1654回目:速けりゃいいってもんじゃない
人に聞く前に、自分の頭で
考えるかどうかで、
その後の成長に差が出る。
あくまで私の過去の経験からの
ことではありますが、
自分で考えることなく
人に聞いてしまう人は、
「こうすればよい」という
部分だけで満足しがち。
「なぜこうするのか」という
理由まで踏み込まない。
もしくは聞いても覚えていない。
覚えているか否かは、記憶力の
問題もあると思いますが
いったん自分で考えるという
手間をかけている人は、
仮説を立てるために理由が必要
ですから、自ずと「なぜ」まで
考えていることが多いのでは。
そのため、なぜ、の部分まで
定着しやすいのでしょう。
ひとつひとつのことだけを見れば、
「こうすればよい」がわかれば
問題ないようにも感じます。
ですが、なぜそうするのかという
背景の部分まで抑えていないと
応用がきかない。
これが問題です。
誰もが忙しい中では、
目の前のことに早く対処する
ことが求められます。
処理が速いことはよいことです。
業務によることではありますが、
まったく同じことの繰り返し
ばかりという仕事でなければ、
応用がきかないのは致命的です。
その場に相応しい臨機応変な
対応ができないのは困ります。
臨機応変ではなく場当たり的な
対応になりかねない。
なぜそうするのかを考え、
理解しておくことを
大切にしていますが、
久しぶりに優秀な若手と
話をしていて、
こういうことだよなぁと
再確認しました。
瞬発力がよいことも大事ですが、
一瞬止まって考えることを
忘れてはいけないと、
せっかちな自分に言い聞かせました。
【今日のまとめ】
処理が速いのはよいが、
考えることがなくて速いなら危険。
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