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1744回目:『彼らが成功する前に大切にしていたこと 幸運を引き寄せる働き方』

上阪徹さんの新刊を読みました。

この本の帯に
「成功者3000人に学ぶ
仕事と会社の選び方」
と書かれています。

大企業の社長やベンチャーの創業者、
スポーツ選手、タレントさん等々
これまで3,000人以上の方への
インタビュー実績のある上阪さん。

Amazonの紹介を一部抜粋します。

(ここから)
彼らに共通していたのは「偶然の出会いを
大切にした」ということだ。
しかし「偶然」は、待っているだけでは
やってこない。外を歩き回っているうちに
突然出くわすことが多い。

どうすれば「天職」に出会えるのか。
本当の仕事選び、会社選びとは何なのか。
3000人の成功者は何を語ったのか。
働くことの本質を探る。
(ここまで)

これに続く目次を読むだけでもためになる。
(ボリュームが多いので、ここで紹介は
しませんが)

これまでに何冊かキャリアに関する本を
読んできました。

そういえば、知人が著者だった本で
私のエピソードが紹介されたもの
(デフォルメされてはいましたが)も
ありました。

それも含めて、基本的には
やりたいこと、好きなこと
得意なこと、嫌いなことを
洗い出していくことが求められて
いました。

中には、ワークシート付の本も
ありました。

ですが、今回の上阪さんの本は
まったく違うアプローチです。

先ほど挙げたAmazonの紹介の通り。

むしろがっちり自己分析して
やりたいことを決めて、
そこに目指して行くというよりも、
偶然を活かして進んでいくという
考え方です。

決して、これがやりたい! と
いうことを否定しているわけでは
ありません。

ただ、やりたいことを決めて
一途にそこを目指すことは
自分の可能性を狭めてしまうことにも
なりかねない。

どんな会社か、どんな仕事か
どんな職場かは実際にはやってみないと
わからない。

しかも世の中には知らない業界、
知らない会社、知らない業務が
山ほどある。

そういう状況において、
はたして「これだ!」と
決め切ることが本当によいのか。

成功という言い方なのかは
若干疑問に思うところも
ありますが、

それぞれの業界で活躍している
方たちが、偶然の重要性を
共通に語っているのは事実です。

目の前の仕事に全力を尽くしていると、
それをきっかけとして新たな仕事を
いただくことにつながり、

それが経験となってさらに新たな
仕事の声がかかるという、好循環。

シンプルに憧れます。

短期、中長期にどういう仕事を
したいのかキャリアビジョンを
明確にしろ、

そうでないと、異動に向けた
サポートもできない

と上司から言われたという話を
聞くことがあるのですが、

むしろ上司の側がそのメンバーの
得意なところは何かを指摘して
偶然の機会を与えるような
考え方もあるのではないか、と
いう気もしました。

とはいえ、やりたいことではない
という理由で短期間で転職する
ことも間々あるわけで、

上司としても、辞められてしまう、
もしくは恨まれるような人事は
したくないわけですから

明確なキャリアビジョンを
求める気持ちもわかります。

対上司としてその準備はする
としても、自分自身では
制限しすぎることなくいたいと
思います。

とはいえ、アラフィフですから、
20~30代のように振る舞うことは
ありません。

四半世紀の社会人生活で
それなりにしてきたことも
あるわけですし。

とはいえ、まだ先を諦めることなく
目の前のことに尽力し、新たな
可能性のチャンスは狙っていきたい
と思います。

【今日のまとめ】

目の前のことに尽力し、新たな
可能性のチャンスを狙う。


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