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kickstarter 2021年9月後半 気になるプロジェクトまとめ

どうも、最近リアルでボードゲームができていないDuckです。
と言っても、月1ボドゲ会のメンバーやフォロワーさん達と、定期的にBoard Game ArenaやTabletopiaなどで遊べているので、満足度は高めです。
正直、緊急事態宣言前より手軽に遊べるようになったため、遊んでいる月本数は今の方が遊んでるんですよね。
まだ、遊んだことのない作品だけでなく、日本に流通していないような作品も多く登録されている
また、Board Game Arenaは自動で処理してもらえるので、少しぐらいルールが怪しくても遊べるので、ルール確認も兼ねてプレイできるのが魅力です。
ちなみに目下の楽しみはα版に来ている『Tapestry』、『Azul』、『Mercado de Lisboa』辺りがβ版に上がることですね。

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特に『Tapestry』はβ版になり次第、遊びたいな。
今後も魅力的な作品をバシバシ実装していってもらいたいです。

さて、今回も今更感が強いですが、9月後半に公開となったプロジェクトから気になるプロジェクトを紹介です。
例によってTantrum House様(https://www.youtube.com/user/tantrumhousegames)のまとめ動画を参考にしております。
今回も終了まで残り数日のプロジェクトもありますので、支援を検討されている方はお早めに。
※出典の明記がない画像は全てBGGからお借りしています。
※記載された内容に誤りがあった場合、ご指摘頂けると助かります。

【Voidfall】

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プレイ人数:1~4
プレイ時間:60~180
メカニズム:Action Points, Area-Impulse, Command Cards, Events, Grid Movement, Hand Management, Hexagon Grid, Income, Modular Board, Variable Player Powers 
BGG Weight:4.00
デザイナー:Nigel Buckle, Dávid Turczi
アーティスト:Ian O'Toole
パブリッシャー:Mindclash Games
キャンペーン期間:9月28日~
Kickstarter URL:https://www.kickstarter.com/projects/mindclash/voidfall?ref=profile_saved_projects_live
BGG URL:https://boardgamegeek.com/boardgame/337627/voidfall

4X(探検、拡張、開発、殲滅)の要素を持つ宇宙を舞台とした作品。
プレイ時間は60~180分と文句なしの重量級ゲーム。
デザイナーはNigel Buckle氏とDávid Turczi氏。
Nigel Buckle氏はギリシャやローマなどの歴史的に力を持った文明を導き、新たな土地を支配し、科学と文化を発展させるストラテジーゲーム『Imperium: Classics』の作者です。

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Dávid Turczi氏も『Imperium: Classics』のデザイナーとして名を連ねていますが、代表作と言えば終焉がまじかに迫った地球を舞台に、未来から資源を借りながら地球上からの脱出を目指す『Anachrony』ですね。

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アートワークは私のnoteではお馴染みのIan O'Toole氏です。
私的にIan O'Toole氏と言えば、Vital Lacerda氏の作品を思い起こされますが、他にも多くの作品を手掛けており、BGGで登録されているだけでも106タイトルありました。
最初期の作品の中にはReiner Knizia氏の『Ra』にも関わっており、個人的には驚きです。

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パブリッシャーは2014年に結成されたばかりのMindclash Gamesです。

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とはいえ、既に前述の『Anachrony』など、評価の高い作品を世に送り出しており、昨年Kickstarterにてプロジェクトが成功した、恐竜が跋扈する異世界を舞台としたDávid Turczi氏の話題作『Perseverance: Castaway Chronicles – Episodes 1 & 2』もMindclash Gamesから発行予定です。

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ちなみに過去のプロジェクトの進捗を確認したところ、『Anachrony: Fractures of Time Expansion and Infinity Box』は当初、2020年3月に発送開始予定となっていましたが、生産の真っただ中で発生したコロナウィルス感染症の影響から工場が完全に停止してしまいました。

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結局、発送が開始されたのは2020年10月下旬だったようです。

本作では自身の一族を率いて、次元の狭間からの現れた『ヴォイドボーン』の侵攻を阻止しつつ、宙域の新たな支配者を目指します。
それぞれ特徴的な10大氏族から1氏族を選択して、ゲームがスタートします。

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各プレイヤーはフォーカスカードと呼ばれるカードを4~7枚持ちます。
その中から1枚を選択し、そのカードに書かれた3つの効果から2つを選択して、アクションを実行していく訳です。

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植民惑星に軍事や経済を担う施設を建設すると惑星を発展させることができ、人口の増加とともに各種資源の生産量も増えていくとのこと。

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ただし、生産力の高い惑星は他のプレイヤーにとっても魅力的なため、狙われる可能性が常に付き纏うので注意が必要です。
プレイヤーは対戦相手の他にも、次元の狭間から現れる『ヴォイドボーン』と呼ばれる侵略者にも気を付けなければなりません。
『ヴォイドボーン』はプレイヤーに対してリスクは伴いますが、大きなリターンを約束することにより、人類を支配しようと目論んでいるようで、その魅力的な誘いにどう抗うかがポイントとなりそう。
各プレイヤーが率いる宇宙船艦隊も目を引く要素の1つと言えます。

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艦隊の種類によって素早さに特化したものや、陣地防衛に特化したものなど、様々な性能があるようです。
艦隊同士の戦闘には運要素は介在せず、スキルや事前の準備といった要素が全てとなります。

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そのため、運の要素があるゲームの方が好みの方には向いていないかもしれませんね。
本作の魅力の1つとして、多くの技術カードが登場します。

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プレイヤー人数によって異なるようですが、8種類の固定技術に加えて3~4種類の可変技術が登場するようです。
それぞれの技術は即時効果に加え、永続効果が得られるとのこと。

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同じ技術カードは2枚しか存在せず、更に改良された技術となれば1枚しかないため、技術カードの奪い合いも激しくなりそうですね。
これだけ要素が溢れていると何から手を付ければ良いのか悩みそうなものですが、そこで役に立つのがゲーム開始時に設定が可能な「アジェンダ」と呼ばれる目標カードです。

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最初の内は「アジェンダ」の達成を目指してプレイするのが良いかもしれませんね。
このカードは様々の方法で手札に加えることが可能で、手に入れたカードはフォーカスカードと併せてプレイすることで、強力なボーナスを得られるようです

このプロジェクトで選択できるプレッジは$87(約9,831円)のスタンダードボックスと、宇宙船艦隊などのミニチュアが同梱される$158(約17,696円)のギャラクティックボックスの2種のみ。
支援するならギャラクティックボックス一択ではあるのですが、これだけ豪華だと流石にお高くて二の足を踏んでしまいますね。
実は2種類のプレッジの他に一部リソースをメタル化できるアドオンも存在し、それも併せると$190(約21,280円)を超えてしまう訳です。
お、恐ろしい…
個人的には魅力しかない案件ではありますが、これを支援するのは相当の覚悟が必要そうです。

【Beast】

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プレイ人数:1~4
プレイ時間:60~120
メカニズム:Card Drafting, Hand Management, Hidden Movement, Point to Point Movement, Secret Unit Deployment, Team-Based Game, Variable Player Powers 
BGG Weight:不明
デザイナー: Aron Midhall, Elon Midhall
アーティスト:Aron Midhall
パブリッシャー: Studio Midhall
キャンペーン期間:9月28日~
Kickstarter URL:https://www.kickstarter.com/projects/327718895/beast-4?ref=profile_saved_projects_live
BGG URL:https://boardgamegeek.com/boardgame/281549/beast

神秘溢れる北の大地を舞台に、突如現れたビーストと呼ばれる人類を脅かす生物と、それを追うハンターの陣営に分かれ、緊張感溢れる戦いを繰り広げる作品。
プレイ時間は60〜120分と私が想像していたより短めな印象。
デザイナーはAron Midhall氏とElon Midhall氏の2人。
両氏とも今作が初の作品らしく、どのような作品が完成するのか未知数です。
ちなみにBGGには明記されておりませんが、プロジェクトページを見る限りAron Midhall氏がアートワークも担当されているようですね。
小説の挿絵のような美しいアート数々は、ゲームの雰囲気を盛り上げるのに十分な力を持っているように感じます。

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パブリッシャーはStudio Midhall。
今作が初めて手掛ける作品とのこと。
支援者の立場からすると、ここまでの大型プロジェクトだと経験値の低いパブリッシャーでは無事に完成するか、一種の賭けと言っても過言ではないかもしれません。

ゲームはビーストとハンターの陣営に分かれて行われます。
ビーストを担当するプレイヤーは森や沼地、洞窟などを移動しつつ、ハンターの追跡を躱さなければなりません。

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しかし、当然ながらビーストが通った地域には痕跡が残ってしまいます。
ハンターは、その痕跡を頼りにビーストを追跡しますが、その情報も完璧ではないため、常に判断を強いられるようです。
各プレイヤーが行動に使用できるカードは、ラウンドの最初に行うドラフトによって決まります。
このドラフトのユニークなところは、ビーストとハンターが共通のカード群からドラフトを行うところにあります。
どのカードがビーストの手元に残ったのか、逆にハンターたちがどのカードを使い追い詰めようとしているのかを推理する面白さがある訳ですね。
また、ハンターたちがビーストを倒すためには、他のハンターたちと密な協力体制を構築し、入念に作戦を練る必要があります。

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仲間たちと頭を抱えながら、攻略を目指すのは相当面白そう。

プレッジはSEK515(約6,661円)と想像していたよりもお安め。
コンポーネントにミニチュアは同梱されておらず、そういう意味では妥当なのかもしれません。
アドオンの種類は多く、アートブックやKickstarter限定のアクリルスタンド、メタルコインまで用意されています。
どれも魅力的なため、どこまで追加するかは非常に悩ましいところですね。
ちなみに送料は$31とお高めではありますね。
プロジェクト的に完成するか不安な部分もありますが、ご興味ある方は試しに支援されるのも良いかもしれません。

【まとめ】

今回は2作品を紹介いたしました。
興味が持てる作品はありましたでしょうか。
お値段のことがあるため、なかなか手を出し難くはありますが、注目作はやはり『Voidfall』だとは思います。
私も現在進行形でどうやったら予算が捻出できるかを悩んでいる真っ只中な訳です。
何故、プレッジマネージャーへのアクセス権を有した$1プレッジがないのか…
悔やまれるばかりです。
残すところ、数日ではありますが、精いっぱい悩んで決めたいと思います。

今年も残すところ、3ヵ月を切り、来月にはゲームマーケット秋も開催となる忙しい時期ではありますが、無理のない範囲内で色々なことを楽しめたらと思っているDuckでしたとさ。

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