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1778回目:「それはあなたの未来ではないでしょう」

一週間ほど前の日経新聞に
韓半島未来人口研究院、
イ・インシル院長が

韓国の少子化について語る記事が
出ていました。

最後を締め括るイさんのコメントが、
考えさせられるものでした。

(ここから)
韓国は世代間の葛藤も大きい。
中高年の人々は若者にあれこれ
言いがちだ。

でも私は「それはあなたの未来では
ないでしょう」と言っている。

不確実な未来は今後を生きる人たちが
考え、決めることが筋ではないか
(ここまで)

日本でも、中高年が若者に向かって、
苦言も期待も、あれこれ言うのは
よくあること。

でも、確かにそれは「あなた」の
未来ではない。

世の中のいろいろなことを
決めているのは、中高年たち。

ですから、
未来を生きる若者たちが
今の中高年が決めたことの
責任を取らされる形には
なってしまう部分はあるでしょう。

そうであるからこそ、
中高年たちはますます若者の
ことを考える必要があるのでは。

ところが、この記事にも
書かれていましたが、

中高年は自分たちの成功体験から
抜け出せず、考え方を変えることが
できない。

考え方を変えなければ、という言葉。

少子化についての議論では
毎回出てくるものですし、

それいがいのところでも
しょっちゅう聞きます。

ですが、自分もそうですが、
考え方を変えるのって、
簡単ではない。

というか、よっぽどのことが
無い限り無理なのでは、とすら
思ってしまいます。

だからこそ、20年以上前から
言われている少子化に歯止めが
かかっていないということも
あるのでは。

だとするなら、もう、考え方を
変えるのは諦めて、
若者に任せたらどうなのか。

別に少子化の話について
言っているのではありません。

中高年の我々が、若者にあれこれ
言いたくなったら、

若者自身がどうしたいか、
どうすればよいと思うかを
考えさせて、決めさせた方が
よいのでは。

子どもを持つ親として、
口を出すべきところもあるとは
思っていますが、

あれこれ言うべきではないところ
との線引きを意識しておく必要が
あると思いました。

【今日のまとめ】

それはわたしの未来なのか。


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