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Kickstarter 2020年6月後半 気になるプロジェクトまとめ

皆さん、お元気でしょうか。
次々にボードゲームが着弾しているDuckです。
着弾するとテンション上がりますし、開封しているときは日々のストレスを忘れられる幸せな瞬間なのですが、現実問題片付けるスペースが無くなってきました。
我が家は自粛期間継続中なのでゲーム自体も崩せておらず、なかなかに困ったものです。
とはいえ、我が家の収納事情とは関係なく、面白そうな作品は次々と発表されるのがKickstaterです。
今回もTantrum House(https://www.youtube.com/user/tantrumhousegames)より公開されている動画を参考に気になる作品をまとめていきたいと思います。
※掲載されている画像はBGGからお借りしています。
※記載された内容に誤りがあった場合、ご指摘頂けると助かります。

【The Night Cage】

プレイ人数:2~6
プレイ時間:40~60
システム:Cooperative Game, Grid Movement, Pieces as Map, Sudden Death Ending, Tile Placement
BGG Weight:不明
デザイナー:Christopher Ryan Chan, Chris McMahon, Rosswell Saunders
アーティスト:Christopher Ryan Chan
パブリッシャー:Smirk & Laughter Games
キャンペーン期間:6月16日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/306709/night-cage

薄暗い迷宮を蝋燭の光を頼りに脱出を目指すホラーな協力型タイル配置ゲーム。
内容的に重めのゲームかと思いきや、プレイ時間を見る限り中量級ゲームのようです。
デザイナーは、3名共に本作が初めての作品らしく、どんなゲームになるかは未知数。
楽しみではありますが、支援するには少しハードルが高まりますね。
アートワークはデザイナーでも参加しているChristopher Ryan Chan氏。
アートワークで参加した作品はないらしく、参考にできそうなゲームはありませんでしたが、現在公開されているBGG上の画像を見る限り、プレイヤーの不安感を煽る、良いイラストを描かれる方のようです。

パブリッシャーのSmirk & Laughter Gamesも今回が初作品。
仮にキャンペーンが成功したとしても、無事に発行されるまでどれぐらい掛かるのか予想できないのは辛いところ。
ゲームでは迷宮の脱出に必要なカギを集めなければならず、蝋燭の弱い光で照らされた視界の中、探索を進めなければなりません。
プレイヤーと隣接しているタイルのみ表向きになり、それ以外は一度通ったタイルであっても除外されてしまうようです。

迷宮を探索するゲームだとマッピングが重要となりますが、本作はその方法が通じないとすると難易度も高かもしれませんね。
タイル配置の条件等、まだ明らかになっていないところも多いため判断が難しい部分ではありますが、現状では運要素が高いゲームのようにも思いました。
プレイヤー駒は蝋燭をモデルとした木駒、迷宮を脱出するのに必要なカギもメタル仕様と細かなこだわりを感じる作品です。

プレッジ金額は3000~4000円程度ではないかと予想。
この作品に関わっている方々の実績等を踏まえて考えると、あまり高額だと支援者が集まらないように思います。

【The Age of Atlantis】

プレイ人数:1~4
プレイ時間:90
システム:Area Movement, Contracts, Tech Trees, Worker Placement, Worker Placement with Dice Workers
BGG Weight:不明
デザイナー:Daniel Aronson
アーティスト:不明
パブリッシャー:El Dorado Games
キャンペーン期間:6月16日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/305462/age-atlantis

伝説の都市アトランティスを舞台に政治力を高めることを目的としたゲーム。
デザイナーのDaniel Aronson氏は絵画のような神秘的なアートワークが目を引く『The Island of El Dorado』の作者です。

他にも昨年Kickstarterでプロジェクトを実施していた密造酒をテーマとした『CAPONE』も、この方の作品です。

アートワークを担当された方の情報は出ていませんが、絵画のような絵の中に明らかに異質なロボットが描かれており、独特の世界観が表現されています。

キャンペーンがスタートすれば他のイラストも公開となるはずですので、とても楽しみ。
パブリッシャーのEl Dorado Gamesは『The Island of El Dorado』の他にも『Windward』など、アートワークに特徴のある作品を発行しています。

まだ、発行している作品数はそこまで多くないため、スケジュール管理面での不安もありますが、期待のパブリッシャーと言えます。
ゲームとしては『Teotihuacan: City of Gods』同様にダイスをワーカーに乗せて配置する少し変わったタイプのワーカープレイスメントゲームです。

ダイスを乗せているワーカーの造形も、プレイヤーカラーによって異なるようでこだわりを感じます。
また、建物駒の種類も多く、ゲーム終了時の盤面は相当賑やかになりそう。
これだけコンポーネントが豪華だと、プレッジ金額も8000円以上は覚悟しておいた方が良いかもしれません。
私的には要注目作品です。

【SYNDICATE】

プレイ人数:2~5
プレイ時間:不明
システム:Area Majority, Dice Rolling, Network and Route Building, Tile Placement
BGG Weight:2.50
デザイナー:Greg Dietz, Josh Pollack
アーティスト:Alex Petrowsky
パブリッシャー:PDU Games
キャンペーン期間:6月23日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/281921/syndicate

22世紀の宇宙を舞台に、プレイヤーは犯罪組織のボスとして惑星間での勢力拡大を目指すゲーム。
プレイ時間は明らかになっていませんが、BGG Weightを見る限り中量級ゲームといった印象を受けます。
デザイン、パブリッシャー共に今回が初の作品ということで、期待と不安半分ずつといったところでしょうか。
アートワークを担当するAlex Petrowsky氏も本作が初作品ではあるものの、公開されているイラストを見る限り、CDのジャケットのような格好良さがあってとても好みです。
ゲームのルール等、現状あまり情報が出ていないため分からない部分も多いですが、ネットワーク構築やタイル配置要素があるらしく、他のプレイヤーとの激しい陣取り合戦を繰り広げるのかもしれませんね。

配置されているタイルは組織の拠点でしょうか。
戦艦のような宇宙船駒もありますし、敵組織の拠点を襲撃といったこともできるんじゃないかと予想。

ミニチュアの量にもよりますが、現状、そこまでプレッジ金額も高くはならない気がしています。

【Intrepid】

プレイ人数:1~4
プレイ時間:60~90
システム:Cooperative Game, Dice Rolling, Events, Campaign Game, Tile Placement, Variable Player Powers
BGG Weight:4.00
デザイナー:Jeff Beck (II)
アーティスト:Gwalchmai Doran
パブリッシャー:Uproarious Games
キャンペーン期間:6月23日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/302461/intrepid

国際宇宙ステーションを舞台に発生したトラブルを他プレイヤーと協力しながら生き抜くサバイバルゲーム。
プレイ時間は60~90分と中量級ゲームのようですが、BGG Weightは4.00とルール自体は複雑そうに思えます。
デザイナーのJeff Beck (II)氏は過去にもいくつかの作品を発表していますが、BGG Weight 2.00前後の軽めのゲーム中心のクリエイターのようです。
アートワークを担当したGwalchmai Doran氏は今回が初めての作品。
公開されているキャラクターイラストはリアル路線。

私は少し苦手かもしれません。
パブリッシャーはUproarious Games。
Jeff Beck (II)氏の作品を中心に発行しているパブリッシャーのようです。
ゲームはいくつかのシナリオが用意され、何度も遊べるらしい。
また、プレイするキャラクターによって能力が異なるため、ゲームの難易度にも影響するように思います。
プレイヤーボードには酸素のパラメータが存在し、常に気を付けながら行動する必要がありそうですね。

宇宙ステーションでのトラブルをテーマとしていることもあって、どんな危機的状況に巻き込まれるのでしょうか。
ある意味楽しみです。
現状、そこまでコンポーネントが多そうな作品には思えないため、プレッジ金額もお安めではないかと予想します。

【まとめ】
今回は4作品の情報をまとめてみました。
興味を引く作品は見つけられましたでしょうか。
文中でも触れましたが、私的には『The Age of Atlantis』が注目している作品です。
テーマが好みなのは言うまでもないことですが、アートワークから駒の造形まで全てに強いこだわりが感じられるところが特に良いですね。
ちなみに『Terraforming Mars Big Box』については他記事で触れているため、敢えて今回の記事からは除外しました。
見ないフリをしている訳ではないですからね?

今回、紹介しなかった作品でも面白そうな作品があれば、その都度チェックしていくつもりではいますが、今月はこれ以上面白そうな作品が出てこないことを祈ります。
では、6月後半も素敵なボードゲームライフをお過ごしくださいませ。

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