1661回目：決めれば生産性が上がる

いつの頃からか、
日本経済回復のために
生産性を上げることが
重要だとしきりに言われる
ようになりました。

でも、具体的に何をどうすれば
生産性が上がるのかということは
新聞などでもあまり書かれていない
ような気がします。

昨日、アメリカに赴任している
友人と話していて、

物事を決めるだけで生産性が上がる
のではないかと思いました。

彼女の職場では、17時になると
みんな退社するそうです。

彼女の仕事時間は
日本にいた時の半分くらいになった
と言っていました。

アメリカでは一つの会議で
こちらの決断がなされ、
次のアクションに移れるから
 残業しなくても仕事が回る、と。

一方、日本で行われる会議では、
どうしようかと悩んだ挙句、
誰々にも聞いてみようとか、
持ち帰って再検討しようという
話になりがちで話が進まない。

もちろん会社によっても
違うでしょうが、
結構よくあることではないか
と思います。

石橋を叩いて渡るのではなくて
石橋を叩き続ける感じ。

どう考えても、そんなに問題には
ならないだろうと思うような
ことですら、完璧にしたがる。

全て想定できることしか
起こらないのであれば、

正解が見えますから
100点を取ることも
できるかもしれません。

ところが、この前提が
成り立たないと分かっていても
なお完璧を目指していると
見受けられることがある。

いつまでも行ったり来たり
逡巡していると

最初は「こうしてみたら？」と
周囲は色々提案したとしても

そのうち「なんでもいいから
決めてくれ」と思うように
なります。

よっぽど重大な問題が
起こりそうなことでなければ、

とっとと決めて、
次にやるべきことに
注力した方がいい。

そうでないと、
抱えている案件が
増えるばかりです。

決めるだけで生産性があがる、
少なくとも何度も同じ案件で
会議をする必要は無くなると
思うのですが、

みんなが決められるように
なる仕組みはないですかねぇ。

同じ案件で何度も会議をすると
給料がさがることになったら、
みんなとっとと決めたくなる
でしょうか(笑)

決めることもストレスがかかる
かもしれませんが、
決めない方がストレスが蓄積
され続けるのでは。

みんなが決めたくなるような仕組み、
考えられたら最高です。

【今日のまとめ】

決めるだけで、
生産性があがる。