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1754回目:そのくらいじゃ変わらない

失敗して不良報告書を出す
プロセスには多くの学びがあります。

むしろ、不良報告書をまったく
書かないような社員は心配です。

時には「チャレンジしていないでしょ」
と小言を言うこともあります。

ダイヤ精機の代表取締役
諏訪貴子さんが昨日の日経新聞の
記事で語っていたことです。

メディアでもよく取り上げられて
いる方で、マネジメントについて
話をしている記事を何度も
見かけたことがあります。

実施にどのくらい失敗が許されて
いるのかはわかりませんが、

少なくとも不良報告書を出すこと
自体は悪いことではないと
されているのでしょう。

もちろん、同じ人が同じ案件で
何度も提出することは許されない
のでしょうけれど。

「失敗を許す文化」
「挑戦を推奨する風土」
などと言いますが、

年に一度、半年に一度、
四半期に一度などにメッセージを
発信するくらいでは、
組織の文化が変わるとは
思えません。

自分個人を振り返ってみたって、
年に一度、半年に一度、
四半期に一度、

たとえば「運動する習慣を!」と
宣言してもそうにはならない
ことは容易に想像できます。

先日読んだ『熱くなれ 稲盛和夫
魂の瞬間』で紹介されていた
稲盛さんがJAL再建に取り組んだ時、

幹部に向けた研修を17日間
実施したというエピソードが
紹介されていました。

JAL側は2日間くらいだろうと
思っていた。

参加者も最初のうちは乗り気では
なかったけれど、段々と意識が
変わっていったといいます。

どんな17日間だったか、詳細は
書かれていませんでしたし、

むしろ17日間だけで変わったのは
すごいことでは。

経営破綻したという状況にあって
危機感があったからだと思います。

そのような危機感がない中で
文化や習慣を変えようとするのは
どれだけ言い続ける必要があるのか。

毎日こうして書いている時間を
活用しながら、つけたい習慣、
変えたい習慣について
自分に言い聞かせていきます。

【今日のまとめ】

変えるために言い続ける。


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