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総合商社の就活〜虎の巻〜

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元商社パーソンとして世界規模のトレード・投資に携わりました。 約10年間の勤務経験の中で、日本と駐在地での本業の側、新卒・中途採用に面接官として関わった経験があります。 本社… もっと読む
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#面接対策

総合商社内定に効く「軸」の定め方

これまでの記事(「商社志望動機の落とし穴」や「商社でハマる自己PR」)では、「本来商社入社の真の動機はビジネスを実現するための努力を生涯し続けたいからであるべき」、「集団の中での自分の貢献の仕方やそれに向けた努力を論旨にすると、ご自身の経験、自己PR、志望動機が一気通貫したものになる」とお話しして参りました。また「信頼を得る上で、相手の立場を理解する(=客観的に自他を認知する)力が欠かせない。それは商社がさまざまな形で信頼を売り物にしているからだ」ともお伝えしています。 今

総合商社でハマる自己PR

今回は、商社面接で自信を持って話せる自己PRを、面接官の立場から分析したいと思います。 私が就活時代に、商社への就活準備で一番悩んだのは志望動機と自己PRでした。商社の事業があまりにも幅広く、この事業でこんなことがやりたい!と言えるほど、過去の経験にリンクしたものもなかったので、商社環境・商社パーソンへの憧れというざっくりした動機しかありませんでした。 自己PRも同様に難しかったです。人は強みや良さをいくつも持っているし、自分はこんな人です、って一言で言い切れるほど単純で