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WR 13 山﨑晴喜(3年)

人生における出会いというものは全て必然らしい。どこかの科学者が言っていた。

僕はSNAILSの中で数少ない経験者の一人だ。
高校でアメリカンフットボールと出会い、魅せられてた。

中学時代は努力をあまりせず、常に控えのファースト。

そんな自分とは人が変わったように練習に打ち込んだ。
それが楽しかった。一番充実した生活だった。
しかし努力もむなしく3年生の春初戦敗退。
ただ悔しかった。やってきたことは間違っていたのか。
何日たっても心からモヤモヤが消えない。
そのとき大学でもアメフトを続けよう、そう思い受験勉強を始めた。

親との約束で国立に合格できたときのみアメフトを続ける、そういって受験したのが東京学芸大学。
正直なところどういう大学なのか知らなかった。

合格発表の日屈強な男たちが雄叫びをあげていた。

「合格したぞー!」
「うぉぉぉぉぉ!!!」

Webで発表を確認せずに大学に来た。落ちていたら祝われることなく帰ることになるのかと数時間前の自分を恨む。
結果は合格だったが、安堵したのも束の間近くにいたアメフト部員に着ていた服を指摘された。

「ペイトリオッツじゃん、アメフト好きなの?」

聞かれるがままに「はい」と答えるとアメフト部のほうに連れていかれた。

そこから新歓でお世話になるたびに高校の時の話など親身になって聞いてくれる先輩方の人柄に惚れていった。
話していく中で昨シーズンの話を聞く。
前年度一部から二部に落ち復活のシーズンになるという。
高校時代、不完全燃焼に終わった僕にとってぴったりだった。
入るしかなかった。

はじめはただアメフトが好きでアメフトがやりたくて入部しようとしたが、先輩方の人柄や部活の雰囲気、環境に魅力を感じ、ここでなら4年間本気になれる。ついていきたい。そう思い入部した。

たまたま学芸を受験し、たまたま活発なアメフト部があったこの出会いは必然だったに違いない。

大学生活をどのように過ごすかは個人の自由だ。ただ充実した大学生活を送るため、今一度自分自身を見つめなおしては如何だろうか。
何事においても努力する自信がないのならあきらめればいい、ただ自分に自信がないのなら挑戦してみてはどうだろう。
きっと後悔しない。
勇気ある一歩が実りある大学生活へと導いてくれるだろう。

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