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よく使う業界用語。

これは カンム Advent Calendar 2019 の15日目の記事です。

こんにちは。株式会社カンム という会社で主にCS領域で働いる河西です。

最近、キャッシュレス時代到来なんて言われ始めています。ことしは消費税増税に伴い、消費者還元事業という言葉もよく耳にしました。こうした動きから、買い物へ行っても支払いが現金だけではなく、◯◯ペイとか、QRコード決済も徐々に浸透してきていて、どんな方法で支払いをすれば一番得なの?なんてことを考える機会も増えてきましたよね。

今回、アドベントカレンダーで何の記事を書こうか悩みました。アドベントカレンダーを繋いできた先達の記事がすごい記事ばかりですし、note で記事を書く方はCSに触れる機会が比較的多い方々だと思い、CS業務のことなどではない記事を書こうと考えました。

カンムは「技術力と金融」の融合をテーマにサービスを展開している企業です。今回は、VISAという国際ブランドに携わる企業の中でよく使われている業界用語を幾つかご紹介いたします。

PAN

読み方:パン
Primary Account Number の略
クレジットカードなどに書かれている番号のことを指します。主なカードとして、VISA、MasterCard、JCBのカードは16桁の番号を採用しています。アメリカンエキスプレスカードは15桁、ダイナーズカードは14桁を採用しています。

インターネットでお買い物をするとき、16桁のカード番号の入力を求められたら後者の2カードは困りますよね…?そんなときは、カード番号の頭に「0」を入れて入力すると通ることがあるようです。

BIN

読み方:ビン
Bank Identification Number の略
先ほど紹介したPANの先頭6桁がBINと呼ばれます。BINはブランドごとに決まりがあり、VISAは「4」、MasterCardは「5」、JCBは「3」から始まります。みなさんが持っているカードもそのようになっていますよね。さらに言えば、VISAとMasterCardは銀行系カード、JCBはT&Eカード(トラベル&エンターテイメントカード)なんていうふうに細かく分類されます。

バンドルカードのBINは「401924」です。1桁目の「4」と残り5桁の「01924」組み合わせから、バンドルカードはVISAブランドのカードで「01924」を割り当てられたカンムから発行されているとわかります。カードを番号を見るとき、こういった視点で見るのも面白いかもしれませんね。

BASE Ⅰ

読み方:ベースワン
BASE Ⅰ は一般的にオーソリと呼ばれることが多いかもしれません。BASE Ⅰ という呼び方は、ちょっと業務寄りの呼び方になります。

カードを使ってお買い物をするとき、最初に「このカードって使えるカードなの?」という確認のデータが瞬時に送信されます。有効であればお買い物ができますし、無効ならカードエラーが発生しお買い物をすることができません。BASE Ⅰ には様々な情報が詰まっていて、お買い物をするときには必ずこの処理が実行されます。我々カード発行企業にとっても、このBASE Ⅰ はいろいろな意味で非常に重要なんです。

BASE Ⅱ

読み方:ベースツー
BASE Ⅰ ではカードが有効かどうかのチェックが行われますが、BASE Ⅱ では決済代金の引き落とし処理が行われます。BASE Ⅱ は簡単に言ってしまえば決済金額の確定データです。

BASE Ⅰ とBASE Ⅱ はほぼ同時にデータ送信されることもありますが、BASE Ⅰ の数日後にBASE Ⅱ がデータ送信されることがあります。海外などでお買い物をした場合、為替の影響を受けることもあるんですよ。

KYC

読み方:ケーワイシー
Know Your Customer の略
KYCとは、本人確認手続のことです。身近なところでは、銀行の新規口座開設などの際に行われています。KYCを事前に行い本人を特定することで、架空の人物になりすますなどの不正利用を事前に予防する意味があります。

バンドルカードは大きく分けて3種類のカードを発行することができます。

・バンドルカード バーチャル
・バンドルカード リアル
・バンドルカード リアル+(プラス)

この3つの中でも海外で使えるなど上位に位置する「バンドルカード リアル+(プラス)」を発行する際に、このKYCを行っています。

おわりに

このような業界用語は、インターネットで検索するとより詳しく解説されているサイトがヒットいたします。

キャッシュレスはこれから更に生活へ浸透していき、もっともっと身近なものになっていくと予測できます。普段から何となくカード決済している方にあまり聞き慣れない業界用語を少しでも知っていただけたら、それをきっかけに興味を持ってもらえるかな、身近に感じてもらえるかなと思い、書かせていただきました。

我々カンムのメンバーは、こういった業界の最先端で仕事をしています。興味がある!話を聞いてみたい!一緒に働きたい!という方は是非こちらをチェックしてくださいね。

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