遥かなるBonin.
東京から南に約1000kmの太平洋上に浮かぶ小笠原諸島の父島へ行ってきました。
東洋のガラパゴスとも称される固有種が豊かな孤立したこの秘境が東京都だとは余り知られていないかもしれません。
世界自然遺産に登録された絶海の小笠原群島は、別名ボニン諸島(英語:Bonin Islands)と呼ばれています。
小笠原群島の父島へ定住した初めてのアメリカ人、セーボレーによって開墾された土地です。
小笠原へは東京から船で24時間。もちろん、帰りも24時間かかります。ことしは私にとって重要な1年になることを意識しながら、遠く離れた東京の果てへ旅することに決めました。
※2022年に行った旅行の回顧です。
--------------------------------------------------------------------------------------
■7月20日(水) 初日
東京の竹芝港を出発。24時間の船旅が開始。
私が選択した2等寝台の船室です。1.5畳ほどの空間がありとても快適。
外温は32℃で湿度は90%以上。
船内の快適さがありがたい。エアコンの効きもとても良い。
大きな船だが外洋に出るとそれなりに揺れる。
が、バスや電車の揺れで心地よく寝てしまう「アレの状態」で、恐ろしく気持ちいい眠りにつくことができた。
■7月21日(木) 2日目
船外へ出る。
驚くほど青い海とカツオドリが出迎えてくれた。
船が白波を立て、トビウオが跳ね、カツオドリが捕食する。
鳥の食事を見ていたら腹が減ってきた。船内へ戻って朝食を食べた。
食事を食べながら思ったこと。
(鳥がいる、陸がある、島が近い。)
トイレへ行ってからもう一度デッキに出よう、とトイレへ。
そういえば、トイレがめちゃくちゃ綺麗だった。
島が見えた。
洋上は晴天、でも、ぶつかった空気で雲が発生して、島は曇り。
小笠原諸島へ上陸。
宿で電動自転車を借りてスコール後に道路を爆走。
ご飯を食べた。
空腹を満たすには自分にとって十分過ぎる量。
時間もそこそこだけれど、1日目は「ジョンビーチ」まで行くことに。
スコールも晴れ、諸島の素晴らしい景色に感動。
海岸も美しい。
雲を見る。また雨が降るかな、という感じ。
中継地点のブタ海岸へ到着。
海岸の砂浜にはウミガメの痕跡が多数。
産卵地のよう。
さらに山の中を歩いてジョンビーチを目指す。
珊瑚片や貝礫のモザイクが素晴らしい。
海岸で泳ぎつつ、再びスコールを満喫し、宿へ戻ることに。
小さな稜線がつながっていて、景色が抜けるポイントがいくつもあってよい感じ。
今回、オガサワラオオコウモリに出会える宿へ宿泊。
数メートルの至近距離から観察できて満足。
■7月22日(金) 3日目
朝食を食べる。
男性は、謎にパンの枚数が多い。
上陸2日目はトレイルへ。
小笠原諸島はガイド同伴のエリアが多い。
そのため、個人で侵入できるエリアは限られている。
初寝浦展望台方面へ。
初めて亀を食べた。
午後からは、石浦で夕暮れまでシュノーケリング。
ヘラヤガラやウミガメと楽しんだ1日だった。
■7月23日(土) 4日目
翌日はコぺぺ海岸へ。
この日も快晴。
コぺぺ海岸は、写真で見る限りはとても綺麗な海岸だけど、水の透明度や珊瑚がイマイチ。
それではと、早々にコぺぺ海岸を後にして、先日の石浦海岸へ。
やっぱり石浦海岸の方が透明度も珊瑚もよかった。
シュノーケリングで体がだるくなったので、宿へ戻る。
でもまだ足りずに、宿の目の前の海岸へ。
明日は滞在の最終日。
午後から小笠原丸へ乗船して東京へ。
ビールを飲みながら、海岸で日没まで過ごす。
とてもよい時間。
■7月24日(日) 最終日
朝食はお決まりのパターン。
なぜか男子はパンが多い。。。
最終日は、小笠原水産センターへ。
ちょっとした水族館のような感じ。
イカ好きな私は、アオリイカを見てご満悦。
乗船までまだ時間があったので、近くの丘を散歩。
歩いていると小笠原丸が寄港してきた。
港で昼食。
新鮮な魚ばかりでとても嬉しい。
小笠原名物のお見送り。
よい思い出とこのお見送りでまた来ようと思う。
旅行前の下調べでお見送りされることは知っていたが、実際に見送られたときの感動は大きかった。
2023年、現在は海なしの長野県に引っ越してしまい、海が恋しいこともあり、思い出したように写真だけNOTEへ。
小笠原諸島、また行きたい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?