蒼い紫陽花に想う

画像1 通勤でよく通る道の端に、きれいな青い紫陽花が咲いていました。形は普通の手毬型だけど、柔らかな青の小ぶりな花びらがとても好きでした。スマホで何度か写真を撮ったけど、スマホの写真は柔らかな青色がうまく写せなくて、カメラならどうかなと思ってある日デジイチを持って出社。(重くて普段持ち歩くのは気が進まなかった)日がのびていたので帰りに写真を撮ってみた。
画像2 いくら日がのびたと言っても帰りがけ。薄暗がりに咲く紫陽花を、やっぱりうまくは写せなかった。来年の紫陽花の季節、またこの子に会えるかわからないので、できればきれいに撮りたかったな、と思う。でも、肉眼で感じるブルーをその通りに撮るのは難しいだろうな、とも思っていたから、なるべくしっかり覚えておこうと、結構長い時間その紫陽花を眺めていたよ。
画像3 人間同士でも、私の見ている青と誰かが見ている青が同じとは限らない。だから綺麗と思っている私の青は、「私だけのもの」かもしれない。写真は「同じかどうかわからない」を齟齬なく共有するための機能もあるな、とふと思う。ただデジタル写真はデバイスやモニターによっても色は様々だから、「プリントする」の意義はその辺にもありそう。でもまあ、日常ではそこまでこだわる必要も無いから、さくさくネットで写真をアップするけど。という事で、やっぱり「この青」は私だけのもの、という訳の分からない結論になるのでした。

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