『自家感作性皮膚炎(仮)』闘病記①

このたび、確定診断前ですが、皮膚炎の一種である「自家感作性皮膚炎」の疑いであることがわかりました。
確定前なので、タイトルには一応(仮)をつけておきます。
ついては通院した日を目安に、治癒するまでの記録を書いていこうと思います。
理由は、少し長くなりそうなので、履歴としてつけておこうというのが一つ。
もう一つは、この「自家感作性皮膚炎」を調べても、どんな病気であるかの紹介は出ているものの、どんな治療をするかやしたかの記録を書いたものがぱっと見少なかったのもあり、この手の病気は個別ケースなのだが、同じような症状の人のなんらかのヒントになればと思い書いてみることにしました。
なので、あくまで患者としての治療歴であり、医学的に基づかないものも多々あると思うので、そこは先に断っておきます。
本来なら写真があるほうがいいと思いますが、いかんせん見るに耐えられないような状態になっているので、基本的に写真はあげないです。

自家感作性皮膚炎とは?

自家感作性皮膚炎とは、体のある部位に生じた皮膚病変が細菌感染などによって急激に悪化し、離れた他の部位にまで紅斑こうはんや丘疹きゅうしん、膿疱のうほうなどが現れる病気のことです。
これらの皮疹は全身に広がり、非常に激しいかゆみを生じるのが特徴です。元となる皮膚病変としては、種々の皮膚炎、細菌や真菌感染、熱傷(やけど)などが挙げられます。
自家感作性皮膚炎の発症メカニズムは明確には解明されていません。しかし、これらの元となる皮膚病変が適切に治療されなかったり、掻きむしったりすることで細菌感染などが生じると、病変部位の変性したタンパク質や細菌・真菌の成分などがアレルゲン(アレルギーを起こす物質)となって、全身にアレルギー反応を起こすという説があります。
自家感作性皮膚炎は非常に激しく耐え難いかゆみを生じますが、原因となる皮膚病変の治療が適切に行われると徐々に改善し、皮膚に瘢痕はんこんなどを残すことはまれです。

メディカルノート

簡単に言うと、もともとあった皮膚炎が悪化しアレルギー症状を起こし、他の部位に広がっている皮膚炎を自家感作性皮膚炎と呼んでいるようである。

プロフィール

患者としてのプロフィールを簡単に。

・30代半ば
・男性
・幼少期にいくつかの食物アレルギー(一番ひどかったのは牛乳)。今は治癒。
・アトピー性皮膚炎(上記のアレルギーもあり、皮膚はかなり弱い)
・一人暮らし

ざっとこんな感じ。最後の一人暮らしかどうかは書くか悩んだけど、「食」のバランスという意味で、一人暮らしなのかとか実家などとかの差は出てくる気がするので、なんとなく載せてみました。一応、そのへんの人より野菜は好きで食べるように心がけているつもり。

診断前の診療プロフィール

①スタート

2021年春ごろに皮膚の炎症がひどくなり当時通勤していた場所の近くにあった皮膚科を受診。「アトピー性皮膚炎」の典型的な症状と診断を受ける。
かゆみ止めの飲み薬とステロイド軟膏を塗って、半月から1ヶ月ごとに経過通院。劇的によくなることはなかったが、特にひどくはならなかった。

②転院

2021年夏に部署が異動となり、職場の場所も別の場所になるということで、上記の病院へ通うことができなくなったので、その旨を伝えると、単独で皮膚科をやっているところを選ぶようにと言われる。
そのなかから現在通院している皮膚科を選ぶ。
選んだ理由は、自宅と会社の間でも交通の便がいいところにあるのと、会社の退勤後に通える時間帯に開院している(なんなら少し残業しても間に合う)。あとは、皮膚科単独。
秋口から通院始める。基本的に月1回のペースで通い、様子を見ながら、ステロイド軟膏の強弱を調整していく感じ。
皮膚が弱い人はわかると思うけれど、秋から冬にかけては乾燥しているので、少し良くなってもすぐ悪化するのがこの季節。なので、個人的に冬は苦手。そのまま年末へ。

③湿疹の悪化

年末ぐらいから特に脚の左脛の内側の湿疹がひどくなり、その旨を伝える。飲み薬と塗り薬に抗生物質を追加。様子をみるため通院を1週間ごとに変更。
最初は効果もあり良くはなるが、次の1週間で少し悪くなる。その次の1週間で少しよくなるというのを繰り返していくうちに、湿疹が右脛や膝上に少しずつ広がる。特に膝上から腿にかけてはいわゆる環状紅斑が出始める。
3月上旬に、皮膚疾患の収れん使用するボチシートを使用。
ひどくなっていった特に脚の症状は少し改善するも、2~3週間で悪化を辿る。特に脛の部分はかゆみがひどくなり、湿疹というよりは赤味がますようになる。また、皮膚が痛むような場面が増えてきた。ひどいと立っているのも結構辛い状態。さらに入浴の際に掻きむしると入浴後にその箇所から浸出液が出て、止まらない状態になっていた。
脚のむくみも夜になるとひどくなり、かゆみも出てくるようになる。また、脚に出ているような湿疹が腿を超えて、腹部の下まで出るようになり、両上腕にも出るようになりかゆみがひどくなる。
検査などもするが原因は特定できずということだが、この結果を聞きにいった際に、診療した先生より「紹介状を書くからすぐに大きい病院で診てもらえ」と言われ、紹介状を持たされ、紹介状の先生の診療日に割り込む形で診療の予約を取る羽目に。
本来はNGだと思うので、あまり深くは書かないが診てくれた先生が代診医で、その先生が大きな病院の外来も診てるということで、そちらに紹介状書いた感じ。

通院1日目

紹介状を書いてもらった2日後に1回目の通院。
2日間強いステロイドの塗り薬などを出した結果、少し症状は改善。とはいえ、寝てる時に腕などを掻いており、それで夜に起きてしまう状態。寝たい時間の半分ぐらいしか睡眠時間は取れていない。
血液検査を経てからだが、話によると今までのカルテ履歴からアトピー性皮膚炎が自家感作性皮膚炎になった可能性が高いということだった。診療後に血液検査のため、採血。
足のむくみも現状の皮膚の炎症のせいということで、なるべく足を上げるようにとのこと。
あと、全身の写真を撮られました。経過を見るためだと思うが、最後に思いついたようにだったので、そこそこひどくケースとしての意味合いもあるのかなと少し思った。
相談の結果、症状が落ち着くまでは大きい病院でみて、ある程度落ち着いたら街の皮膚科で見ていくことになりそう。大きい病院だと勤務時間にかかるので避けたいのだが、落とし所として朝一番の予約確保と前の話でまとめてもらった。

処方された薬

以下が今回処方された薬。
まずは強めの薬から様子を見ていく感じ。

●飲み薬
 
・プレドニン錠5mg 1回2錠 朝・昼食後
 ・タケキャブ錠10mg[消化器用剤] 1回1錠 朝食後
 ・レボセチリジン塩酸塩錠5mg「トーワ」 1回2錠 就寝前

●塗り薬(混合調剤)
 ・プロペト 250g
 ・クロベタゾールプロピオン酸エステル軟膏0.05%「イワキ」 50g
  1日2回めど身体にべったり塗る

薬手帳に全部薬情報は載っているが、「くすりのしおり」というサイトにも載っているので、参考にしたいかたはどうぞ。

所感

とりあえず、現状の状態を的確にわかるようになったのは大きい。
少し長い闘いになりそうだが、良くはなるとのことなので、気長に治療に励むとしたい。まぁ、診療代と薬代やケアのためのガーゼや包帯などで医療費がかさむがそれは来年確定申告の際に医療控除をしっかり申請できるようにしとけばよいかなと思っている。

次回からは通院したといの経過及び処方薬などになるので、短くなる予定。

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