やべぇぇぇぇ!格好良過ぎるぅぅぅ!『Scarface 1920』開封の儀
どうも、Duckです。
本日は今日届いた『Scarface 1920』があまりにも格好良過ぎたので、勢いで開封の儀の記事を書くこととしました!
日本への流通はないでしょうし、完全に自己満足な記事ではありますが、どうか最後までお付き合いいただけますと幸いです。
なお、今回紹介する『Scarface 1920』はKickstarterの限定版であり、通常盤のコンポーネントとは大きく異なる場合がありますので、予めご了承ください。
『Scarface 1920』ってどんなゲーム?
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:90〜150分
メカニズム: Area Majority, End Game Bonuses, Hand Management, Open Drafting, Solo ,Variable Player Powers, Worker Placement
BGG Weight:3.59
デザイナー: Toni Serradesanferm, Daniel Simon
アーティスト:Antonio Stappaerts
パブリッシャー:Redzen Games
参考リンク集:
2021年7月にkickstarterでプロジェクトが終了した、1920年の悪徳の街シカゴを舞台にギャングたちの抗争を題材とした作品。
元々は2022年6月に到着予定でしたが、度重なるトラブルに見舞われ、本日無事に到着しました。
デザイナーはToni Serradesanferm氏とDaniel Simon氏。
Toni Serradesanferm氏はブルボン家の包囲戦からバルセロナ市を守り抜くことを目的としたウォーゲーム『Victus: Barcelona 1714』をデザインした方です。
ウォーゲームは今のところ、遊んだことがないジャンルではありますが、最近はインタラクションが強いゲームに飢えているので、ウォーゲームを手掛けたToni Serradesanferm氏がデザインした今作『Scarface 1920』は相当期待しています。
一方、Daniel Simon氏は今作が初めて携わるゲームのようで、今後どのような作品を作り出すのか注目したい方ですね。
アートワークのAntonio Stappaerts氏は、今作の他ですとギリシャ軍とペルシャ軍の激戦ペルシア戦争を題材とした『300: Earth & Water』のイラストを担当しました。
パブリッシャーはRedzen Games。
このパブリッシャーにとって『Scarface 1920』が初めて製作したゲームなのですが、処女作で大型ミニチュアゲームとかコケる可能性が高そうなプロジェクトに対して、我ながらよく支援したなと思わずにはいられません。
まぁ、無事に手元にゲームが届いている結果オーライではあるんですけどね。
開封の儀
さて、それでは早速開封していきたいと思います!
ヒュー!!!格好良いぃぃぃ!!
はい、語彙力が欠如しております。
VFIの箱から取り出すとき、『やべぇ…超クールなんですけど!?』とか言い出すくらいにはキャラ崩壊を起こしていたので仕方ないですよね?
本体の他にも色々ありますが、アドオンでプラスチックマネートークンとビジネスマーカー、あとは木製トークン入れを追加で発注したからです。
アドオンはこの他にも専用スリーブやアートブック、プレイマットなど色々あったのですが、今回は見送りました。
今になって思うと、スリーブはSLEEVE KINGS製なので追加しても良かったような気がします。
早いところ中身を確認したい気持ちをグッと堪えて、その前に大きさの確認。
はぁ…格好良いのぉ(2回目)
これだと大きさがイマイチ分からないので、どこの家庭にもある『AZUL』と比較してみることに…
『AZUL』基準だと1.25倍の大きさでしょうか?
では、続いて厚さを確認。
ぶ、分厚いぃぃぃ!!!
写真だと分かり難いかもしれませんが、測ってみたところ、『Everdell Big Box』と同じ厚さでした。
ミニチュア盛々ゲームだと、やはりこれぐらいの厚さにはなってしまうのですね。
開封
では、待ちに待った箱開けていきたいと思います。
箱を開けると真っ先に見える説明書や厚紙系トークンボードを取り除き、その下から現れたのはメインボード。
とりあえず、広げてみよう、そうしよう。
やっぱりデカい。
このメインボード上にミニチュアが所狭しと配置されるかと思うと、テンションあがっちゃいますね。
その下にはマネートークンやビジネスマーカートークンなどを入れるインサートが現れました。
しっかりと蓋が閉まる仕様で、間違って散らからない工夫がされています。
これが仇となることを、この時は思いもしませんでした。
インサートの隙間から、何やら見えますが…これは?
キターーー!!!!
メッチャ入ってるぅぅぅぅ!!!!
落ち着けDuck!!!
とりあえず、全部取り出すのだ!
沢山入ってるぅぅぅぅ!!!!
いやぁ…ヤバいですわ、元々これだけのミニチュアが入っているのは知っていましたが、やっぱり目の前に実物があるとテンションの上がり方が青天井です。
これらのミニチュア類には後ほど、ゆっっっっくり触れるとして中身の確認に戻りましょう。
おっ!やっとカード類が見えました。
イケイケ(死語)なアートが素敵なカード類は言語依存の塊。
翻訳してシールを貼って遊べるようになるまで、どれぐらいかかるか分かりませんが、気合い入れて取り組みたいですね。
ちなみに、この写真撮影したとき、既に『Scarface 1920: Paperboy』拡張は開封した後で、然も同梱してましたみたいな顔をして白いミニチュアがありますが、そこはご愛嬌ってことで。
ついでに『Scarface 1920: The Enforcers Expansion』も開封してみた。
写真では分かりませんが、実はそこそこ厚みがあって基本セットと一緒に片付けるのは難しそう。
基本セットの下段、カードがまとめられていたインサートにバラして片付ければ行けそうな気もしますが、流石に微妙かな。
これは別々に片付けるしかないかも。
さて、気を取り直して、ここからは細かくコンポーネントを確認していきたいと思います。
ミニチュア
本作の特徴オススメポイントの1つでもある各種ミニチュアから紹介したいと思います。
まず、マフィアごとに分かれたミニチュアが収められたインサートの蓋を開けてみました。
いやぁ、良いっすねぇ。
この写真では分かり難いですが、結構な種類のミニチュアが同梱されてたりします。
具体的なミニチュアの構成は以下の通り。
ボス駒1体
構成員駒3種12体
車駒3台
トラック駒2台
支配地域駒7個
これが4大マフィア分あるんですから、相当豪華ですね。
ちなみに本記事を書に上げる中で知ったのですが、今作に登場するキャラクターや組織名は実在したものも多いようです。
では、各マフィアの簡単な紹介も兼ねてミニチュアを見ていこうと思います。
最初に紹介するのはThe Chicago Outfit。
ボスはアルフォンス・カポネ。
そう、有名なギャングスターでもあるアル・カポネです。
裏社会の顔役と言われていただけあって、構成員のミニチュアも機関銃やショットガンを小脇に抱え、暴力の象徴といった印象。
参考:
続いては、ダイオン オバニオンのNorth Side Mobです。
North Side Mobは史実に於いてはThe Chicago Outfitと壮絶な抗争を繰り広げたファミリーとしても有名。
参考:
次はステファニー・スト・クレア率いるBlack Wolves Gang。
Black Wolves Gangに関する情報は見つけられませんでしたが、ステファニー・スト・クレア自体は禁酒法時代に有名な犯罪者だったようです。
参考:
最後はアーノルド・ロススタインがボスを務めるThe Seven Gems。
実業家として有名ではありますが、同時に組織犯罪の元祖とも言われており、2つの顔を巧みに使い分けていたようです。
組織名では情報が見つけられず、実在したかは分かりませんでした。
参考:
これだけミニチュアがあると、既にお腹いっぱいな方もいるかもしれませんが、まだまだあるのです。
次に紹介するミニチュアは酒類取締局の捜査官エリオット・ネス、ある条件下でのみ登場する両手に機関銃を持ったアル・カポネ、ミニ拡張に当たる新聞配達員の子供の3体。
まさか警察官まで実在した人物だとは思わず、驚き。
参考:
続いて『Scarface 1920: The Enforcers Expansion』に同梱されている3体です。
左からトム・リー、レイヴン・クヴィアドコフスキー、アリィナ・イワンコフ。
名前のあるミニチュアではありますが、調べた限り実在する人物ではなさそう。
まぁ、これだけキャラが強い人物たちが実在したら驚きではありますけどね。
あと、これはミニチュアと言い難いかもしれませんが、スタートプレイヤーマーカーもKickstarter版は特別仕様だったりします。
それがこちら。
まさかの指輪。
指にもはめられる優れもの。
リング部分には『Scarface 1920』と書かれており、芸の細かさを感じます。
これだけミニチュアが多いと、しばらくお休みしていたペイントを復活させたい気持ちが沸々と湧き上がってきちゃいますね。
カード
ここからはカードを紹介したいと思います。
まず、各マフィアのボスカードたち。
流石は悪の親玉チーム。
迫力があって格好良いっすなぁ。
そして、各マフィアに所属する構成員たち。
カードの絵柄自体はオールユニークではありますが、名前や能力は共通っぽいです。
同様に新聞を模したニュースカードや、裏稼業を行うジョブカード、仲間カードに至るまで全てがユニークです。
ニュースカードは見出しと絵柄を見ているだけでも結構楽しいですし、ジョブカードも仕事の詳細が感覚的にわかる絵柄となっており、見ているだけでも面白いと感じました。
ただ、これだけのカードが全てユニークとなると翻訳作業がどれだけ大変か、考えたくもないですね。
続いては密売人カード。
こちらは同じ絵柄のカードが数枚ありましたが、それでもそこそこ種類があって良きでした。
このカードについては言語依存はなく、アイコンだけなので助かりますね。
最後に紹介するのは地域タイル。
これはカードではありませんが、合わせて紹介しちゃいましょう。
両面で印刷が異なり、片面は昼間、もう片面は夜。
同じ場所でも昼と夜では見せる表情が違うってのはエモさがありますね。
この他にもソロ用のカードや強制捜査カードといったものもあり、盛り沢山の内容となっています。
いやはや、素読みできないと遊ぶまでのハードルの高さは並のゲームと比較にならないですね。
個人ボード等
次に個人ボードをご紹介。
個人ボードはダブルレイヤーとなっており、能力が解放されるごとにボスの能力が強化されていくようです。
徐々に能力が解放されていくゲームは名作。
あと、絶対に紹介したいと思っていたのがコチラ。
こちらはミニチュア用インサートの上蓋です。
しかし、使い方は上蓋だけじゃないんだな、これが。
なんということでしょう。
一見、単なるプラスチック製の蓋かと思いきや、機能的(?)なリソース管理エリアに様変わり。
匠の考え抜かれた工夫と技が光ります。
参考:
実際のところ、どれだけ機能的かは分かりませんが、こういう工夫がなされているのは単純に面白いと感じてしまいますね。
検品と悲しい事実発生
一通り、コンポーネントの紹介も終わったところで、検品開始。
1つずつ丁寧に検品を済ませ、欠品がないことを確認した後、一つずつ箱に閉まっていくことに。
ここである事実が発覚します。
それは…
アドオンで発注したプラスチック製のマネートークンとビジネストークンを専用のインサートに入れようとすると、厚みのせいで蓋が閉まらないことが判明。
どうやら紙製のトークンならギリギリ入る使用のようです。
改めて比較すると、入らないのは一目瞭然。
マネートークンも溢れていますが、ビジネスマーカーに至っては溢れる始末。
これは困まりました。
このままだと『Scarface 1920: The Enforcers Expansion』や木製トークン入れが入らないだけならまだしも、プラスチック製のトークン類も入らない。
散々悩んだ末に、各種トークン用インサートを2つリストラすることに決定。
その結果、こんな感じに片付けられるようになりました。
少しだけ不格好ですが、隙間なく詰めれたし、これは正解なのでは?
これなら縦置きしても問題なさそうですし、良しってことにしたいと思います。
【まとめ】
如何だったでしょうか?
パッションのまま書き散らかしたので、どこまで『Scarface 1920』の魅力が伝わっているか分かりませんが、面白そうと思ってもらえていたら幸いです。
早いところ、遊べるように準備しないとなぁ。