見出し画像

1663回目:前提として「できない」

できない言い訳や、他者の批判から
自分を守るためではなく、

決断して行動できる人間であるために
自分は完璧にできるわけではない
ことを理解しておきたい。

昨日一昨日と、失敗を恐れるために
決められないとか、行動できないとか、
息苦しく感じてしまうことについて
書きました。

絶対に完璧な正解はないと
頭では分かっていても、
そうであろうとしてしまっているの
かもしれません。

つまり「できること」が
前提になってしまっている。

だからできないことに対して
言い訳をしたくなるし、

できなかった時に、周囲から
批判されるのを避けたいという思いで、
本当はできると思っているのに
自分はできないからと言って
みたりする。

もしそういうことがあるとしたら、
何かができるということに対して
自信がないというのではなく、

できない自分を認める自信がない
ということなのかもしれません。

自己受容と言っても、現状認識と
言ってもよいと思いますが

外部に対する言い訳や、外部から
自分を守るためではなく、
自分自身に対して、素直に、できない
と認める。

そうすることで、できない自分でも
できることに目を向けられるように
なるのではないか。

できないのはしょうがないよね、
という前向きな諦めによって、

ようやく重い腰をよっこいしょと
あげて前に進もうという気になる
ような気がしています。

私に受容という前向きな言葉は
ピンとこないので、
「どうせできない」とか
「できないから、仕方ない」という
一見後ろ向きな言葉を使いますが、
あくまで前向きな諦めです。

できない自分だけど、やりたい。
できない自分だけど、変わりたい。

そんなふうに思うから、
ではどうする?
と考え始められるようになる。

できないのにできるという前提で
方法を考えていたら、うまいやり方が
見つかるとは思えません。

どうすればいいかわからないくて
思考停止に陥り、行動できずに
固まってしまいそうです。

正しい前提として、
完璧にできるわけではないという
理解をもっておく。

だからといって、卑下するわけ
ではありません。

良い悪いという評価をすることなく、
事実として完璧ではないと知っておく
ということです。

何か仕事に取り組む時には
前提条件を把握することが重要だと
分かっていても、

自分自身のことになると
無意識のうちに感情やプライドが
邪魔をしてしまって

自分がどんな前提条件で物事を
考えているかを見えにくくして
しまっているのかもしれません。

自分自身に対して本気でそう思って
いるのか、 それとも外部の目を
気にして思っていることなのか。

胸に手を当てて考えながら、
思考停止や行動停止にならないように
注意したいと思います。

【今日のまとめ】

自分は完璧にできるわけではない。

それは本当に自分自身に対して
思っていることか。

周囲を意識して思っていること
ではないのか、自問自答する。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?