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1747回目:『熱くなれ 稲盛和夫魂の瞬間』

稲盛和夫さんを直接知る13人への
インタビューと、稲盛さんが講演で
語られた話などを元に書かれた本を
読みました。

この本のインタビューとライティングは
上阪徹さん。3日前に読んだ本の著者、
そしてブックライター塾でお世話になった
先生です。

昨日から読み始めていましたが、
今日、コーヒーとカフェラテが
お変わり自由のミスタードーナツで
2時間半かけて残りを読みました。

ただひたすらに、自分のあり方、
姿勢を考えさせられる本でした。

以下、稲盛さんだけでなく、
インタビューを受けた方の言葉も
入っていますが、

気になったところをひたすら
抜粋して挙げていきます。

ーーーーーーーーーーーーーー

結局は入った会社、自分が
与えられた仕事を、自分から
好きになる努力をすることが、
人生にとって大切

「何がなんでも」です。
これにはエクスキューズが
ないわけです。

それがチャンスに見えるか
見えないかということは、
どのくらい根を詰めて物事を
考えていたかどうかで決まる

思いが条件反射になるほど
潜在意識の中に凝り固まり、
それが口をついて出てしまう。
潜在意識になることで、
執念や忍耐力というものが生まれ、
飛躍をもたらしていく

ひとたび「10%の利益を
あげなければならない」と
深層心理で思うようになると
10%を下回る世界では
「居心地」が悪くなる

人工衛星を打ち上げるときと
同じようなすざまじいまでの
エネルギーを注ぎ込むなら、
劇的に「住む世界」を変える
ことができます

すべてが情熱を中心にして
後からついてきたもの

企業と社会とは別なんですよ。
混同したらダメ

勇気をもって事に当たる

2日程度の教育では、教育の
内容がしっかりと心に根づいて
いくことは難しかった

最も普遍的な「人間として何が
正しいのか」という価値観を
ベースとして、
自分の部署、自分の出身母体にとって
「何がいいのか」というのではなく、
「KDDIにとって何が正しいのか」
という判断価値を持ち、毎日の業務を
遂行していく

これはしんどくて時間もかかりそうで
大変かもしれないというところから
逃げて、こっちのほうがいけそう、
とやっていると「バカたれ」となる

役に立ってなんぼ

半年ぐらい自問自答を繰り返し、
ようやく自分の動機は善であり、
そこに一切の私心はないことが
確信できました

「ここに花が存在している」という
よりは、「存在が花している」

素晴らしい才能を持っているとすれば、
その素晴らしい才能というものは、
あなたのものではないのです。
それは「社会のためにつかうように」と
預かったものなのです

執行役は執行分野をしっかり
やらんといかん。でも、それだけやない。
それをやっている人間が集まって、
みんなでいい会社にするにはどうしたら
いいかを考える。

会社をつくっていただいた昭和34年

人助けをする、善きことをしてあげる
「愛の輪」「善の輪」をもっと広げて
いきたい

自我をなくせということではないんです。
どうリミットを効かせていくか

どん底みたいな経験をしたところから、
やっぱり自分が変わり始めた

(ここまで)

自分の業務に直接関わるような
箇所も挙げましたので、

ここだけ読んでいただいても
「なるほど、確かに」とピンとこない
ところもあるかと思います。

なかなか同じ本を読み返す機会が
ないので、FBへの投稿で「過去の思い出」
として1年後に表示されることで
思い出せるよう、ひたすら書いた次第。

問題は、どれだけ実践できるか
ということ。

この本でインタビューされた方も、
実践することは厳しい、という
話をされています。

間近で実践されている稲盛さんと
接していてもなおそのように
思われるのです。

そうでないのに実践し続けよう
とするのは、どれだけの厳しさに
なるのか。

全く想像できませんが、
やはりできることを一つずつ
やっていくしかありません。

【今日のまとめ】

「人間として何が正しいのか」


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