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kickstarter 2022年5月 気になるプロジェクトまとめ

どうも、Duckです。
寒い日が続いておりますが、皆様如何お過ごしでしょうか?
私は昨年末より温め続けていたKickstarter Naviでの連載がやっとこスタートできて、一安心しております。

さて、今回は5月に気になったプロジェクトのご紹介です。
「えっ?Kickstarter Naviでも紹介してるじゃん!手抜きか…?」と思われる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
気になる作品が、あの3作品だけと誰が言ったかな…?
そんな訳で、今回は追加の2作品を紹介です!
とはいえ、どの作品もプロジェクト終了間近のものばかり。
この記事を読んだ時間によっては時すでに遅しかもしれません。
その時はマジでごめんね!!

【Union Stockyards】

プレイ人数:2~5
プレイ時間:45~90
メカニズム:Commodity Speculation, End Game Bonuses, Events, Grid Coverage, Market, Turn Order: Claim Action, Variable Set-up, Victory Points as a Resource, Worker Placement
BGG Weight:3.00
デザイナー:Duane Wulf
アーティスト:Andrew Bosley
パブリッシャー:Solid Rock Games
キャンペーン期間:5月17日~6月10日12時迄
参考リンク集:

概要

シカゴ最大の食肉加工場「ユニオン・ストックヤード」を舞台に、経営者の1人として高い利益を得ることを目指す作品。
プレイ時間は45~90分の中量級のゲーム。
デザイナーはアリゾナ大学で教員として勤めているDuane Wulf氏が担当しています。
過去の作品は、ブリーダーとして動物を育てトロフィー獲得を目指す『Pedigree』のみ。

https://boardgamegeek.com/boardgame/234421/pedigree

アートワークを担当したのはAndrew Bosley氏。
『Everdell』や『Tapestry』など、多くの作品のイラストを担当しています。

https://boardgamegeek.com/boardgame/199792/everdell
https://boardgamegeek.com/boardgame/286096/tapestry

ちなみに近年ですと、唐代の皇室庭園を題材とした『Tang Garden』の拡張『Tang Garden: Seasons』や、変化し続ける氷山の上を旅しながら沈没した財宝を見つけ出したり、高波を越えて航海したりと冒険を繰り広げる『FLOE』などの作品があります。

https://boardgamegeek.com/boardgameexpansion/354718/tang-garden-seasons
https://boardgamegeek.com/boardgame/363204/floe

パブリッシャーはSolid Rock Gamesです。
過去に発行された作品はDuane Wulf氏の『Pedigree』のみとなっています。
ちなみにこちらの作品もKickstarterで支援者を集めており、2019年7月に完成予定となっていましたが、結局のところ、12月から発送開始となったようです。

ルール紹介

本作はユニオン・ストックヤードの歴史的背景を徹底的に調査し、それらをゲームに落とし込んだ作品となっています。
ゲームは6ラウンド(年間)に渡って進行する訳ですが、ラウンドの最初には年度カードが公開されます。

https://www.kickstarter.com/projects/duanewulf/union-stockyards?ref=discovery&term=Union%20Stockyards

この年度カードは、その年に起きる歴史的な出来事について記述されており、その出来事に応じて特殊なラウンドの効果があったり、労働組合に動きがあったりと様々。
ラウンドが始まると中心にあるマーケットへ労働者を派遣し、アクションを実行していきます。
アクションには家畜の屠殺や施設の建築、ブランドの評価を上げたりと様々。

https://www.kickstarter.com/projects/duanewulf/union-stockyards?ref=discovery&term=Union%20Stockyards
https://www.kickstarter.com/projects/duanewulf/union-stockyards?ref=discovery&term=Union%20Stockyards

面白いのは各ラウンドの最初、労働組合がストライキを起こす可能性がある点です。

https://www.kickstarter.com/projects/duanewulf/union-stockyards?ref=discovery&term=Union%20Stockyards

これは年度カードに記された労働組合の不満が高まることにより、ストライキが発生します。
ストライキが発生するとワーカーが1体使えなくなったり、士気の低下を招いたりなど、プレイヤーにとっては嬉しくないことのオンパレードです。
中には労働組合の不満を発散させるアクションもあるため、どこまで労働者に歩み寄るのかのバランスが難しそうです。

その他

今回のプロジェクトはストレッチゴールが存在しません。
個人的に少し残念な気もしますが、Kickstarterだけの特典も存在します。
まず、1つは3Dミニチュア製のファーストプレイヤートークンです。

https://www.kickstarter.com/projects/duanewulf/union-stockyards?ref=discovery&term=Union%20Stockyards

もう1つは鉄道網トークンが木製にアップグレード

https://www.kickstarter.com/projects/duanewulf/union-stockyards?ref=discovery&term=Union%20Stockyards

正直、どちらもKickstarter特典としての魅力は微妙かなって思います。
それよりも気になるのはアドオンで選択可能なメタルコインでしょうか。

https://www.kickstarter.com/projects/duanewulf/union-stockyards?ref=discovery&term=Union%20Stockyards

デザインにも拘りが見えますし、なかなか素敵な仕上がりになりそうな予感がビンビンします。
欲を言えば$10もコインの方が好みではあるのですが、そこはDuane Wulf氏が当時の通貨を元にデザインしたとも考えると、味わいがあるような気がしますね。

選択できるプレッジは$70のみ。
ある意味では潔い気さえします。
まぁ、豪華版がある訳でもないですし、必然と言ってしまえばそうなのですが、何となく寂しい気分になるのは支援者あるあるな気がしますね。
ちなみに私がこの記事を作成している間に日本が国別の支援者数2位まで上り詰めていたことに驚いています。
まさか日本人にここまで刺さるテーマだったとは…

最後に送料についてですが、$29~$34と想定の範囲内です。
ただ、円安の影響で正直$30を超えると、懐へのダメージが大きいのも間違いない。
早く正常な状態に戻って欲しいですね。

史実とメカニクスがマッチした名作の予感!
流通開始後、日本で手に入る未来が全く見えない作品なので、欲しい方はこのタイミングを逃さない方が良いかもしれません。

【DICE PARK : Dungeons of Doom】

プレイ人数:1~100
プレイ時間:30~45
メカニズム:Dice Rolling, Drawing, Line Drawing
BGG Weight:不明
デザイナー:Justine Traignier
アーティスト:不明
パブリッシャー:Baraka Games
キャンペーン期間:5月26日~6月10日23時10分迄
参考リンク集:

概要

通路を作り、モンスターを配置して最恐のダンジョンを作り上げることを目標としたPnPの紙ペンゲーム。
プレイ人数は1~100人と準備さえできれば人数制限はない模様。
プレイ時間は30~45分の軽量級の作品のようです。
気になるのはプレイ人数によって時間の変動があるのかといったところでしょうか。
デザイナーについて、BGGには明記されていないもののKickstarterから過去作を調べたところ、Justine Traignier氏だと思われます。
ちなみにJustine Traignier氏は、空港を舞台に注文の多い乗客たちの要望を叶えることを目的とした『Airflip』を製作された方です。

https://boardgamegeek.com/boardgame/361921/airflip

こちらの作品も本作同様、PnP版のみとなっています。
私もアートワークに惹かれて『Airflip』は支援しているのですが、まだ遊べていません。
製作までは終わっているので近日中に遊べればと思っています。

アートワークを担当されて方についてもBGGには記載されていません。
イラストの雰囲気を見る限り、『Airflip』のイラストレーターと同じ方ではないかと予想しています。

https://boardgamegeek.com/boardgame/363581/dice-park-dungeons-doom

色遣いとかも似ている気がするので、あながち間違いではないと思うのですけど、どうでしょうか。
パブリッシャーはBaraka Gamesです。
こちらのパブリッシャーは現在のところ、今作のようなPnPの作品しか発表していません。
Kickstarterでのプロジェクト自体、前作『Airflip』が初めてでした。
ただ、PnP版の作品だけあってゲームが配信されるまでに時間が掛かるといったことはありませんでした。
ただ、配信したファイルが間違っていたり、上手く表示されなかったりとトラブルは少しだけあったように思います。
まぁ、それぐらいなら全く問題ないので気にもしていませんけどね。

ルール紹介

ゲームは12ラウンドに渡って進行していきます。
ダイスを転がして出目に応じた通路やモンスターを書き込み、ダンジョンを構築していくことを基本としているようです。
勝利点は、書き込んだ通路やモンスターの構成によって得点を獲得できる目標カードや、モンスターの配置によって上昇する恐怖ゲージによって得られるとのこと。
また、配置したモンスターの組み合わせによっても得点を得られるようなので、どのモンスターを配置するのかも重要となりそうですね。
ルールをパッと確認した限りでは、限りなく『Airflip』のテーマ違いといった印象ですね。
プレイ感自体はほぼ同じではないかと思われるので、『Airflip』を遊んでみて好みなら支援しても良いかと思います。

その他

ストレッチゴールは€2500の新たなダンジョンシートまで解放されました。
個人的に嬉しいのはミニ拡張が解放されている点ですね。
プロジェクト終了まで残り48時間を切っているので、残念ながら現在公開されている全ての特典が解放されるないように思います。
何とか€3000まではいきそうなので、どんなモンスターが追加されるのかを楽しみにしたいですね。

プレッジはお財布に優しい$5のみ。
一応、過去作も併せて支援できるプレッジもあるので、『Airflip』も気になる方はそちらも併せて支援しても良いかもしれない。
ちなみにプレッジ自体はお安いものの、実際に印刷したりする必要もあるので、追加で費用が発生するのはお忘れなく。

参考までに私が『Airflip』の製作で掛かった費用についても触れたいと思います。
まず、100枚を超えるカード印刷する用紙。
当初、使わなくなったトレーディングカードにラベルシールでも貼ろうかと思っていましたが、あまりにもダル過ぎたのでSANWAから発売されている『1番厚い両面つやなし用紙』に直接印刷してみました。

裁断が少し大変でしたが、発色も良く概ね満足しています。
不器用過ぎてカードの大きさがマチマチになってしまいましたが、そこはスリーブに入れて誤魔化すことに成功。
あと、人数分必要なダイスは100均で4個セットのものを購入しました。

こちらのサイトでは品切れとなっていますが、類似品はあるかと思いますので、ダイソーかセリアで探してみると良いかと思います。
こちらはいつも遊ぶ人数分あれば良いかと思い、6パック程購入。
これに支援したときに支払った金額を合わせると、2200円ぐらいでしょうか。
こう書き出してみると、言うほど安い訳ではないですね。
PnP版のゲームは支援に対するハードルが個人的に低いので、ついつい支援しがちなのですけど、作る手間だとか費用とかを踏まえて支援は考える必要があるように思います。

ダンジョンクリエイトといったテーマ的には面白そうな作品なので、手軽に遊べる紙ペンゲームが欲しい方は支援してみても良いかもしれませんね。

【まとめ】

如何でしたでしょうか。
興味が湧くプロジェクトはありましたでしょうか。
ちなみに私はどちらのプロジェクトも支援中です。
プロジェクト終了まであまり時間はありませんので、支援を悩んでいる方は早めに決めた方が良いかもしれません。
最近、更新がギリギリ過ぎて読んでくださる方々には申し訳ない限りですね。
出来る限り、有意義な情報を発信できるよう引き続き頑張っていきたいと思います。

まだまだ、円安は続きそうなのでバッカー的には辛い限りですけど、6月も面白そうなプロジェクトを探していきたいと思うDuckなのでしたとさ。

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