Kickstarter 2020年3月前半 気になるプロジェクトまとめ
今年度も残すところ1ヵ月となり、年度末に向けて加速度的に忙しくなっていきそうなDUCKです。
大阪ゲムマや各地でオープン会の中止などボードゲーマー的にもお辛いニュースが多いですが、気持ちを切り替えていきたいものです。
例によってTantrum House(https://www.youtube.com/user/tantrumhousegames)の3月前半のkicksterter情報が更新されましたので、まとめてみたいと思います。
今回は、特に注目している3作品に絞って紹介です。
※掲載されている画像はBGGとTwitterからお借りしています。
※記載された内容に誤りがあった場合、ご指摘頂けると助かります。
【Museum:Pictura】
プレイ人数:2~4
プレイ時間:60~120
システム:Set Collection
BGG Weight:不明
デザイナー:Eric Dubus, Olivier Melison
アーティスト:Joëlle Drans, Loïc Muzy, Amber Scharf
パブリッシャー:Holy Grail Games
キャンペーン期間:3月2日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/301019/museum-pictura
パッケージの美しさが特に目を引く『Museum』シリーズの新作(?)が登場です。
プレイ人数は2~4人までと一般的ではありますが、プレイ時間は最大120分と少し長め。
1人あたり30分といったところでしょうか。
システム的にはセットコレクションのようですし、それぐらいの時間で終わるような気もしますが、プラスで30~60分ぐらい多めに見積もっても良いかもしれませんね。
デザイナーは『Museum』のコンビで製作されているため、ファン必見の作品と言えます。
ただアーティストは全員、『Museum』シリーズに関わるのが初めての方ばかり。
Loïc Muzy,氏とAmber Scharf氏は『Dominations: Road to Civilization』に関わっている方のようで、こちらの作品もHoly Grail Gamesから発行されており、絵の雰囲気を知りたい方は調べてみては如何でしょうか。
Holy Grail Gamesは『Museum』の他に上述した『Dominations』シリーズや『Rallyman』シリーズ、あと昨年末に話題となった『Titan』を発行しているパブリッシャーです。
息の長いタイトルが多いため、根強いファンがいるのかもしれません。
また、Kickstarterでのキャンペーンも実施経験豊富なため、その意味では安心できるように思います。
本ゲームは美術館の学芸員となって絵画のコレクションを収集、展示していくゲームです。
画像を見ても分かる通り、このゲームに登場する絵画は全て現実にある名画ばかり。
自宅で自分だけの美術館を作れる非常に魅力的な作品と言えます。
また、その時々で来館者に評判の良い絵画が変化し、それに応じて勝利点を追加で獲得もできるようです。
価格は『Museum』通常版と同程度の7000円前後ではないかと予想されますが、同タイミングで拡張込みのプレッジなんかもあるなら、もう少し多めに金額を見ておいても良いかもしれません。
【Viscounts of the West Kingdom】
プレイ人数:1~4
プレイ時間:60~90
システム:Deck Building, Modular, Board Rondel, Set Collection, Variable Player Powers
BGG Weight:3.00
デザイナー:Shem Phillips, S J Macdonald
アーティスト:Mihajlo Dimitrievski
パブリッシャー:Garphill Games
キャンペーン期間:3月3日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/296151/viscounts-west-kingdom
『North Sea』シリーズでも知られるGarphill Gamesの『West Kingdom』3部作のラストを飾る作品の登場です。
プレイ人数は前作『Paladins of the west kingdom』と同様で4人までとなっていますが、先日発売された『Architects of the West Kingdom』の拡張や『North Sea』シリーズの拡張でもプレイ人数の追加はあったため、可能性高めじゃないかと期待しています。
プレイ時間は60〜90分と中量級ですね。
今回もワーカープレイスメントかと思いきや、セットコレクションと円形のエリアを周るロンデルの要素があるらしく、また変わった組み合わせのゲームのようです。
過去作をいくつか遊んでいますが、今までセットコレクションの要素はなかったので、どんな作品になるか楽しみですね。
デザイナーはShem Phillips氏とS J Macdonald氏です。
Shem Phillips氏はGarphill Gamesの作品を多く手掛けており、少し変わったシステムを作ることでも有名ですね。
S J Macdonald氏は『The West Kingdom』シリーズから作品に関わるようになり、この他にも『Circadians: First Light』のデザインにも携わっている方で、今後の活躍がとても気になる方です。
アートワークはGarphill Gamesと言えば、この方と言っても過言ではないMihajlo Dimitrievski氏です。
私が初めて彼のデザインしたパッケージを見たとき、特徴的な絵柄に少し苦手かもと思っていましたが、今ではシニカルな笑みやコミカルな表情に愛着が湧き、とても好きです。
Garphill Gamesはkickstarter上でも非常に安定感があり、今のところ予定より早く手元に届くこともあって、相当お気に入りのパブリッシャーです。
kickstarterにスケジュールを守ることを求めるのはクラウドファウンディングの特性上、違うような気もしますが、早く遊びたいユーザーとしては有り難い限り。
今後とも期待度高いです。
この作品は『West Kingdom』シリーズの3作目です。
1作目は大聖堂建築を進める建築家、2作目は侵略を防ぐために派遣された聖騎士となってゲームが進んでいきました。
3作目の本作は、衰退が進む王国を舞台にプレイヤーは子爵となり、国民からの支持を集めることを目的としています。
そのため、建物の建築や執筆活動、土地の獲得などを行いながら支持を集めていく訳です。
また、子爵は有能な支援者を集めるために旅にも出るみたい。
画像を見る限り、馬に騎乗しているのがプレイヤーコマだと思われます。
このコマが円形のメインボード上を移動しながら支援者を集めるのでしょうか…謎ですが、とても楽しみ。
価格は前作と同等なら7000円前後と予これだけでも既に楽しみ過ぎるのですが、先日こんな情報も…
その名も『The West Kingdom Tomesaga』。
『West Kingdom』シリーズ全作品を通してプレイするキャンペーンモードのようです。
発売時期は未定ですが、BGG上にも情報がありましたので、少しだけまとめると…
プレイ人数:1~6
プレイ時間:60~240
システム:Cooperative Game, Deck Building, Set Collection, Variable Player Powers
BGG Weight:3.00
デザイナー:Shem Phillips, S J Macdonald
アーティスト:Mihajlo Dimitrievski
パブリッシャー:Garphill Games
キャンペーン期間:不明
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgameexpansion/296152/west-kingdom-tomesaga
個人的には6人までプレイできるところが気になりますね。
もしかしたら、この拡張を加えることで4人プレイが6人まで増やせるようになるのかも。
また、プレイ時間も60〜240分と相当重め。
感覚的には+60分ぐらいは覚悟した方が良いようにも感じています。
ゲームの詳細はBGG上でもあまり出ていないため不明ですが、協力モードが実装されるようで、それも気になるところですね。
【Cleocatra】
プレイ人数:2~4
プレイ時間:20~30
システム:Area Majority / Influence, Pattern Building, Tile Placement
BGG Weight:不明
デザイナー:Ta-Te Wu
アーティスト:Kaiami
パブリッシャー:Sunrise Tornado Game Studio
キャンペーン期間:3月11日~
BGGURL:https://boardgamegeek.com/boardgame/290131/cleocatra
見た目も可愛いエジプトと猫を題材にしたゲームの登場です。
プレイ時間は20〜30分と相当軽めで、サクッと遊べそうです。
ゲームとしてはエリアマジョリティとタイルプレイスメントを採用しています。
私はあまり知らないのですが、パターンビルディングの要素もあるらしく、これがどのように噛み合わさるのか気になるところ。
デザイナーのTa-Te Wu氏のことは絵柄がとても儚げで美しい『Promenade』でしか知りませんでしたが、軽めから中量級のゲームを多く手掛けている方のようです。
彼の作品をkickstarterで調べてみると、本人名義でキャンペーンを行っており、大体200名弱のバッカーが毎回ついているようです。
アートワークを担当されているKaiami氏はTa-Te Wu氏が手掛ける猫をテーマとしたゲームのアートワークを担当している方で、デフォルメされた可愛らしい絵柄が特徴的です。
この絵柄なら女性陣にも取っ付きやすいように思えます。
Sunrise Tornado Game StudioはTa-Te Wu氏の作品を多く発行しているパブリッシャーです。
ゲームは猫タイルの上にワーカーを配置することで得点を獲得し、誰かが23点以上に達すると、このラウンドを最後にゲーム終了となります。
どれぐらいの値段設定かは予想し難いところですが、コンポーネントを見る限り3000円前後ではないかと思われます。
ルール自体もイマイチ分からないので、そこも踏まえて情報がまとまってから判断かなぁと思います。
【まとめ】
Twitterの方では他にも気になる作品をいくつか挙げておりますが、今回は絞って紹介しております。
毎月面白そうな作品が多過ぎて、チェックするのも一苦労ですね。
3月後半には『GloomHaven』の新作『FrostHaven』も控えているらしいので、気が気ではない方はきっと多いと思います。
私も3月後半の新作によって地獄を見そうですが、楽しみという気持ちも相当強いので引き続きまとめていきたいと思います!
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