと協力しつつ、現政権を打倒し、その末に自身が新たな国のリーダーとなれるために立ち回るようです。
ゲーム中、アザディカードと呼ばれるカードを発動することによって、現勢力に対する反抗を行えます。

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反抗にはハンガーストライキなどの平和的な抗議活動と、暴動や暗殺といった強行な方法の2通りがあります。
実行した行動によって、以降利用可能となる反抗方法が異なるため、どうのようにして革命を達成するのか、今後の展開を見据えて進める必要がありそうです。
革命の勢いが強まると、こちらのインペリアル・アームス・マット上のカードが表になり、現勢力も策略と武力を駆使して攻撃を仕掛けてきます。

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革命が成功してもゲームは終わりません。
新たな国家のリーダーを選挙で決め、そこでゲームが終了となります。
選択できるプレッジは本拡張の他に、この拡張だけでも遊べるよう基本ゲームから必要なコンポーネントだけ同梱される『AZADI STANDALONE』や前作とセットで手に入る『SHASN & AZADI』など、選択肢は広そう。
なお、本プロジェクトでは『SHASN』のKickstarterキャンペーン中に選択できた『Rome 40 BCE Campaign』と『Brexit Campaign』はアドオンで選択可能ですが、何故だか『Earth 2040 Campaign』は選択できないので要注意。
日本人が避けがちなテーマなためプレイするメンバーは選ぶとは思いますが、是非遊んでみたい作品ですね。

【The SPILL】

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プレイ人数:1~4
プレイ時間:50~60
メカニズム: Action Points, Cooperative Game, Finale Ending, Solo, Sudden Death Ending, Variable Player Powers 
BGG Weight:不明
デザイナー: Andy Kim
アーティスト: Kwanchai Moriya
パブリッシャー:Smirk & Dagger Games
キャンペーン期間:9月8日~
Kickstarter URL:https://www.kickstarter.com/projects/smirkanddagger/the-spill/description
BGG URL:https://boardgamegeek.com/boardgame/338479/spill

石油掘削施設からの石油流出事故から海洋生物を守るため、海上の石油除去や海洋生物の救助を行っていく協力ゲーム。
プレイ時間は50~60分で軽めの中量級といった印象。
デザイナーはAndy Kim氏で、今作が初めての作品となります。
アートワークを担当したのはKwanchai Moriya氏。
近々、国内支援者の手元にも到着予定らしい某大ヒット映画を思い出してしまう『Dinosaur World』や、トロール王国の再建を目指す『In the Hall of the Mountain King』など多くの作品に関わっている方です。

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透き通るような海に赤黒い石油が混ざる様子を忠実に再現しており、今作でも何とも不思議な魅了を持ったイラストのように感じます。

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パブリッシャーはSmirk & Dagger Gamesです。

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過去には5枚のカードをドラフトして戦う『Nevermore』や、他プレイヤーとの協力と裏切りに比重を置いた『Dead Last』などを製作していたようです。

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ちなみにSmirk & Dagger Gamesは2018年にサブブランドであるSmirk & Laughter Gamesを立ち上げていました。

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こちらのパブリッシャーでは昨年紹介した、薄暗い迷宮を蝋燭の光を頼りに脱出を目指す協力ゲーム『The Night Cage』を発行しています。

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本プロジェクトはSmirk & Dagger Gamesの代表でもあるCurt Covert氏名義で実施されており、本作含め過去に3本のゲームのプロジェクトを成功に導きました。
ちなみに2021年1月に完成予定だった『The Night Cage』は生産ラインの遅れから発送の目途が立ったのは7月上旬だったようです。

このゲームは3つあるミッション全てを攻略目指してゲームを進めていきます。
目を引くのは、メインボードの中央に設置された石油掘削施設を模したダイスタワーですね。

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ここにダイスを投げ入れて、溢れ出る石油の量を決める訳です。
石油の量が決まったら、そのダイスを配置するエリアを出目に従って決めていきます。
その後、自身が担当する船を動かして、海洋生物の救助や石油の除去などを行っていきます。
海洋生物の救助スピードが遅かったり、石油流出の規模が拡大し続けてしまうと敗北してしまいます。
そのため、各プレイヤーが担当する個別能力を持つ専門家を駆使して、素早い対応が求められるのです。

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選択できるプレッジは通常版US$45と、豪華版US$60の2種類。
通常版と豪華版の違いは海洋生物タイルが全て、木製タイルに変更となるようです。
ルール自体はそこまで難しさを感じないため、対象年齢はもう少し低くても良いようにも感じますね。
ゲームの難易度がどれぐらいの高さなのか気になりますし、支援したい気持ちもあるのですが、デザイナーのAndy Kim氏は今作が初作品ということもあって、支援し難いところでもあります。
うぅ…非常に悩ましいですね。

【まとめ】

今回は2作品を紹介しました。
どちらも少し癖のある作品ですので、万人受けし難いかもしれません。
特に『SHASN: AZADI』はテーマ的にも日本国内の支援者数は、そこまで伸びないような気がします。
個人的には結構面白そうですし、言語依存の高ささえ考えないようにすれば割と即支援案件なんですよね。
とはいえ、9月後半も悩ましい作品がいくつか控えているので、それも踏まえて支援するか否かを考えたいと思います。
『お前、いつも悩んだ末に支援してないじゃないか』と、幻聴が聞こえてきそうな気もしますが、そこは華麗にスルーしたい。
そんなお年頃のDuckでしたさ。

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