疑問を持ち声に出す。それを質問と云う。

その際、あえて反対意見や批判的な意見をぶつけてみることもあります。とても勇気がいることですが、「挑戦的な質問」を投げかけることで、相手の本音や人間性が垣間見えることがあるのです。まずは問題意識を持つことが第一歩です。

自分がまだギリギリ20代の頃。銀行主催の懇親会に出席したことがあります。その中に、メルシャンだったかな?ワインのメーカから派遣された講師の方がお話しするワインの勉強会のような講座が1本入っておりました。一通りお話しが終わった後の質問タイム。まっさきに、自分は次の質問を投げかけました。「肉に合う"白"は無いのでしょうか?」まぁ、想像はしておりましたが、それ以上に会場中、大爆笑。。。「肉には、"赤"しかないだろ?そんなこともしらんのか?」と云う嘲笑の渦でございました。そしたら、なんと、講師の方がお答えしてくださりました。

肉は赤、魚は白などと云うルールは、ありません。そもそもの始まりは、マリーアントワネットが、「肉は赤、魚は白が合うのぉ。」と宣ったのが始まりだそうです。だから、必ずそのルールに縛られる必要はないとのことです。ただ、実際に肉は赤、魚は白が合うのは事実なので、敢えて、肉に白を合わせることになると、肉の味に負けないぐらいの相当なテイストを選択することになるそうです。

一通り講師の方の説明が終わると会場中、お通夜のようにシーンと静まり返ってしまいましたw私は、内心ほくそ笑んでいたのは云うまでもありませんがwww

世界は刻々と動いています。それがニュースとなって駆け巡ります。「何が起きているのか」「その背景にあるものは何か」。自らの想像力を働かせて、自らの頭で世界を読み解くためのトレーニングをしてください。

 その第一歩はまず疑問を投げかけること。愚かな質問などありません。あるのは愚かな答えだけです。決していまからでも遅くはありません。

聞くは、一時の恥。聞かぬは、一生の恥と云うお話しでした。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO34882790R00C18A9TCL000/

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